インパクト/ESG投資ファンドGLIN Impact Capital投資事業組合1号組成のお知らせ

GLIN Impact Capital 有限責任事業組合のプレスリリース

GLIN Impact Capital有限責任事業組合 (本社:東京都港区、総務担当組合員:中村将人) は、日米のグロースステージ社会課題解決型スタートアップを対象にしたインパクト/ESG投資ファンドGLIN Impact Capital 投資事業有限責任組合を組成したことを報告致します。本ファンドは投資を実行しながら、機関投資家、事業会社、個人富裕層等から資金募集を継続し、2021年秋頃の最終クローズを予定しております。

■GLIN Impact Capitalについて
GLIN Impact Capitalは「より良い資本主義の構築」をミッションに、社会的インパクトリターン(事業が社会課題の解決へ与えるポジティブな影響の拡大)と経済的リターンに相乗効果のある事業を行う日米のグロースステージ未上場企業へ投資を行います。投資後は、投資先企業のミッションや想いに伴走しながら事業成長を支援し、また上場後に社会的ミッションを中心に据えて持続的な成長が出来る体制構築を支援いたします。

未上場企業に対してインパクト/ESG投資を行う第一世代の投資ファンドとして、蓄積した実績・ノウハウの発信や関係先との協業を通じてインパクト/ESG投資エコシステムを構築・拡大に貢献して参ります。

GLIN Impact Capitalのアドバイザーには、Harvard Business Schoolでインパクト/ESG投資を指導しながら、実務家として業界をリードする三名が就任。

・Brian Trelstad氏:インパクト投資の先駆者であるAcumen Fundの創業期からChief Investment Officerとして業界を牽引。インパクト評価基準Impact Reporting and Investment Standards (IRIS)の設計に携わった。現在は、世界有数のインパクト投資ファンドであるBridges Fund ManagementのBoard of Directorを務める。
・Vikram Gandhi氏:米国外資系証券会社にて23年間投資業務を行った後、インパクト投資ファンドAsha Impactを立上げた。自身のファンド運営の傍ら、カナダ年金ファンド等機関投資家のESG投資アドバイザーを行う。
・Shawn Cole氏:Harvard Business Schoolにてインパクト投資の授業を立ち上げた第一人者。米国Federal Reserve Bank出身のエコノミスト。インパクト投資関連論文・記事を多数執筆。 米国BlackRockインパクト投資チームのアドバイザーも務める。
(写真:(左から)中村氏、Gandhi氏、Cole氏)

また、ユニゾン・キャピタル代表取締役・川﨑氏や、日本環境機器代表取締役・片山氏らがミッションに賛同している。
「ESGの導入をサポートし、投資家として新興企業の成長を後押しする事は、社会課題の解決と投資を結びつける重要かつ有意義な役割であり、応援しています。」(ユニゾン・キャピタル 川﨑達生氏) 

代表である中村将人は、三菱商事にて途上国事業、テクノロジー関連新規事業開発、スタートアップ投資検討、およびデジタルトランスフォーメーションを担当。その後Harvard Business Schoolに留学し、Impact Investing ClubのPresidentを務め、インパクト投資の先駆けである米国 Acumen Fundでの経験を経て、インパクト/ESG投資に従事。日本でのインパクト投資の普及に貢献すべく、社会変革推進財団(SIIF)の社会起業家プロジェクトにおいて支援先企業への経営支援を行うと共に、2021年にGLIN Impact Capital 有限責任事業組合を組成。

■GLIN Impact Capital 投資事業組合の投資テーマ
日本がグローバルに対して先進して直面している社会課題と対応が遅れている社会課題(少子高齢化、ジェンダー格差を始めとする多様性社会への課題、農業/食糧問題、環境問題、メンタルヘルス、教育格差等)を解決するグロースステージの日本企業、及びそれら課題に先進的に取組む米国企業に投資。投資先企業が世界を舞台に、上場後も社会的ミッションを中心に据えて大きく成長していく事を支援します。

 ■インパクト投資とは
インパクト投資とは、財務的リターンと並行して、ポジティブで測定可能な社会的及び環境的インパクトを同時に生み出すことを意図する投資行動です[i]。
インパクト投資は近年特に欧米で成長傾向にあり、2019年には7,150億USドルの市場と推定されています[ii]。日本においても投資残高(推計)が2016年に比べ2019年には10倍の約3,200億円に伸びるなど[iii]、成長市場にあります。

■運営組合概要
運営組合:GLIN Impact Capital有限責任事業組合 
総務担当組合員:中村将人
設立:2021年2月
所在地:東京都港区 
連絡先:mnakamura@glinimpact.com
URL:https://www.glinimpact.com

※本プレスリリースは、情報提供のみを目的としたものであり、投資の勧誘、推奨を目的とするものではありません。
[i] GSG 国内諮問委員会
https://impactinvestment.jp/impact-investing/about.html
[ii] GIIN Annual Impact Investor Survey 2020
https://thegiin.org/research/publication/impinv-survey-2020
[iii] GSG国内諮問委員会(2019)
https://impactinvestment.jp/impact-investing/market.html