株式会社ネクストライフのプレスリリース
今や多くの人にとって当たり前となったクラウドファンディング。
その支援対象はどういった分野なのか、またクラウドファンディングの利用者は他に何に対し関心を持っているのかを、200人に聞いてみました。
コロナ禍で経営に苦しむ企業の支援にも使われるなど、多くの人にとってクラウドファンディングは新しい「支援」そして「投資」の形として定着しつつあります。
そこでCrowd Crossでは、20~70歳の方200名を対象にクラウドファンディングの支援経験を聞いてみました。
本リリースの調査にあたり、Crowd Crossでは、
・クラウドファンディングの支援経験の回数
・クラウドファンディングで支援した金額
・クラウドファンディングで支援した内容
・クラウドファンディング以外の支援、投資経験
という点を中心とした調査項目を設定しています。
調査回答者の属性(n=200)
会社員:95人
専業主婦(夫):32人
フリーランス:19人
アルバイト:18人
自営業:17人
無職:9人
学生:5人
契約社員:4人
公務員:1人
調査回答者の年収分布
199万円以下:76人
200〜299万円:31人
300〜399万円: 32人
400〜499万円:33人
500〜599万円:15人
600〜799万円:11人
複数支援経験のある方は約35%
今回のアンケートは「クラウドファンディングの支援経験」がある方を対象としています。
まずクラウドファンディングの支援回数を聞きました。
その結果は以下のとおりです。
回答結果
1回:131
2回:42
3回:15
4回:0
5回以上:12
となりました。
複数回のクラウドファンディング経験がある方は、約70人、全体の35%となっています。
2回という方は42人、中には5回以上の経験がある人も12人いるなど、リピーターになる方が多いという結果がわかりました。
支援金額は1万円以内が90%、少額支援者が大半
次は、支援したときの金額を聞いてみました。
回答結果
1,000円以内:21人
1,000円以上5,000円以内:107人
5,000円以上1万円以内:53人
1万円以上5万円以内:13人
5万以上10万円以内:3人
10万以上50万円以内:3人
5,000円以内が128人、1万円以内だと179人というように、ほとんどの方が1万円以内でクラウドファンディング支援を行っていることがわかります。
「少額から支援できる」からこそクラウドファンディングはリピーターが多いのかもしれません。
投資をしていない人も、投資への興味があるという意見は多い
次にクラウドファンディングで支援した分野について聞いてみました。(複数回答可)
回答結果
エンタメ系(アート・音楽・舞台・映像作品など):55人
まちづくり・地域活性化:53人
飲食店や会員制のサービス:30人
その他:28人
スポーツ・文化:20人
ビジネス・起業:19人
コロナ関連:16人
テクノロジーやガジェット:11人
書籍の出版:8人
となっています。
結果は映像作品や音楽コンテンツなどのエンタメ系が最も多く、ついでまちづくり支援、そして飲食関係となりました。
その他にもコロナ関連のクラウドファンディングが16人というように、昨今の世相を反映した回答も目立っています。
はっきりとした「モノ」だけではなくクリエイターに届けたい気持ち、地元などを支援したい気持ちを届けられるのもクラウドファンディングの魅力なのかもしれません。
また「その他」の内容では
- 特異なガンの若者の治療費を集めるクラウドファンディング
- モンゴルの孤児院存続のための資金
- 飲食店の移転時に購入する家具などの支援
- 熊本豪雨災害で被害を受けた醤油屋への支援
- 途上国の子どもへの食糧支援
- 保護猫カフェの運営といった
などボランティア関係のものや
- 製菓会社のフルコースチョコレート作り
- コンパクトなお財布
- 限定の日本酒
- 調理器具
といった製品プロダクト関係のものが多く挙がっていました。
クラウドファンディング利用者が関心を持っているのは「株」と「ふるさと納税」
最後に、全員にクラウドファンディング以外の投資や支援は何を行っているのかを聞いてみました。
まず、クラウドファンディングと同じように地元や地方の自治体を支援することができる、ふるさと納税の利用経験を聞きました。
回答結果
聞いたことがない:3人
聞いたことはあるが、やったことはない:120人
一度でもやったことがある:35人
毎年やっている:42人
まだふるさと納税をしたことがない人は120人いたものの、一度でもやったことがある人、毎年やっている人を合わせて77人と、4割近い人がふるさと納税を経験していることがわかりました。
自治体の支援だけではなく、名産品をもらえたり節税効果もあるふるさと納税は、クラウドファンディング利用者にとって身近な存在だとも言えそうです。
次に資産形成のための投資経験を聞いてみました。(複数回答可)
回答結果
株:66人
投資信託:43人
NISA:40人
FX:27人
仮想通貨:24人
iDeCo:15人
国債:14人
不動産投資:7人
先物:5人
社債:3人
ソーシャルレンディング:2人
していない:83人
約6割の人が投資経験もあるとの回答でした。
一番人気があるのが株式投資であり、次いで投資信託です。
NISAやiDeCoのような、節税効果が見込める投資も人気があります。
株は「優待がもらえる」「企業の支援ができる」という点で、クラウドファンディングと似ているメリットや意義があるために、クラウドファンディング利用者にとって身近な投資なのかもしれません。
まとめ
今回のアンケート結果をまとめると以下のようになります。
・2回以上クラウドファンディングを利用したことがある人の割合は約35%
・1回あたりの支援金額は1万円以内が90%
・人気の支援対象は「エンタメ系」「まちづくり」
・クラウドファンディング利用者の4割がふるさと納税も利用
クラウドファンディングは少額から支援ができるだけに、何度も繰り返して利用するリピーターの人も多く、またエンタメコンテンツや地域活性など純粋に「支援したい」という気持ちを反映できるものが人気となりました。またコロナ関係の案件の利用者も一定数います。
そして、同時にふるさと納税を行っている人も多く、クラウドファンディングで支援を集めるにはいかに「気持ち」の面でのアピールをするかという点が重要になってきそうです。
少額から参加できる点が魅力のクラウドファンディング。
今後もその利用者は増えていきそうですね。
CrowdCross(https://crowdcross.jp/)では様々なクラウドファンディングの動向の調査を行っています。
不動産投資型クラウドファンディング、ソーシャルレンディング案件の募集状況確認にも、ぜひご利用ください。
◆調査概要
調査テーマ:学生、若手社会人の方にお聞きします。投資の経験、興味はありますか?
サンプル数:全国の20~70代の学生・社会人 100人
調査期間:2021年1月20日〜2021年1月25日
調査方法:インターネット調査
■会社概要
商号 : 株式会社ネクストライフ
代表者 : 代表取締役 古川渉一
所在地 : 東京都中央区銀座1丁目22−11 銀座大竹ビジデンス
設立 : 2019年10月
事業内容 : メディア事業、在宅ワーク支援事業、制作事業
資本金 : 200万円
URL :https://nextlifeinc.co.jp/