株式会社ファミトラのプレスリリース
SOMPOひまわり生命保険株式会社(社長:大場 康弘、以下「SOMPOひまわり生命」)と株式会社ファミトラ(代表:三橋 克仁、以下「ファミトラ」)は、社会課題の一つである認知症による資産の凍結防止実現を目的とした「家族信託組成サービス」を提供するために、6月24日に業務提携契約を締結したことをお知らせします。
- 社会背景
日本にはMCI(軽度認知障害)を含めると1000万人もの認知症者が存在し、認知症は今や「国民病」であるといえます。認知症を発症すると意思能力が無くなったとみなされ、あらゆる契約の締結・解除ができなくなったり、銀行預金が引き出せなくなったりするなど、事実上、資産の凍結がなされてしまう可能性があります。世界で最も高齢化が進む日本において、今後も認知症者はますます増えていく一方であり、事前の対策が不可欠となっています。そうした事前の対策として保険と並んで注目されているのが家族信託であり、家族信託の組成により、認知症発症後にも本人の意思に従った資産管理が可能になります。
- 提携経緯・目的
SOMPOひまわり生命は、「お客さまの安心・安全・健康に資する最高品質のサービスを提供し、社会に貢献する」というグループ経営理念のもと、デジタル技術の活用や新たな事業・サービスを展開しています。その中で、認知症や介護に対する備えとして、認知症の早期発見や予防に資する商品・サービスを提供しています。認知症による資産凍結を防ぐための選択肢として家族信託制度は今後活用の増加が見込まれており、認知症への備えとしてSOMPOひまわり生命の商品・サービスと親和性の高い制度となります。
ファミトラはデジタル技術を活用し、家族信託組成サービスの低価格化を実現しました。家族信託を幅広く一般消費者へ普及することで豊かな社会の実現に貢献しています。
「認知症」に関する社会課題の解決にむけて取り組んでいる両社が協力し合い、家族信託制度を啓蒙・普及することで、これまで以上に健康で豊かな社会の実現に貢献できると考え、業務提携契約の締結に至りました。
- 提携内容
SOMPOひまわり生命とファミトラは、この度の業務提携契約の締結により、それぞれの知見に基づき、以下の取組みを行います。
1. SOMPOひまわり生命社員に対する家族信託サービスの研修
SOMPOひまわり生命の社員が家族信託制度の理解を深めることで、お客さまの課題解決に向けて家族信託制度の普及を目指します。
2. SOMPOひまわり生命代理店とファミトラの協業による家族信託サービスの案内
SOMPOひまわり生命の委託する代理店において、顧客の抱える課題に対して、家族信託制度を活用することでお客さまの課題解決を目指します。
- 今後の展開
自宅等不動産を含めると、認知症者の資産が数千万円にのぼることも多く、こうした資産の凍結を事前に回避することは、認知症発症後の資金確保の観点から極めて大きな社会的意義があります。そして、”事前に備える”という点から「保険」と「家族信託」は、認知症に対する資金問題に対しての相互補完的な対策になります。そのため、認知症保険や医療保険、介護保険など認知症に対して親和性の高い保険を提供するSOMPOひまわり生命と、低価格で家族信託を提供できるファミトラが提携することにより、顧客に、認知症問題に対する強力なソリューションを提供していきます。
SOMPOひまわり生命、ファミトラは今後も、健康で豊かな社会の実現に資するサービスの提供のために協業し、家族信託制度を普及することで、個人資産凍結防止などの社会課題解決に貢献していきます。
- 株式会社ファミトラ
教育系ベンチャー「manabo」を創業し2018年に駿台グループからのM&Aを受けた連続起業家の三橋克仁と、20年来高齢者に関心を持ちつつAIやブロックチェーン等先端領域を専門とする早川裕太が創業し、日本の「AgeTech」を推進する企業です。加えて信託法に精通した弁護士も所属するなど、IT分野および信託分野について高い専門性を有しています。
社名:株式会社ファミトラ
URL:https://www.famitra.jp/corp/
サービス:家族信託サービス「ファミトラ」https://www.famitra.jp/
メールアドレス: info@famitra.jp
TEL: (フリーダイヤル)0120-622-044(代表電話)03-3746-3553
所在地: 〒106-0032 東京都港区六本木7丁目18−18 住友不動産六本木通ビル 2F