ブルームバーグの短期銀行利回り指数、IOSCO原則に準拠していることを確認

ブルームバーグ エル・ピーのプレスリリース

【ニューヨーク-2021年4月6日】ブルームバーグは、外部審査により、短期のクレジットセンシティブインデックスであるブルームバーグ・ショートターム・バンクイールド・インデックス(短期銀行利回り指数=BSBY)が、証券監督者国際機構(IOSCO)の「金融指標に関する原則」に準拠していることが確認されたと発表しました。今回の審査は独立した国際会計事務所によって実施され、最終報告書はまもなく公開される予定です。

ブルームバーグ傘下のブルームバーグ・インデックス・サービス・リミテッド(BISL)でCEOを務めるスティーブ・バークレーは、次のように述べています。「IOSCOの金融指標に関する原則への準拠は重要なマイルストーンであり、BSBYが業界のベストプラクティスを遵守していることを示しています。LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)からの移行に伴い、ローン商品にBSBYを採用する企業や金融機関が増えています。変化する規制にも常に適応する必要があるように、企業や金融機関のニーズに合ったサポートを続けて参ります」

BSBYは、ターム・ストラクチャーやシステミック・クレジット・スプレッドを含んでおり、市場のIBOR(銀行間調達金利指標)からリスクフリーレートへの移行のサポートに利用することができます。単独のレートとしてだけでなく、担保付翌日物調達金利(SOFR)のターム物レートを補完するために利用することも可能です。ブルームバーグは、2020年10月に試験運用としてBSBYの提供を開始していました。

BSBYは、前日の取引データを用いてT+1ベースで毎日計算され、米国東部時間(ET)午前8時に公表されます。 ブルームバーグ・ターミナルからアクセスでき、その後、ブルームバーグのウェブサイトにも掲載されます。 BSBY指数は、オーバーナイト(BSBYON <Index>)、1ヶ月(BSBY1M <Index>)、3ヶ月(BSBY3M <Index>)、6ヶ月(BSBY6M <Index>)、12ヶ月(BSBY12M <Index>)の5つの金利期間(テナー)から選択することができます。 BSBYの利用方法に関する詳細については、こちら(https://www.bloomberg.com/professional/product/indices/bsby/)をご覧ください。

ブルームバーグの子会社であり、ブルームバーグ公認のベンチマーク・アドミニストレーターであるブルームバーグ・インデックス・サービス・リミテッド(BISL)は、金融のベンチマークとしてBSBYを採用する予定です。同社は、BSBYに加えて、ブルームバーグ・バークレイズの主要な債券インデックス群であるブルームバーグ・コモディティー・インデックス(BCOM)やブルームバーグのグローバル・エクイティ・インデックス群を管理しています。BISL は、提供ベンチマークに対して、確固たるガバナンス体制および監視体制を設けています。また、市場のステークホルダーからバランス良く選出されたメンバーから成る BSBY に特化した監視体制も、まもなく設置する予定です。

BSBYは、当初は米国のみで提供されていましたが、英国や欧州連合(EU)を含む他の管轄地域での採用に向けて準備を進めています。

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