株式会社justInCaseのプレスリリース
【現代女性の子宮事情】
コンタクトレンズをしている人が定期検診に行くように子宮の定期検診も必要
現代の女性は、明治時代の女性と比べて400回多く生理を経験する、などとも言われています。生理になるということは排卵するということですが、排卵のダメージは障子に鉄のボールを投げて破けるほどで、卵巣は生理のたびにそれほど大きなダメージを受けているんです。生理が毎月くる私たち女性は、子宮をもっとケアする必要がある。毎日、毎月使う子宮を婦人科で定期的に検診に行くことは今ほとんどの女性にとっては普通ではないことですが、コンタクトレンズを使っている人が眼科に定期検診に行くのと同じように考えていいくらいかもしれません。
子宮頸がんは唯一予防できるがん
子宮頸がんのリスクを考えて検診を受けた方がいいのではと思う一方で、「見つかってしまったらどうしよう」という不安を抱える方もいらっしゃるでしょう。子宮頸がんは99%がHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染によっておこるがんです。他の多くのがんのように生活習慣が原因のものではないのです。つまり「予防することができる」ということです。。ウイルスとワクチンは1対1の関係です。ウイルスによる感染が怖いと感じるのならば、その前にワクチンを打つという考え方を持ちましょう。新型コロナウイルスの感染が広まり、新薬開発を人々が望み、検査を受けたいと願う中で、子宮頸がんのような、ワクチンがすでに存在している感染症の検査を受けない理由はないとも考えられるのではないでしょうか。
こんな時だからこそ、できないことに恐れるよりも、できることを「知る」ことはとても大切です。
【#子宮の日 どう向き合う??】
「知らない」から必要以上に恐れてしまう「異形成」
定期検査を受けてみたら「異形成」と診断された、という方もいらっしゃるでしょう。がんへは、軽度異形成、中等度異形成、高度異形成、上皮内がん、がんというように進行します。子宮頸がんの予防には、早めの検査を受け、この異形成の段階で発見できるようにすることが大事です。他のがんはがんになってから見つかるものもたくさんありますが、子宮頸がんは異形成の段階での早期発見が可能です。見つかったらどうしようと検査に行かないのではなく、がんに進行するまでに見つけることが大切です。ハヤカワ五味さんご自身も異形成と診断された時、「え?私死ぬの?」と恐れを抱いたそうですが、勉強することでその不安が不必要なものだとわかったそうです。子宮に関する知識のなさが、「検診に行って何か見つかったら怖いから行きたくない」「まだ若いから大丈夫」という意識につながっているのではないでしょうか。
日々の生活でできること
日常でできる予防法は、理想的な体重に向けた食事、運動、適正体重の維持、たばことお酒をひかえること。これらによって子宮頸がんの発がんを4割減らせるといわれています。食事はやはり野菜です。緑黄色野菜や、ブロッコリースプラウトなんかもいいと言われています。この食品を食べれば絶対にがんにならないということはありませんが、日常的に摂取するものを意識して選ぶといった、できることを積極的にしていく姿勢が重要です。あと、一番大切なのはストレス。ちゃんと向き合うことは必要ですが、高尾先生は患者さんに「検診を終えたらどんな結果であれ、忘れて過ごしましょう」と伝えているそうです。
【みなさんからの質問にお答え!】
外国では男性もワクチンを推奨されている。女性だけの問題ではない
Q.子宮頸がんの感染経路は?防ぐ方法はあるのか?
A.子宮頸がんは性交渉の際にHPV(ヒトパピローマウイルス)が子宮頚部を攻撃することで、細胞の形が変化して起きます。ワクチンは子宮頸がんを引き起こすHPVの14個の型の全てを予防するものではないので、ワクチンを打っていても検診を定期的に受けるべき。
Q.異形成と診断された場合にはどうしたらよいか?
A.検査には細胞診と組織診があり、細胞診の段階では確定診断ではありません。もし組織診で高度異形成と診断された場合には手術が必要で、中等度異形成が1~2年続くようであった場合にも手術をすすめています。手術を受ければ子宮が残るため生理も来ますし妊娠もできます。異形成が進行してがんになる前に検査で見つけることができれば、子宮を失うことはありません!
