仮想通貨の自動売買アルゴリズムについて茨城大学との共同研究を発表

株式会社onetapのプレスリリース

AIや人工知能を活用した仮想通貨の自動売買アルゴリズムについて、茨城大学と株式会社onetapが共同研究・共同開発を発表。仮想通貨は複数の取引所で24時間365日相場が動いているため自動取引などのシステムトレードが求められています。仮想通貨の運用がより手軽かつ上手に扱える未来に向けて開発を進めます。

株式会社onetap(本社:東京都港区、代表取締役 武田 義基、以下「当社」)は、このたび国立大学法人茨城大学と、仮想通貨資産の運用を補助するサービスの品質向上に向け、共同研究・共同開発を開始致しました。 本共同研究では、同大学大学院理工学研究科機械システム工学領域の鈴木智也教授及び複雑データサイエンス研究室と当社が、仮想通貨資産の運用成績改善に向け、革新的な運用モデル・アルゴリズムの研究および開発に取り組みます。 

 ・背景と概要 
仮想通貨市場の急激な成長を背景に、国内外問わず多くの方々が仮想通貨を保有するようになりました。国内では公開ベースで既に350万以上の仮想通貨交換所の口座数があります。その一方で、仮想通貨の市場の特性である「24時間365日マーケットが動いている」「ボラティリティが激しい」などの理由から、保有者にとって仮想通貨資産は未だ運用が難しい・保有しても損をしてしまうといった課題が残っている状態です。 これらの課題解決のため、当社は、仮想通貨資産の運用をサポートするソフトウェア・AI・アルゴリズムの開発などを茨城大学と行います。 
鈴木智也教授は機械学習・人工知能・金融工学など実践的なデータサイエンスに従事され、仮想通貨資産以外の金融資産の運用モデル・運用手法などの研究をおこなっておられます。既に弊社のサービスは国内外の38の仮想通貨取引所とAPI連携が可能となっており、一定の利便性がございますが、今回の共同研究を経て、すべての仮想通貨投資家がより一層仮想通貨資産の保全や運用に関して悩むことのない未来の実現を目指します。 

 ・鈴木教授のコメント 
「膨大な仮想通貨 (暗号資産) が複数の取引所で24時間売買されており、常に人間が監視するのは不可能である。したがってプロアマ問わずAI等の自動売買アルゴリズムが所望され、流動性の観点からもマーケットの健全性を担保できる。しかしFXや株取引においては個人投資家向けサービスが提供されているものの,仮想通貨のアルゴリズム取引においては株式会社onetapが提供するスマートフォン用アプリConinTraderが国内稀有な存在である。仮想通貨は一時の流行を過ぎたが、セキュアな海外送金やキャッシュレス経済を牽引する重要なFinTechの一つであるため、このまま消滅を許すのは得策ではない。そこで公平かつ魅力ある仕組みを通じて高い流動性を実現すべく、金融工学の観点からも合理的な自動売買アルゴリズムを多数開発し、投資家自身が選択もしくはカスタマイズできるプラットフォームを提供する。」  

・弊社代表取締役CEO武田のコメント  
「仮想通貨資産の取引データはAPIによって非常に扱いやすく、かつ豊富に揃っているので、AIやテクノロジーによる運用と非常に相性が良いことが期待されています。そこで、AIや機械学習など金融の領域で先進的なテクノロジーを駆使されている鈴木教授および複雑データサイエンス研究室の皆様と協力することで、まだ見ぬ仮想通貨領域でのAIを駆使した機能・サービスの開発を行い、仮想通貨資産がより身近なものになる社会の実現を目指します。」 

・株式会社onetapについて 
名称 :株式会社onetap(onetap, Inc.) 
所在地 :[本社]〒106-0032 東京都港区六本木 4-2-45 高會堂ビル2F 
代表者 :代表取締役社長 武田 義基 
事業内容:株式会社onetapは「Empower people with onetap」のビジョンのもと、仮想通貨資産をより手軽に、安心して運用できるソフトウェアやサービスの開発に取り組んでいます。  
設立年月日:2015年5月7日 URL :http://onetapinc.jp 

・茨城大学大学院理工学研究科教授 鈴木智也について  
【プロフィール】 新潟県新潟市生まれ。IFTA国際検定テクニカルアナリスト(MFTA)。平成17年東京理科大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。同年東京電機大学工学部電子工学科助手。平成18年より同志社大学工学部情報システムデザイン学科専任講師。平成21年より茨城大学工学部知能システム工学科准教授を経て、平成28年より同大学教授。さらに平成29年より大和証券投資信託委託(株)クウォンツ運用部特任主席研究員、平成30年よりCollabWiz株式会社代表取締役を兼務。 研究分野は、時系列解析・テキスト解析・機械学習・人工知能・金融工学など実践的なデータサイエンスに従事。電子情報通信学会、人工知能学会、日本テクニカルアナリスト協会、日本証券アナリスト協会各会員。