「不動産・住宅業界で働くFPを対象とした意識調査」調査結果

NPO法人日本FP協会のプレスリリース

日本FP協会(所在地 東京都港区、理事長 白根壽晴)は、2021年2月15日~3月3日の17日間、当協会会員であるファイナンシャル・プランナー(CFP・AFP認定者)のうち、不動産・住宅・建設業で勤務される方を対象に意識調査を実施し、1,262名の回答結果を集計、公開しました。

住宅購入や不動産運用は、人生の中でも多額の費用を要するライフイベントです。それらのイベントに立ち会うこととなる不動産・住宅といった業種において、ファイナンシャル・プランナー資格で得た知識がどのように活用されているのか、また今後の必要性について、実務に携わる方々の声が反映された調査結果となっています。

 

調査結果の概要(詳細はニュースリリース本文をご覧ください)

◆CFP資格・AFP資格を取得した目的

「仕事で活かすため」と「仕事上で必要なため(勤務先からの指示・推奨)」の合計が67.2%であり、約7割が仕事で活用することを目的としている。

 

◆CFP資格・AFP資格取得に対する満足度

CFP資格・AFP資格を取得したことの満足度は78.5%と高い結果となった。

特にCFP認定者の満足度は9割近くにのぼり、住宅・不動産業界において実用性のある資格であると察せられる。

 

◆CFP資格・AFP資格を取得したことに満足している理由

「仕事・業務に役立っている」が60.9%でトップであり、CFP・AFP資格で学んだ知識を活かし、仕事で成果を得ることに繋がっているという事例が目立つ。次いで、「自分や家族のライフプランに役立っている」が44.8%となった。

 

◆仕事上で関わることが多いFP分野は「不動産運用設計」、「相続・事業承継設計」、「タックスプランニング」が上位※

FP分野の中でも、不動産運用設計(67.1%)と相続・事業承継設計(48.4%)、タックスプランニング(41.9%)の関連性の強さが示される結果となった。

 

◆今後の不動産・住宅業界におけるCFP資格・AFP資格の必要性

「全般的に必要性が高まる」が54.4%でトップ。「一部のFP分野において必要性が高まる」のうち、相続・事業承継設計(26.4%)、不動産運用設計(24.4%)が並ぶ。

 

※FP分野とは、「ライフプランニング・リタイアメントプランニング、リスクと保険、金融資産運用設計、タックスプランニング、不動産運用設計、相続・事業承継設計」の6分野を指します。ファイナンシャル・プランナー(CFP・AFP認定者)は、専門家として必要とされるこれらの知識を収得しています。

 

《FP技能検定、CFP資格、AFP資格についてはニュースリリース本文をご覧ください》