オリックス銀行株式会社のプレスリリース
オリックス銀行株式会社(本社:東京都港区、社長:錦織 雄一)は、本日より、大東銀行に遺贈寄附特約付き遺言代用信託商品の提供を開始しますのでお知らせします。オリックス銀行として、他の金融機関に遺贈寄附の仕組みを提供する初の取り組みです。
オリックス銀行は、2021年1月に大東銀行へ遺言代用信託商品「つなぐ、エール」の提供を開始しました※1。「つなぐ、エール」は、お客さまに相続が発生した際に、お預かりした金銭を、遺言書を作成することなく、ご家族などあらかじめ指定された受取人にお渡しする遺言代用信託商品です。このたび遺贈寄附特約の追加により、福島県内の自治体や学校法人などを受取人として指定することが可能になります。
日本財団が全国の60歳~79歳の男女に実施した調査※2によると、20.5%が遺贈寄附に興味関心を持っています。一方、2018年度に相続された財産総額16兆2,360億円※3のうち、遺贈寄附された総額は約468億円※4と約0.29%にとどまります。日本財団の同調査では、遺贈や寄附に関心がある方のうち32.4%が、必要な手続きが分からないと答えています。
オリックス銀行は、今後も他の金融機関へ社会貢献のための遺贈寄附が可能な遺言代用信託の提供を進め、お客さまの社会貢献への想いの実現をサポートし、持続可能な社会に貢献してまいります。
※1 2021年1月18日プレスリリース:大東銀行による遺言代用信託「つなぐ、エール」取り扱い開始。
https://www.orixbank.co.jp/news/detail_static/pdf/20210118.pdf
※2 出典:日本財団 2020年11月調査「遺言・遺贈に関する意識・実態把握調査要約版」。
※3 出典:国税庁 平成30年分 相続税の申告事績の概要。
※4 出典:認定NPO法人シーズによる国税庁開示請求資料を参照。
■ 「つなぐ、エール<遺贈寄附特約>」スキーム図
■ 「つなぐ、エール<遺贈寄附特約>」商品概要