アスタリスト株式会社のプレスリリース
SaaS間のデータ連携をシンプルに実現するクラウドネイティブなエンタープライズiPaaS「ActRecipe」等の提供を通じて企業の生産性向上を支援するアスタリスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:池上大介、以下「アスタリスト」)は、2020年6月22日付けで電子決済等代行業者の登録(登録番号 関東財務局長(電代)第77号)を完了し、FinTech領域へのサービス展開を開始することをお知らせします。
■概要
従来、SaaSから銀行への送金指示を行うには、SaaS事業者が電子決済等代行業者として登録や機能開発を行うか、SaaSから送金に必要なデータをダウンロードした後にファームバンキングやインターネットバンキングシステム経由の手続きを行う必要がありました。また、口座情報の取得を行う際にも、同様の手続きを要しておりました。ActRecipeがSaaSと銀行とを仲介することにより、新たなAPI接続の開発や手動によるアップロードやダウンロードを不要にすることができます。
電子決済等代行業は、決済指図伝達サービス事業者の「PISP(Payment Initiation Service Provider)」(以下、更新系)と口座情報取得サービス事業者の「AISP(Account Information Service Provider)」(以下、参照系)の2つに分類されますが、今般の登録ではいずれのサービスも対象となります。更新系および参照系のご利用イメージは以下の通りです。
■SaaS連携例
ActRecipeを利用することで、SaaSのAPI等を介してデータの取得や送信を行うことができます。例えば、経費精算や請求書処理のSaaS「SAP Concur」との連携の場合は、ActRecipeがSAP Concurから出力された仕訳データを取得し、従業員や取引先への送金指示までを全て自動で行います。また、決算プラットフォームSaaSの「BlackLine」との連携の場合は、ActRecipeが該当口座の明細情報を取得してBlackLineに送信することで、BlackLine上で最新の銀行口座明細を確認することや売掛金や買掛金と入出金明細の消込をほぼリアルタイムに行うことが可能となります。その他のSaaSやオンプレミスシステムであっても、APIやSFTP等を介してデータの送受信が可能であればActRecipe経由での銀行API利用を実現することができるため、機能追加や個別開発が不要となります。
■今後の展開について
ActRecipeは、従来の国内外のSaaS連携に加えて、各種銀行とのAPI接続も強化してまいります。ActRecipeがSaaSと銀行との橋渡しを担うことにより、企業様のDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進・業務効率化・間接コストの削減の全てに寄与できるものと考えております。更に、銀行APIだけでなく各種キャッシュレスサービスとのAPI接続も強化することにより、FinTechのメリットをお客様に感じていただけるサービスに発展させてまいります。
ActRecipeの詳細は https://www.actrecipe.com/ をご覧ください。
■アスタリスト株式会社について
アスタリストは出張・経費管理クラウドシステム「SAP Concur」の日本初の認定導入パートナーとして国内トップクラスの導入実績を誇っており、iPaaS「ActRecipe」を中心にクラウド・SaaSを活用した経理財務領域の自動化・省力化実績が豊富にございます。
アスタリストの詳細は https://www.asterist.com/ をご覧ください。