Q.セルフチェックをする方法はあるか?
A.細胞は子宮頚部をこすらないと拾うことができないためセルフチェックはすすめませんが、ウイルスの有無型はおりものを調べることでわかるので、ウイルスチェッカーを利用することがおすすめです。
Q.子宮頸がんになったら妊娠できないのか?
A.子宮の一部を取るだけなら妊娠にはほぼ支障はありませんが、全部を摘出するとなったら妊娠はできなくなります。そうならないように早めの検査受診はマスト。子供を持とうと真剣に考え始める30代になってから検査を受け、そこで発覚する人が多く見られますし、妊娠がわかった時に診断されることもあります。受妊娠・出産を少しでも考えている方は、プランを20代前半から立て、婦人科へのアクセスを持っておくべきです。婦人科は、女性の体に全ての段階で付き添ってくれます。日本の今の医療制度だと保険適用で安く検診を受けられますが、生産年齢人口が減少し、財政は厳しくなっています。そんな状況だからこそ、普段から検診を受けるなど、ひとりひとりが健康への意識を高めるべきではないでしょうか。受動的なマインドを変えましょう。
Q.男性ができることは?
A. HPVは母子感染はほぼなく、基本的に性交渉によってもらうものです。ウイルスを持っている人を減らすために外国では男性もワクチンを打つよう推奨されています。日本でも男性がワクチンを打つことができるので、大切なパートナーを守るためにオススメしたいです。パートナーを思いやって話をすることが大切です。
【日本の公的医療保険制度は・・・】
財政はもう限界?情報共有しながら健康意識を高めて助け合う社会へ
このようにみんなで疑問を分かち合い、自分の体のことにしっかり向き合える機会はとても大切。
実はjustInCaseは、壮大な夢があります。それは「保険会社が必要ない社会を作る」こと。保険会社が自己否定しているかのような夢ですが、我々自身を守ることにつながる夢なのです。それは日本の公的医療保険制度。保険制度が充実していて病気治療が安価に受けられるが故に、我々日本人は健康診断やがん検診の受診率が低いのです。しかし、今のままでは公的保険の財源は限界に近づいている。だから、このように同じ悩みや疑問を共有し合い、お互いが健康意識を高め合えるような場をこれからも提供していきます。
そして、高尾先生やハヤカワさんもおっしゃる通り、「わりかん保険」の契約者同士お互い助け合うと同時に自分自身の健康に責任を持ち、健康意識を高め合える集団になっていければ、私たちは将来の私たち自身を守ることができるのではないでしょうか。
また、当社が実施した調査によると、年収の高い人ほどがん保険に加入している割合が高いことがわかりました。しかし本来は、年収や貯蓄の少ない人ほど適切な保険に加入し、万が一の治療費等に備えることが大切です。しかしハヤカワさんも指摘されるたように、若年層の女性は限られた収入の中、美容やファッションなどにお金を使いたいもの。がんを自分ごと化することは難しいけれど、自分の子宮と向き合ってみて、少しでもリスクに備えたいと感じた「仲間」と一緒に、月最高でも500円で助け合い、リスクをシェアできることを知った方も多いのではないでしょうか。
【トークイベント動画視聴はこちらから】
【高尾先生やハヤカワさんも共感した「わりかん保険」はこちら】
https://p2p-cancer-2.justincase.jp/
保険の契約者同士がリスクをシェアし、もしものことが起こった際に助け合う仕組みを実現するものです。保険の原点とも考えられ、日本古来からある、助け合いの仕組みをテクノロジーで蘇らせました。
【会社概要】
株式会社justInCase
少額短期保険業者として、「保険をインタラクティブに」というビジョンを掲げ、テクノロジーで保険業を変革することを目指し、インシュアテック事業を展開。今までに存在しなかった保険商品を、これまでとは異なる販売方法で世に広め、これまでにない価値を提供する事で、人々の生活をよりよく変えていきます。
株式会社justInCaseTechnologies
2019年に設立。株式会社justInCaseおよび他の保険・事業会社向けの保険・金融に関連するテックサービスを開発・提供。