Finatext、デジタル保険を最短8週間で立ち上げ可能なソリューション「Inspire Express」を提供開始

株式会社Finatextホールディングスのプレスリリース

株式会社Finatextホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:林 良太)の子会社で、事業者向けにフィンテックソリューションを開発・提供する株式会社Finatext(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:木下あかね、以下「当社」)は、デジタル保険(※1)をスピーディかつ低コストで立ち上げ可能なパッケージソリューション「Inspire Express(インスパイア・エクスプレス)」を本日5月13日(木)から提供開始します。
本ソリューションを活用した保険の第1弾として、株式会社エポス少額短期保険様が本日からエポスカード会員向け保険「エポス少短 生活サポート保険」の提供を開始します。
当社は「Inspire Express」の提供を通じて、生命保険会社や損害保険会社によるデジタル保険のトライアルやPoC(概念実証)、少額短期保険会社によるデジタル保険の立ち上げを支援します。

■「Inspire Express」について
デジタル保険に必要なシステムは大きく分けて、(1)保険契約者が保険商品を申し込んだり保険金を請求したりするシステム(以下「顧客フロント」)、(2)保険会社が保険商品の登録や契約管理をするシステム(以下「管理コンソール」)、そして(3)保険商品・契約データを扱うバックエンドシステム(以下「保険基幹システム」)の3つがあります。
「Inspire Express」は、これらのシステムを極力汎用化しパッケージ化することで、デジタル保険を素早く立ち上げられるようにしたものです。当社が従来提供しているSaaS型の保険基幹システムと管理コンソール「Inspire(インスパイア)」、顧客フロントをセットで提供します。

<「Inspire Express」提供イメージ>

本ソリューションの最大の特徴は、顧客フロントのローコード開発を可能にした点です。保険商品の申し込みフォーム、マイページの契約確認や保険金請求といった共通部分をひな形化してあるため、当社のエンジニアが管理コンソールから保険基幹システム「Inspire」に保険商品データを登録すると、必要な機能がほぼすべて搭載された顧客フロントが生成されます。顧客体験向上や契約獲得に重要な役割を果たすページデザインや訴求メッセージはカスタマイズが可能です。管理コンソールも汎用型なので、ごく簡単なセットアップのみでデジタル保険の販売を開始できます。スクラッチ開発ではサービス設計から提供開始まで約4~5ヶ月を要していたものが、「Inspire Express」を活用すれば標準で約8週間に短縮できます(※2)。

さらに、先日株式会社Finatextホールディングスとの協業を発表した株式会社プレイドが提供するCXプラットフォーム「KARTE」と組み合わせ、顧客体験向上のPDCAを高速に回していくことで、新たなデジタル保険を”小さく生んで大きく育てる”ことができます(※3)。

<各種画面イメージ>
〇管理コンソールの商品登録画面
商品登録フローに沿って入力するだけで、簡単に保険商品を基幹システムに登録できます。

〇顧客フロントの保険商品申し込みページ
管理コンソールで登録した保険商品の申し込みページが、必要な機能と基本的なレイアウトが実装された状態で生成されます。デザインやメッセージはカスタマイズが可能です。

〇顧客フロントのマイページ
保険契約者が契約確認や保険金請求を行うマイページも生成されます。

■エポス少額短期保険様の「エポス少短 生活サポート保険」
◯ウェブサイト
 https://www.eposcard.co.jp/insurance/epos-ssi/life-support.html

※1 デジタル保険
申し込みから保険金請求まですべてスマートフォン上で完結するなど、利用者との接点がデジタル化された保険。

 ※2 当社の従来の保険サービス開発では、サービス設計と要件定義に1~2ヶ月、開発とテストに2~3ヶ月を要しましたが、「Inspire Express」を活用した開発では、設計と要件整理に3週間、セットアップおよびローコード開発に2週間、検証と修正に3週間の計8週間で完了します。

 ※3 「Finatextホールディングス、CXプラットフォームのプレイドと協業し、金融サービスの顧客体験向上を支援(2021年3月29日 プレスリリース)」 https://hd.finatext.com/news/20210329/

【保険クラウド「Inspire(インスパイア)」について】

「Inspire」は、次世代型デジタル保険を含むさまざまな保険商品をスマートフォンアプリなどのデジタルサービスに簡単に組み込んで販売可能にするクラウドサービスです。保険基幹システム(Inspire Core)と管理コンソール(Inspire Console)をセットでご利用いただけます。「Inspire」の活用により、事業者は生活者の困りごとにきめ細かく応える保険サービスの提供が容易になります。

1)保険ビジネスのすべてのプロセスをデジタル化するためのクラウドサービス
リード構築、契約申込受付、契約保全、保険金請求受付といった顧客接点だけでなく、保険会社や代理店側の業務オペレーションもオンライン上でスマートに完結できます。また、一部機能だけを利用して、オンラインとオフライン(もしくは従来システム)を組み合わせた顧客接点やオペレーションを構築することも可能です。

2)外部のデジタルサービスとシームレスに接続可能
さまざまなデジタルサービスと接続し、そのサービスと一体となった保険の顧客体験を実現します。接続先サービスが既にお客様のデータを保有している場合は、データを連携させることでお客様の保険契約時の情報入力を最少化できます。これにより、例えばEC、予約、情報サイトといったサービス内で「数クリックで保険を契約する」という顧客体験の実現が可能になります。

3)あらゆる保険商品に短期間で対応可能
商品・契約管理データベースを従来の保険システムとは異なるアプローチで設計しており、圧倒的な柔軟性と拡張性の高さを実現しています。具体的な事例として、このシステムを利用するスマートプラス少額短期保険株式会社の「母子保険はぐ」(医療保険+個人賠償責任保険)においては、「特約の自動切換え」や「契約期間内での被保険者追加」などの複雑な商品仕様がありながら約1か月で商品設定が完了し、オンライン申し込みを開始できました。個人契約に加えて包括契約にも対応しており、さまざまな保険商品にご利用いただけます。

「Inspire」サービスページ: https://finatext.com/solution/industry/inspire/
「Inspire」サービス資料 : https://hd.finatext.com/about/downloads/
 お問い合わせ先     : inspire@finatext.com

■株式会社Finatextホールディングス

Finatextグループは、「金融を“サービス“として再発明する」をミッションに掲げ、「金融がもっと暮らしに寄り添う世の中」の実現を目指しています。金融サービスのあるべき姿を顧客視点から見直し、パートナー事業者と共に新しい金融サービスを開発する「株式会社Finatext」をはじめ、オルタナティブデータ解析サービスの「株式会社ナウキャスト」、証券ビジネスプラットフォームを提供する「株式会社スマートプラス」、次世代型デジタル保険の「スマートプラス少額短期保険株式会社」を中心に、デジタル技術とデータを最大限活用した「生活に寄り添う身近な金融サービス」を展開しています。

会社名:株式会社Finatextホールディングス
代表者:代表取締役 CEO 林 良太
設立 :2013年12月
所在地:東京都千代田区九段北3丁目2番11号 住友不動産九段北ビル 4階
URL :https://hd.finatext.com

■株式会社Finatext

会社名:株式会社Finatext
代表者:代表取締役CEO 木下 あかね
設立 :2018年12月
所在地:東京都千代田区九段北3丁目2番11号 住友不動産九段北ビル 4階
URL : https://finatext.com/ja/