インターネット銀行事業開始から4年目の本年を「第二創業期」と位置づけ中長期の事業戦略を公表

GMOあおぞらネット銀行株式会社のプレスリリース

 GMOあおぞらネット銀行株式会社(以下、当社)は、2021年7月17日をもって、インターネット銀行事業開始から4年目を迎えます。2018年の事業開始以来、「すべてはお客さまのために。テクノロジーバンクNo.1を目指して」をビジョンに掲げ、「銀行×IT」のシナジーを生かし、お客さまのニーズに寄り添ったサービス・ソリューションを提供しております。特に、システム開発を内製化している強みを生かした安価な手数料や、UI・UX(*1)の良さ、銀行APIラインアップの充実などをご評価いただき、現在、創業間もないスモール&スタートアップ企業を中心とした法人のお客さまのご利用が急伸長しております。

 当社は、中長期の戦略として3つの大きな柱、「1.スモール&スタートアップ企業向け銀行No.1」、「2.組込型金融サービスNo.1」、「3.テックファーストな銀行No.1」を掲げ、本年を「第二創業期」と位置づけます。技術力という強みを武器に、法人のお客さまへ革新的なサービスを提供し、“お客さまのビジネスの成長=当社の成長”として、共に成長する銀行であるべく、当社一同、新たなシステムの開発や、サービスの提供などに向けて邁進してまいります。

(*1)
UI・・・ユーザーインターフェースの略で、Webサイトのデザインや検索機能など、ユーザーとの接点のこと
UX・・・ユーザーエクスペリエンスの略で、ユーザーが製品やサービスを通じて得られる体験のこと
 

  • 【中長期戦略における3つの柱】

 

  • 【2021年度 新規開始予定サービス】

 これまでご提供している法人のお客さま向けサービスの改善、改修を行うと共に、中長期戦略の3つの柱を実現するため、今年度は次の新サービスの開始・拡充を予定しております。

その1:法人口座への新サービス追加・拡充
 「起業するなら、この口座。」というキャッチフレーズで、当社法人口座を開設されるすべてのお客さまに利便性の高いサービスを提供いたします。提携企業の優良なサービスをオトクに使えるとして現在ご好評いただいている「ビジネスサポートサービス」において、提携企業をさらに増やし、より一層法人のお客さまのビジネスをご支援いたします。
 加えて、下記の1)10万円の少額融資「あんしん10万円」を付帯(*2)  2)他金融機関の入出金も一元管理できる「入出金アプリfreee 入出金管理with GMOあおぞらネット銀行(*2)」の2つのサービスを新たに提供することでスモール&スタートアップ企業の創業期にありがちな「ちょっと」を支えます。 
(*2)ネットバンキングでのお申し込みが必要です。

1)少額自動立替「あんしん10万円」(2021年7月12日(月)サービス開始予定)
 当社法人口座開設時またはインターネットバンキング上でお申し込みいただくだけで、融資審査書類不要で10万円の融資枠を標準装備します。ビジネスデビットカード利用時や、口座振替時に残高不足となることがあっても、この10万円の融資枠から支払うことができるため、創業期の慌ただしさで資金移動をうっかり忘れてしまったなどの「ちょっと」にお役立ていただけます。
 また10万円の少額融資だけでなく、本年度は、オンラインで審査・申込が可能な新たな極度型ローンの開始も予定しております。現在提供中の「GMOあおぞらビジネスローン(freee会員向け)」や、「GMOあおぞら立替払い」、「GMOあおぞらスピード払い(ファクタリング)」など、お客さまのビジネスステージに合わせた各種「資金調達」支援により法人のお客さまの成長を支えてまいります。

2)資金繰りを見える化する「入出金アプリfreee入出金管理 with GMOあおぞらネット銀行」
(2021年7月12日(月)サービス開始予定)
 当社だけでなく、他金融機関の口座も一元管理できるアプリを無償提供いたします。お使いのパソコン、もしくは専用アプリから、他金融機関のインターネットバンキングにログインしなくても、すべての取引銀行の口座残高や入出金明細が一元管理できるようになり、法人のお客さまの残高管理や資金繰り管理をサポートいたします。

その2:かんたん組込型金融サービス
 2021年注目のキーワードとして、「エンベディッドファイナンス」という言葉があります。2020年1月にアメリカの著名VCが書いたブログに登場したことから、徐々に広まったとされるこの言葉ですが、日本では「組込型金融」や「埋込型金融」といった言葉で紹介されています。アメリカやイギリスなどではすでにこの「エンベディッドファイナンス」の概念に基づいたサービスが始まっていますが、日本ではまだあまり見かけないサービス形態です。
 今回の第二創業にあたり、既存サービスの進化と、新たなサービスの投入により、日本の組込型金融サービスのリーダーシップを担ってまいります。

