「新生ハッカソン」の開催について

株式会社新生銀行のプレスリリース

新生銀行グループでは、データサイエンスに興味のある大学生・大学院生に対して、ビジネスデータを用いた実践的な分析機会の提供を目的に、データ分析コンテスト「新生ハッカソン」(※) を毎年開催しています。本年は、2021年2月15日(月)から2月26日(金)の9日間の開催期間全日程において、新型コロナウイルスの感染予防対策としてオンラインで開催しました。

今年度の新生ハッカソンは、「新生銀行の店舗に来店したお客さまが資産運用商品を購入する確率を予測するモデルの開発」を目的に、最新の機械学習手法を用いて、モデルの精度やアイデアの新規性・発展性を競いました。新生銀行グループが保有する大量のデータを外部の視点から分析し、お客さまの資産運用商品に対するニーズ予測の高度化を目指しました。今回で5回目の開催となる新生ハッカソンには、9名の大学生・大学院生が参加しました。

最終日の成果発表会では、各参加者より、開発したモデルのフレームとアピールポイント、モデルを活用した分析結果についてのプレゼンテーションが行われました。審査員には新生銀行グループ内外から有識者を招聘し、一般社団法人データサイエンティスト協会 理事 宮腰卓志氏、株式会社お金のデザイン 取締役副会長 廣瀬朋由氏、セカンドサイト株式会社 代表取締役副社長兼テクノロジー本部長 深谷直紀氏、新生銀行 専務執行役員 平沢晃、新生銀行 リテール営業推進部 部長代理 北口雄基の5名による審査が行われました。

最も判別力が高かったモデルを開発した参加者に授与する最優秀賞には、名古屋大学 情報学部 コンピュータ科学科の辻真治さんが選ばれました。表彰の詳細は以下をご参照ください。

 新生銀行グループでは、中期経営戦略において、金融・非金融のビッグデータに対するAI・アナリティクス技術の活用を推進しており、最先端技術をビジネスへ活用するべく研究を進めています。また、2019年度より「データサイエンティストコース」を新設して、最先端の専門知識を持つ新卒採用も実施しています。今後も、新生ハッカソンなどの取り組みを通じて、金融業界におけるデータサイエンス人材の育成に努めていきます。

【新生ハッカソン入賞者】
・最優秀賞
 辻 真治(名古屋大学 情報学部 コンピュータ科学科 学部3年)
・優秀賞(精度)
 原嶋 春輝 (九州大学 システム情報科学府 情報知能工学 修士1年)
・優秀賞(総合)
 原嶋 春輝 (九州大学 システム情報科学府 情報知能工学 修士1年)
・データサイエンティスト協会賞
 張 浩達   (東京工業大学 工学院 情報通信系 修士1年)
・お金のデザイン賞
 松澤 宗汰 (東京理科大学 理工学部 経営工学科 学士4年)
・特別賞
 吉井 佑輝 (東京電機大学 理工学研究科 情報学専攻 修士1年)

※「ハッカソン(Hackathon)」とは「ハック(Hack)」と「マラソン(Marathon)」を掛け合わせた造語で、一般的にはプログラマーやデザイナーなどからなる複数のチームが、与えられたテーマに対し所定の期間集中的に作業を行い、その成果を競い合うイベントを指します。