スタンダードキャピタル株式会社のプレスリリース
ベンチャーキャピタル事業やフィンテック事業を展開しているスタンダードキャピタル株式会社(代表取締役社長:山口大世、以下、「スタンダードキャピタル」という。)は、独自ブロックチェーン技術Grid Ledger System(以下、「GLS」という。)を開発する株式会社アーリーワークス(本社:東京都台東区上野、代表取締役:小林聖、以下、「アーリーワークス」という。)と事業提携し、ブロックチェーン技術を利用したセキュアかつ高い処理速度を有する次世代型STO(Security Token Offering)取引所システムの共同開発を進めて参ります。
◆背景
情報テクノロジーの成長が著しい昨今、システムによる情報提供、決済、契約などが簡略化され、世界中どこにいても、誰であってもリアルタイムに様々な手続きが進められ、サービスの提供を享受できる仕組みが急速に進んでおります。
とりわけ金融商品についてもそのニーズは高まる一方であり、有価証券についても電子化が進められています。
2020年5月1日から施行された改正金融商品取引法では、有価証券とみなされる権利であって、電子情報処理組織、いわゆるパソコン等を利用して移転することができる財産的価値のあるものについては「電子記録移転権利」とされることになり、その取扱いについて法的な枠組みが与えられました。
こうした「電子記録移転権利」を含むSTOにより、スタンダードキャピタルが賛助会員として加盟している一般社団法人日本STO協会の公式ホームページでも説明のある、これまでになかった新しい資金調達方法、株式や社債に代わる新しい金融商品やサービスの創出・提供が可能となる一方で、それらを利用者へ提供するWEBサービスやシステム、アプリケーションなどの開発および提供が求められております。
スタンダードキャピタルは、個人認証ネットワークの基盤構築や、デジタルアセットに対する法令や規制準拠のための課題検討組織の組成などを通じたサービス提供の可否検討や、デジタルアセットの取引などに関するルール作りの中で培った知見・ノウハウを多数有しており、これらを活用することで現在STO関連サービスの持つ課題を、独自のブロックチェーン技術を有するアーリーワークスと解決すべく、当該システムの共同開発を実施します。
◆共同開発の概要
今回の共同開発にあたり、スタンダードキャピタルが現在開発している”XELA(Wallet)”による個人認証ネットワーク基盤システムと、アーリーワークスが有する次世代型ブロックチェーンシステムであるGLSを融合させ、改ざんや不正を許さない個人の権利に紐づいた形での有価証券の売買や移譲、スマートコントラクト等による配当の自動化などを実現させ、ハイセキュアかつストレスフリーなサービス提供を目指します。
スタンダードキャピタルの持つ”XELA ID”は、ブロックチェーンの利点を最大限活用したID情報のセキュアな管理が可能であり、かつ外部サービスとのシームレス接続によるセキュアな情報交換を実現するシステムです。
これまでメールアドレスや電話番号の複製により個人が複数のアカウントを運用することが可能であった従来型のIDとは異なり、個人がネットワーク上に存在する1つのアカウントの存在をブロックチェーンにより担保・保証するIDとすることで、証券はもちろんのこと、ポイントやトークンなどのある種の金銭や、商品の割引クーポンや引換券などのNFT(Non Fungible Token)、個人の行動履歴など個人に紐づくあらゆる所有権の証明が可能となります。
また、アーリーワークスの持つ「GLS」はこれまで伝統的に利用されてきたデータベースのような中央集権技術と新しい概念として登場したブロックチェーンの持つ分散技術を細かい粒度で分解及び解釈し再構築を行ったハイブリッドブロックチェーンシステムです。
既存のブロックチェーンの技術的な常識では不可能とされてきた、セキュリティとストレスのない処理速度を両立させた「次世代型ブロックチェーン」となっており、AIやIoTなど新しい時代を創る技術を次世代のインフラ技術としての提供を目指し、アーリーワークスが昨今最も力を入れており、今年に入り他企業ともアライアンスによる技術拡販を進めている技術となります。
◆今後の動向について
本共同研究の成果については、システム構築後の実証実験などを通じ、安定性を確保したうえで、利用者にとって新しい体験となるサービスの提供を進めて参ります。
◆企業概要
スタンダードキャピタル株式会社
本人認証システム事業を展開し、関連した情報のセキュアな管理および外部サービスとのシームレス接続に伴うセキュアな情報交換を実現する事業を拡大。強固なセキュリティ構造によって本人が本人の情報を管理できる「XELA ID」を機軸に、多分野に応用可能なセキュリティ強化サービスにも取り組む。ブロックチェーン等の電子的手段を用いて発行された有価証券によって資金調達を可能とするSTO事業、不動産投資の小口化を実現するSTOシステム開発も展開しており、金融資本市場の活性化や金融システムの効率化を推進。電子契約サービスの一般普及と技術発展にも取り組む傍ら、寄付支援や医療技術支援事業の後援も行っている。
代表者名:山口 大世
所在地 :〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目8−19 キラリトギンザ 11階
設立 :2018 年 11 月
資本金等:6億4190万円 (資本準備金含む)
URL:https://standardcapital.co.jp/
株式会社アーリーワークス
独自で設計した次世代型ブロックチェーンシステムであるGrid Ledger Systemを開発し、ブロックチェーンの特性である「改ざん耐性」「障害耐性」「トラフィックの負荷分散」「マルチクラウド等によるデータ運用」と従来のデータベースの特性である「処理速度」「ファイナリティの確立」「システムの構築・加工の容易さ」を融合させ、AIやIoT、5Gなどの最先端技術を支えるデータインフラとして技術を提供。
昨今では、日本電気通信システムとの共同開発や博報堂DYメディアパートナーズとのビジネスアライアンスを進め、情報テクノロジーの技術発展やITインフラの促進を目指す。
代表者氏名:小林 聖
所在地:〒110-0005 東京都台東区上野5-7-11 MRビル3F
設立:2018年5月
資本金等:4億4千901万円 (資本準備金含む)
◆本件に関するお問い合わせ先
スタンダードキャピタル株式会社
広報担当:季
電話:03-6805-1517
メールアドレス:info@standardcapital.co.jp
株式会社アーリーワークス
担当:小林
電話:03-5614-0978
メールアドレス:contact@e-arly.works