1)「かんたん組込型金融サービス」への進化
 当社ではこれまで「API連携サービス」や「プラットフォーム銀行サービス」という名称で提供してきたサービスを「かんたん組込型金融サービス」と名称変更し、お客さまのビジネスニーズに適したサービスを提案するサービス体系に進化いたします。テクノロジーバンクを標榜する当社の元には、お客さまから一般的な銀行にありがちな為替、預金、融資に関するお問い合わせだけではなく、金融・決済の高度化、効率化に関するお問い合わせをいただくことも多く、当社では営業担当者やシステム担当者を自社で抱え、お客さまをお待たせすることなくスピーディーに回答、ご提案しております。この体制をさらに強化し、事業者の業歴や事業規模に関わらず、お客さまのビジネスに契約企業137社超(2021年6月末時点)を誇る銀行APIや、専用カード、専用支店などの豊富なラインアップから、お客さまのビジネスに必要な銀行機能を組み込んでいただけるよう、お客さまへのご提案を強化してまいります。お客さまは本サービスのご利用によりこれまで人的リソースを割いていた経理作業の負担削減や、新たなビジネスモデルをご検討いただくことが可能となります。

2)デジタルビジネスガレージ「ichibar(イチバー)」 (2021年夏開始予定)
 これまでも組込型金融サービスへの導入障壁を下げる取り組みとして、国内銀行初となる常時開放しているAPI開発のテスト環境「sunabar(スナバー)-GMOあおぞらネット銀行API実験場-」(以下、sunabar)を無償提供していますが、新たなデジタルビジネスを検討している企業や、アイデアをお持ちの起業家や学生といった幅広い方々に、銀行機能のパーツを組み込む「組込型金融」を用いた新たなデジタルサービスのアイデアを、世界中のすべての方に向けてテストする仕組み(エコシステム)「デジタルビジネスガレージ ichibar」(以下、ichibar)を提供します。
 「ichibar」は、組込型金融のアイデアの創生から市場での本番テストまでをsunabarとともに一気通貫でサポートします。

その3:テックファーストな銀行
 当社は事業開始以来、テクノロジーバンクを標榜し、お客さまに寄り添った金融·決済サービスを提供しております。「第二創業期」と位置づける本年は、法人のお客さま向けのサービスに戦略を集中し、法人のお客さま(事業者)の先にいる、サービス利用者であるユーザーへシームレスな金融接点を創出するため、「エンジニアのエンジニアによるエンジニアのため」の未来型銀行=“究極のテックバンクサービス”をご提供する銀行として、その根幹を支えるエンジニアファーストな環境を構築します。すでに当社は、業界では珍しくエンジニア比率が40%超の銀行ですが、さらに、その比率を50%にまで引き上げ、法人のお客さまのDXをサポート・促進する“黒子の銀行”としての役割を果たしてまいります。
 

  • 【GMOあおぞらネット銀行株式会社について】

 「すべてはお客さまのために。No.1テクノロジーバンクを目指して」をコーポレートビジョンに掲げ、新しいネット銀行として2018年7月に誕生しました。システム開発を内製化することで、お客さまに寄り添った金融·決済サービスをスピードをもってご提供しています。オンラインでの口座開設申込や、申込から利用開始までのスピード、各種手数料の安さ、利便性の高い資金調達サービス、銀行APIの充実などを理由に、スモール&スタートアップ企業のお客さまを中心にご利用が急増しております。今後も、テクノロジーを武器に、お客さまのビジネス成長に寄与する銀行を目指してまいります。 

 【参考URL】
法人のお客さま向けTOPページ https://gmo-aozora.com/business/
当社の資金調達サービス https://gmo-aozora.com/business/financing/
銀行API https://gmo-aozora.com/api-cooperation/
資料:GMOあおぞらネット銀行を選ぶ2つのポイント https://gmo-aozora.com/promotion/lp/gmoaozora_benefit/

【GMOあおぞらネット銀行株式会社 会社概要】
本店:東京都渋谷区道玄坂1―2―3 渋谷フクラス
代表者:代表取締役会長 金子 岳人、代表取締役社長 山根 武
資本金:172億9,003万円
設立年月日:1994年2月28日
URL:https://gmo-aozora.com/