民間版の世界銀行を目指す五常・アンド・カンパニー、Baobab Group創業者兼前CEOのArnaud Ventura氏がManaging Partnerとして参画

五常・アンド・カンパニー株式会社のプレスリリース

五常・アンド・カンパニー株式会社(代表執行役:慎泰俊、本社:東京都渋谷区)は、2019年末までBaobab Groupの創業者兼CEOを務めたArnaud Ventura氏がManaging Partnerとして参画したことをお知らせいたします。

Arnaud Ventura氏は、中小零細企業(MSME)向けデジタルファイナンス領域で金融包摂に取り組む欧州の金融機関2社を創業した経験を有しています。
 

1998年から2008年にかけて、Arnaud Ventura氏はジャック・アタリ氏(Chairman)やムハマド・ユヌス氏(Chairman Advisory Board)の支援のもとPlaNet Financeを共同創業しました。PlaNet Financeは欧州で最も成功した金融包摂グループの1つであり、アジア・アフリカ・ラテンアメリカを中心に30以上のマーケットでアドバイザリー・サービスを提供してきました。2008年には、アフリカ及び中国でMSME向けデジタルファイナンス事業を展開するBaobab Group (前MicroCred)を創業しました。Baobab Groupは2019年には顧客数100万人、融資残高10億米ドル、売上2億米ドル、税引前利益4,000万米ドルに達しています。

2019年12月にBaobab Groupを退社して以来、Arnaud Ventura氏はアドバイザーとして五常と強固な信頼関係を築いてきましたが、今後は五常の最適なグループガバナンス体制の確立に取り組み、デジタル戦略及び資金調達活動をサポートするとともにアフリカ地域への進出を率います。Arnaud Ventura氏の20年以上にわたるマイクロファイナンスセクターにおける起業経験とグローバルネットワークを強みとして、資金調達、デジタル化、新規投資及びアジア・アフリカにおける拠点の拡大を加速してまいります。

Arnaud Ventura氏は2013年に世界経済フォーラムのYoung Global Leaderに選出されたほか、フランスと中国間の若手リーダー育成を目指すネットワークであるFrench China Foundation、アフリカにおけるイノベーションの促進を目指すプラットフォームであるShare Africaを共同創業しました。フランスのEFREI Parisでコンピューターサイエンスを、Sorbonne Universityで哲学を専攻しました。

Arnaud Ventura氏コメント

「1年以上にわたり慎氏と五常にアドバイザーとして関わるなか、チームの質の高さと五常の目指すビジョンに感銘を受けました。五常の更なる発展をサポートし、ビジョンをともに実現できることを嬉しく思っています」

五常・アンド・カンパニーについて
すべての人に金融アクセスを届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。低価格で良質な金融サービスを2030年までに50カ国1億人以上に届けることを目指しています。2020年12月末時点でインド・カンボジア・スリランカ・ミャンマーに5,000名を超えるグループ従業員を擁し、顧客数は62万人、融資残高は310億円を突破しました。

ビジョン: 誰もが自分の未来を決めることができる世界
ミッション: すべての人に金融アクセスを
長期目標:低価格かつ良質な金融サービスを2030年までに50カ国で1億人以上に届ける
本社所在地: 東京都渋谷区
代表執行役: 慎泰俊
設立日: 2014年7月4日
問合わせ先: info@gojo.co
会社HP: https://gojo.co/

※ KPIと財務数値はインドの子会社化予定グループ会社を含む、2020年12月末時点数値