株式会社ジャストイットのプレスリリース
お金の情報メディア「ウィズマネー」( https://with-money.jp/ )を運営する株式会社ジャストイットは、カードローンの利用経験がある20代~50代の女性400人を対象に、「カードローンの利用目的」に関するインターネット調査を実施しました。
カードローンを今まで利用したことがないけど、利用を検討している女性にとって、他の人がどんな目的でいくらぐらい借りたのか気になりますよね。
ですがカードローンの利用はできるだけ周りの人に知られたくない方が多いはず。カードローンについて友人に聞いてみたくても、なかなか聞きづらいと思います。
そこで今回は、カードローンでお金を借りたことがある20代~50代の女性400人を対象に、カードローンの利用目的に関するアンケートを実施しました。
ファイナンシャルプランナーの伊藤亮太氏より、調査結果の考察と金を借りる際の注意点などコメントをいただいたので、合わせて参考にしてください。
◆調査結果のポイント
- カードローンでお金を借りる女性の年収は300万円未満が約80%
- 女性がカードローンでお金を借りる理由は「生活費の補填」が約65%
- 女性がカードローンで借りる金額は100万円以上200万円未満が一番多い
- カードローンでお金を借りる女性の年収は300万円未満が約80%
はじめてカードローンを利用した当時の年収を尋ねたところ、「200万円以上300万円未満(114人 28.5%)」の人がもっとも多く、「100万円以上300万円未満(111人 27.8%)」「100万円未満(93人 23.3%)」と合わせると、年収300万円未満の女性が全体の79.6%を占めることがわかりました。
また、はじめてカードローンを利用したときの職業については、全体の約40%が会社員であることもわかっています。
会社員に次いで多かったのは「アルバイト・パート(114人 28.5%)」、そして「派遣社員・契約社員(45人 11.3%)」となっており、非正規雇用の人もカードローンでお金を借りていることがわかります。
◆FP 伊藤亮太氏の見解 他の調査でもわかっていることですが、年収が低い人ほどカードローンの利用を行う方が多いことがわかります。そして、カードローンを始めた時の職業が会社員が一番多いという調査データは納得です。これは、カードローンをつくりやすい属性だからと言えます。 |
- 女性がカードローンでお金を借りる理由は「生活費の補填」が約65%
「カードローンを利用した理由をすべて選んでください」という問に対する調査結果は、「生活費の補填(259人 64.8%)」を目的とした借り入れが、全体の約65%であることがわかりました。
また、はじめてカードローンを借りたときに結婚をしていた人としていなかった人で、借入理由に一部違いが見られました。
「結婚していた」という方は家族の生活のためにカードローンを利用し、「結婚していなかった人」は遊びやショッピングを目的としてカードローンを利用する人が多いようです。
◆FP 伊藤亮太氏の見解 結婚していたかそうでないかで利用目的が異なるのは興味があるところです。子供の教育費に利用するのであれば、先に公的な融資などが利用できないかどうか確認することをオススメします。 ショッピングで利用することは構いませんが、その後の資金計画を見通したうえで行った方がよいでしょう。その場の雰囲気でついつい買いでカードローンを利用するのは危険です。 |
- 女性がカードローンで借りる金額は100万円以上200万円未満が一番多い
さきほど紹介したように、カードローンでお金を借りる理由・目的は多岐にわたりますが、実際にカードローンで借りた金額はいくらくらいなのか、気になりますよね。
「カードローンで借りた金額は総額いくらですか?」と尋ねたところ、「100万円以上200万円未満(59人 14.8%)」が最も多い、という結果となりました。
カードローンの利用目的として一番多かった、「生活費の補填」を目的とした借り入れなら、100万円以上の金額は多すぎるように感じるかもしれません。
ですがカードローンを長期的に利用していたら、借入総額が100万円以上になることは十分考えられます。
申し込んだ当初は、少額だけ借りてすぐに完済するつもりでも、つい別の用途にもお金を使ってしまい、利用期間が長期化することはよくあることです。
実際に今回のアンケート調査でも借入期間について尋ねたところ、「5年以上(142人 35.5%)」と答えた人が最も多く、1年未満で完済する人は全体の約20%程度という結果になりました。
◆FP 伊藤亮太氏の見解 総量規制(※1)の問題もあり、カードローンを利用した借り入れもそう多くはできません。しかしながら、中には100万円以上の借り入れを行っている方もいます。 お金を借りる前に、金利の面をよく考えてください。特に利用期間が長ければ長いほど金利による負担は大きくなります。常習的な利用の仕方ではなく、本当に必要な時だけ利用するといった限定性を持たせましょう。 ※1 総量規制とは、収入に対して過度な借り入れをしないように、貸金業者からの借入金額を制限するもの。年収の3分の1を超える借り入れは原則禁止となっています。 |
- 女性に人気のカードローンは「プロミス」と「アコム」
今回のアンケート調査で、今まで利用したことのあるカードローンについて尋ねたところ、最も多く利用されているのはプロミスとアコムであることがわかりました。アンケートの結果を見ると、消費者金融やネット銀行の利用者が上位を占めていることがわかります。
◆FP 伊藤亮太氏の見解 プロミスやアコムが人気なのは大手の消費者金融ということもあり、知名度があるからでしょう。また、ATMなど返済も利用しやすいなど利便性の高さにあるのかもしれません。消費者金融、ネット銀行の利用者が多いのは使い勝手の側面からだと思われます。 |
- 女性のカードローン利用は生活に密着した使いみちで借入期間は長期化の傾向
今回の調査で、最後に現在の借入状況について尋ねたところ、400人中221人の女性はすでに完済しており、179人は今も借入中であるとのこと。
生活費の補填にと、数万円だけ借りるつもりが、カードローンの便利さから追加でお金を借りて、ショッピングや娯楽などに使ってしまう可能性もあります。
借入期間が長期化すると、その分利息の支払いも増えてしまうので、借入金額や利用目的、返済計画を明確にした上でカードローンを利用しましょう。
◆FP 伊藤亮太氏からのメッセージ 多重債務状態になっている方は、全国に120万人ほどいる見込みです。そうした状況で苦しむことのないように、「借りるならいくらまで」「毎月必ず返済する」「複数で借り入れしない」「普段は財布の中にカードローンは持たない」こうしたルールをご自身で決めてください。自己管理がしっかりされていれば、お金で苦しむこともないと思います。資金計画は借りる前に念入りに行ってくださいね。 |
アンケート調査の詳細は「ウィズマネー」公式サイトをご覧ください。
https://with-money.jp/research-woman-cardloan/
- 調査概要
調査方法:インターネット調査
調査対象:20代~50代のカードローンの借入経験がある女性400人
調査実施日:2020年1月16日(木)
実査委託先:楽天インサイト
- 【監修】伊藤亮太氏 (ファイナンシャルプランナー)
一般社団法人資産運用総合研究所代表理事
伊藤亮太FP事務所代表( https://www.ryota-ito.jp/ )
スキラージャパン株式会社代表取締役( http://www.skirr-jp.com/ )
監修本『ゼロからはじめる! お金のしくみ見るだけノート』(宝島社、2019)
- ウィズマネーとは
ウィズマネーは生活に密着したお金の情報メディアです。
URL:https://with-money.jp/
- 運営会社
株式会社ジャストイット
所在地:京都市下京区中堂寺粟田町93KRP6号館4F
設立日:2012年1月
HP:https://justit.co.jp/
◆運営サイト
お金借りる研究所:https://euij-kansai.jp/
お金を借りるゾウ:https://wiim.jp/loan/
カードローンPlus:https://knowledge-plus.com/cardloan/