デジタル地域通貨アクアコインを活用した飲食店応援プロジェクト「きさ食PON(クーポン)」開始

株式会社アイリッジのプレスリリース

 株式会社アイリッジ(本社:東京都港区、代表取締役社長:小田 健太郎、東京証券取引所マザーズ:3917、以下「アイリッジ」)の連結子会社でフィンテック事業を展開する株式会社フィノバレー(本社:東京都港区、代表取締役社長:川田 修平、以下「フィノバレー」)のデジタル地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」を利用した、千葉県木更津市を対象とするデジタル地域通貨「アクアコイン」(運営:君津信用組合)は、2020年7月中旬より、「飲食店応援プロジェクト『きさ食PON(クーポン)』」の決済に対応します 。

図:きさ食PON購入イメージ
※画像はイメージです。実際の仕様とは異なる場合があります

 「飲食店応援プロジェクト『きさ食PON(クーポン)』」は、デジタル地域通貨「アクアコイン」で購入すると購入額の20%がポイントとして付与される先払いクーポンを通じて飲食店への先払いを促進することで、新型コロナウイルス感染症における緊急事態宣言解除後も売上減少が続く飲食店を支援するものです。木更津市内で飲食の提供を主な事業として営んでいる店舗で、アクアコインに加盟している店舗および新規に加盟する店舗のうち、希望する店舗を対象に実施します。

 プロジェクトに参加する各加盟店のクーポン情報はWebサイトや冊子、チラシなどに掲載され、利用者がクーポンの二次元コードを通じて購入すると、売上分のコインが即時に各加盟店に送付されます。クーポンの利用期限は購入から6ヶ月間となっており、加盟店は入金を速やかに受け取りながら、短期間での利用集中による感染拡大を回避できるようになっています。

 利用者は購入したクーポン画面を購入先の加盟店で提示することで利用できます。また、クーポン購入後に還元されるアクアポイントは付与後1年間、全加盟店(飲食店以外も含む)で利用可能です。購入後の画面では購入先店舗への応援メッセージを送れ、売上に貢献するだけでなく支援の気持ちも届けることが出来ます。

 「きさ食PON」では、デジタル地域通貨を活用することで手続きの簡素化や実施スピードの向上を実現し、いち早く事業者の皆様に売上金を届ける仕組みを実現しました。また紙媒体のクーポンと比較し、接触機会の低減による感染リスクの回避や印刷コスト等の経費削減も期待でき、運営負担を最小限に抑えています。

 フィノバレーでは今後も、デジタル地域通貨を通じたさまざまな課題解決を行ってまいります。

飲食店応援プロジェクト「きさ食PON」について
・販売開始:
2020年7月中旬予定

・販売期間:
販売開始から2ヶ月間
※ただし、販売総額が1,500万円に達した場合は期間内でも終了します

・販売場所:
アクアコイン普及推進協議会HP(https://peraichi.com/landing_pages/view/kisacoupon)上に全対象店舗のクーポンを掲載予定です。
また、市内の情報誌(フリーマガジン「TokoTon KaZuSa」)や各加盟店が独自に運用するHP、SNSなどにも掲載される場合があります。

・購入方法:
対象店舗のクーポンの二次元コードをアクアコインアプリで読み取り後、画面の指示に従い購入

・購入可能額:
1人1店舗あたり3万円まで

・ポイント還元:
月曜日から日曜日までの購入額の20%のアクアポイントを、翌水曜日に付与

・使用期限:
購入した日から6ヶ月間
※状況、情勢、お店の状況により有効期限が変更される場合があります

・主催:
アクアコイン普及推進協議会(事務局:木更津市経済部産業振興課内)

アクアコインとは
 アクアコインは、君津信用組合、木更津市、木更津商工会議所の3者が連携し普及を推進している、スマートフォンアプリ上で利用できるデジタル地域通貨です。2018年10月に商用化を開始し、ボランティア活動等に対するポイント付与を通じた地域コミュニティ活性化への活用をはじめ、デジタルプレミアム商品券の発行、3者職員の給与日に合わせた自動チャージの実施など、行政との連携においても国内で初めての試みを多数実施しています。2019年末時点で加盟店数約500店舗、アプリインストール数9,600件超となっています。
https://www.kisarazu-aquacoin.com/

MoneyEasy(マネーイージー)とは
 株式会社フィノバレーが提供する、デジタル地域通貨サービスを短期間で安価に開始できるプラットフォームシステムです。スマートフォンアプリを使って、チャージから決済までを可能にします。支払方法として二次元コード読取方式を採用しているため、店舗側での初期投資や手間がかからず導入できることが特長です。また、グループ会社である株式会社アイリッジの顧客データ分析プラットフォーム「FANSHIP」と組み合わせることでマーケティング機能を融合した決済基盤が構築でき、地域活性化への活用が期待できます。オフィス内通貨としても利用できるため、社内制度との連携や社員間のコミュニケーション活性化施策などにも応用できます。

株式会社フィノバレー
 株式会社フィノバレーは、デジタル地域通貨プラットフォーム「MoneyEasy」を軸としたフィンテックソリューションを通じて、世の中の様々な課題の解決を目指しています。地方活性化を目的とした岐阜県飛騨・高山地方のデジタル地域通貨「さるぼぼコイン」や千葉県木更津市の「アクアコイン」、小田急電鉄の新宿シネマ&バルWEEKの「シネバルコイン」などの支援実績があります。2018年8月より株式会社アイリッジのフィンテック事業を承継する子会社として新たに事業をスタートしました。
https://finnovalley.jp/

株式会社アイリッジ
 株式会社アイリッジは、「Tech Tomorrow:テクノロジーを活用して、昨日よりも便利な生活を創る。」という理念のもと、スマートフォンを活用した企業のO2O(Online to Offline)/OMO(Online Merges with Offline)支援を軸に、フィンテック、不動産テック、VUI(音声インターフェース)等、幅広い領域で事業を展開しています。O2O/OMO支援ではアプリの企画・開発における業界トップクラスの実績に加え、アプリのマーケティング施策にも強みを持ち、ユーザーごとに結び付きの強さを判断し優良顧客へと育成するファン育成プラットフォーム「FANSHIP」を通じて、購買促進やCX改善の支援を行っています。
https://iridge.jp/