「Brilliant60s=輝ける60代」 2,000人に聞いた「シニアのリアル調査」結果 今どきシニア、コロナ禍中に孫を思う。~帰省の交通費負担は過去最高。お年玉相場は平均7,600円で前年並み~ 

株式会社あおぞら銀行のプレスリリース

株式会社あおぞら銀行(代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO):谷川 啓、本店:東京都千代田区)は、日本の60代を中心とするチャレンジ精神旺盛でアクティブな世代を「Brilliant60s=輝ける60代」と名付け、ポジティブな人生をおくるサポートをすべく、シニア層のお客さまへの資産運用コンサルティングに注力しています。
あおぞら銀行では、このBrilliant60s世代に注目し、コアとなる全国の55~74歳の男女約2,000名を対象にした「シニアのリアル調査」を2014年から毎年実施しています。年の瀬迫る今回は、孫へのお年玉事情などご紹介します。

<調査結果概要(詳細は別紙のとおり)>
1.今どきシニア、もし子や孫が帰省できるなら金銭支援をいつもより奮発したい。
~負担する交通費は平均34,600円で過去最高、帰省中の支援額は平均46,500円
★「年末年始に帰省する子や孫がいる」と答えた割合は64%。そのうち24.6%が「帰省にかかる交通費を負担している」と回答した。
平均負担額は34,600円(前年比4,900円増)で、2016年のピークから続いていた低下傾向に歯止めがかかり、2014年の調査開始以来最も高い額となった。男女別では、男性は32,300円(前年比4,100円増)、女性は36,600円(前年比5,800円増)と前年を大きく上回った。
★子や孫が帰省した際に使うお金(交通費以外)は平均46,500円(前年比2,800円増)で、こちらも2016年からの低下傾向は止まり、前年から増加している。男女別は、男性は44,200円(前年比3,900円増)、女性は48, 600円(前年比1,900円増)であった。コロナ禍でお盆の帰省が控えられたことが影響していると思われる。なお、調査は10月に実施しており、年末年始にコロナ禍が収まっていたらと仮定して質問した。

2.今年のお年玉相場、前年とほぼ同額の平均7,600円
全国平均に比べて、二大都市圏の落ち込みが目立つ
★孫へのお年玉の平均額(小学生の場合を想定、一人あたり)は、全国の平均が7,600円(前年比100円減)と前年並み。コロナ禍の影響を受けなかった形だ。
★地域別では、関東(東京、神奈川、埼玉、千葉)のお年玉金額が7,400円(前年比400円減)で、関西(大阪、京都、兵庫、奈良)は7,200円(前年比1,300円減)であった。全国平均が前年並みであったのに対して、関東・関西の二大都市圏は落ち込んでいることが特徴。この傾向もコロナ禍の影響と考えられる。
★年代別に見ると、70代前半が9,200円(前年比400円増)、60代が6,700円(前年比400円減)、50代後半6,000円(前年比700円減)と高齢になるほど金額も高い傾向は例年と変わらないが、今回は特に70代前半の平均額が前年からアップし、他の年齢層との差が一層広がった。

3.孫に就いてほしい職業、やはり今年も1位は「公務員」。2位以下との差が広がる。
~2位「医師」、3位「科学者・研究者・学芸員」もこれまでと同順位
★「孫に就いてほしい職業」 は前年同様、安定性と専門性を重視している傾向。ただ1位の「公務員」(29.8%、昨年27.7%)が3割に近づく一方で、 2位以下は軒並み低下傾向にあり、今回調査では孫の将来により安定性を求める傾向が見られた。
★ベストテンは以下のとおり。
1位「公務員」(29.8%、前年27.7%)、2位「医師」(16.5%、前年17.6%)、3位「科学者・研究者・学芸員」(11.2%、前年同%)、4位「公認会計士・弁理士・税理士」(9.8%、前年10.7%)、5位「会社員・会社役員」(7.7%、前年8.0%)、6位「教員・教授」(7.6%、前年9.5%)「裁判官・弁護士」(7.6%、前年同%)、8位「スポーツ選手」(6.5%、前年7.8%)、9位「IT関連」(6.3%、前年7.4%)、10位「建築士」(5.9%、前年6.6%)。                          

別紙
あおぞら銀行 「シニアのリアル調査」 2020

【調査目的】
シニアの方々の暮らしぶり・老後の意識・資産運用・旅行や外食・趣味・お子さまやお孫さまについてなど、様々な視点からお金に関連する実態やその意識を調べる。
【調査対象者】 
全国55~74歳の男女 合計2,073人
【調査内容】
インターネット調査 2020年10月16日(金)~2020年10月18日(日)実施
【金融資産背景】
当調査対象者の平均金融資産額:50代後半1,433万円、60代1,955万円、70代前半2,243万円
一般(二人以上の世帯)の平均金融資産額(*):50代1,574万円、60代2,203万円、70歳以上1,978万円
(*)出典:2019年金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」調べ

 

<調査結果詳細>

1.今どきシニア、もし子や孫が帰省できるなら金銭支援をいつもより奮発したい
負担する交通費は平均34,600円で過去最高、帰省中の支援額は平均46,500
質問:子や孫の帰省時に交通費をいくら負担しているか?

「年末年始に帰省してくる子や孫がいる」と答えた割合は64%。そのうち24.6%が「帰省にかかる交通費を負担している」と回答した。
「帰省にかかる交通費を負担している」と回答した人の平均負担額は34,600円(前年比4,900円増)で、2016年
 のピーク以来続いていた低下傾向に歯止めがかかり、2014年の調査開始以来最も高い額となった(【図1】参照)。
 

男女別では、男性は32,300円(前年比4,100円増)、女性は36,600円(前年比5,800円増)と、いずれも前年
を大きく上回った(【図2】参照)。

問:子や孫の帰省時の交通費以外の負担額は?

子や孫が帰省した際に使うお金(交通費以外)は平均46,500円(前年比2,800円増)で、こちらも2016年からの低下傾向は止まり、前年から増加している。
コロナ禍でお盆の帰省が控えられたことで、もしこの年末年始に帰省してきたら支援を増やしたい、という思いも反映されていると推察される(【図3】参照)。
 

子や孫が帰省した際に使うお金(交通費以外)を男女別で見ると男性は44,200円(前年比3,900円増)、女性は48, 600円(前年比1,900円増)であった(【図4】参照)。

2.今年のお年玉相場前年とほぼ同額の平均7,600円
全国平均に比べて、二大都市圏の落ち込みが目立つ
質問: 孫一人あたりのお年玉の金額は?

孫へのお年玉の平均額(小学生の場合を想定、一人あたり)は、全国の平均が7,600円(前年比100円減)と前年並み。金額帯では「1万~1万5千円未満」(32.4%)が最も多く、「5千~1万円未満」(28.3%)が続く。
一方、「0円(=あげない)」が調査開始後初めて1割を超えた(【図5】参照)。
 

地域別では、関東のお年玉金額が7,400円(前年比400円減)、関西は7,200円(前年比1,300円減)と前年から大きく減額された(【図6】参照)。全国平均が前年並みであったのに対して、関東・関西の二大都市圏は落ち込んでいることが特徴。この傾向もコロナ禍の影響と考えられる。

関東(東京、神奈川、埼玉、千葉) :7,400円(前年比  400円
関西(大阪、京都、兵庫、奈良)   :7,200円(前年比1,300円減 
 

年代別では、70代前半が9,200円(前年比400円増)と、孫の年齢の影響か、平均額が最も高い。
60代が6,700円(前年比400円減)、50代後半6,000円(前年比700円減)とシニアの年齢が高齢になるほど金額も高い傾向は例年と変わらないが、今回は特に70代前半の平均額のみ前年からアップし、他の年齢層との差が一層広がった(【図7】参照)。

3.孫に就いてほしい職業、やはり今年も1位は「公務員」。2位以下との差が広がる。
以下、2位「医師」、3位「科学者・研究者・学芸員」もこれまでと同順位
質問: 孫に就いてほしい職業は?

「孫に就いてほしい職業」 を聞くと、1位「公務員」(29.8%)、2位「医師」(16.5%)、3位「科学者・研究者・学芸員」(11.2%)となった。1位の「公務員」は、昨年からアップし3割に近づく一方で、2位以下は一部を除いて低下傾向にあり、今回調査では孫の将来により安定性を求める傾向が見られた。
「医師」の他「料理人・料理研究家・パティシエ」「パイロット・キャビンアテンダント」など、コロナ禍の厳しい環境で勤める職種に対しても人気の順位は変わりなかった(【図8】参照)。

以上