アフラック生命保険株式会社のプレスリリース
アフラック生命保険株式会社(代表取締役社長:古出 眞敏、以下「アフラック」)と、一般社団法人CSRプロジェクト*1(代表理事:桜井 なおみ、以下「CSRプロジェクト」)は、がん治療と仕事の両立支援に関する取り組みを表彰する「WorkCAN’sがんアワード 2026」を開催する*2ことをお知らせします。
日本人の2人に1人*3ががんを経験すると言われるなか、医療の進歩により治療を続けながら働く人が増える一方で、がんに罹患した後に退職した人は約2割*4に及びます。
こうした背景から、労働施策総合推進法の一部が2025年6月11日に改正され、2026年4月1日に施行されたことに伴い、全ての企業において、職場における治療と仕事の両立支援が努力義務化されました*5。企業には、治療と仕事の両立に向けた制度の整備に加え、職場の理解促進や支援体制の整備といった運用面の強化もより一層求められています。
「WorkCAN’sがんアワード 2026」は、がんを経験した社員の「働く」を応援し、共に歩む企業・団体の取り組みを表彰するものです。審査では、がん治療と仕事の両立に向けた制度の整備に加え、職場の理解促進や支援体制の整備といった運用面を重視します。
審査員には、WorkCAN’sコアメンバー7名に加え、特別審査員として、行動経済学の第一人者である大阪大学特任教授・大竹文雄氏と、組織開発コンサルタントで活躍されており、乳がんのご経験者である、勅使川原真衣氏を迎えます(詳細は別紙参照)。
本表彰への応募は10月15日まで受け付けています。応募要項等の詳細は「『WorkCAN’sがんアワード 2026』概要」をご参照ください。
がんを経験した社員の「働く」を応援し、共に歩む企業・団体の皆様からのご応募をお待ちしています。
*1 https://workingsurvivors.org/about.html
*2アフラックは、「WorkCAN’sがんアワード 2026」に協賛するとともに、企画・運営を支援しています。
*3国立がん研究センター がん情報サービス 「最新がん統計」(2023年データに基づく)
*4国立がん研究センター「患者体験調査報告書」令和5年度調査
*5 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000115267.html
「WorkCAN’sがんアワード 2026」概要
【応募について】
l 応募期間
2026年7月21日(火)~10月15日(木)
l 応募対象
がん治療と仕事の両立支援に取り組む企業・団体(規模や業種を問わず幅広い組織からの応募を歓迎します)
l 応募方法
以下にアクセスのうえ、必要事項を記載のうえご応募ください。
https://www.workcans-csr.com/award-application
【評価・表彰について】
l 賞
入賞 大賞、優秀賞、審査員特別賞、キラリ賞
-
入賞された企業には、トロフィーと認定証を授与します。
-
キラリ賞は、特に優れた取り組みを表彰する各賞に加え、独自のキラリと光る取り組みを行った企業に授与します。
-
入賞以外の応募企業すべてに、「パートナー賞」を授与します。
-
入賞された企業の取り組みは、CSRプロジェクトのホームページやSNSを通じてご紹介予定です。
l 評価領域
がん治療と仕事の両立に向けた制度の整備に加え、職場の理解促進や支援体制の整備といった運用面を重視した審査を行います。
-
現場で活きる両立制度・仕組み:治療と仕事の両立を可能にする制度や仕組みが、使いやすい形で全社的に整備・周知され、実際に活用されているか
-
キャリア継続のための支援体制:治療中・治療後も、当事者が役割や成長の機会を失うことなく、力を発揮し続けられる環境を実現するための支援体制があるか
-
支えあえる職場風土:当事者だけでなく、上司やチームも含めて支えあいながら職場が機能しているか
-
経験を組織の学びに変えるオリジナルな取り組み:当事者の経験が組織の知見として蓄積され、制度や仕組み、文化の改善や進化につながっているか。また、企業の特徴を活かした創意工夫があるか
l 結果発表・表彰式(オンライン開催予定)
2026年11月30日(月) 15:00~16:30 (予定)
【審査員について(詳細は別紙参照)】
l 特別審査員
-
大竹 文雄氏(行動経済学の第一人者である大阪大学特任教授)
-
勅使川原 真衣氏(組織開発コンサルタントで活躍されており、乳がんのご経験者)
l 審査員
WorkCAN’sコアメンバー7名
別紙
【特別審査員について】
l 大竹 文雄氏(大阪大学感染症総合教育研究拠点 特任教授)
大竹氏は、『医療現場の行動経済学』(東洋経済新報社)の著者として知られ、新型コロナウイルス感染症分科会委員も務めるなど、医療・社会・人の行動を横断する研究を進めてきました。制度だけでは解決できない「人の行動」や「組織文化」の側面からも、企業の取り組みを評価いただきます。
応援コメント
2人に1人ががんを経験する時代、治療と仕事の両立は誰にとっても自分ごとです。制度を整えても、「迷惑では」「言い出しにくい」という心理的な壁は残ります。大切なのは、本人が声を上げやすく、周囲も自然に支え合える「ちょっとした工夫(ナッジ)」です。配慮を特別な例外ではなく当たり前の選択肢にする小さな仕組みこそが、安心して働ける職場をつくります。皆さまの現場で育まれた知恵を、ぜひお寄せください。心より応援しています。
<プロフィール>
1961年京都府生まれ。大阪大学博士(経済学)。大阪大学助手、大阪府立大学講師、大阪大学社会経済研究所教授、大阪大学大学院経済学研究科教授等を経て、2021年から現職。専門は行動経済学・労働経済学。格差問題の実態と原因を実証した著書『日本の不平等―格差社会の幻想と未来』で日本学士院賞、サントリー学芸賞、日経・経済図書文化賞などを受賞。著書に、『医療現場の行動経済学』『実践 医療現場の行動経済学』(東洋経済新報社)のほか、近著『行動経済学の処方箋』(中公新書)をはじめ『競争と公平感』『競争社会の歩き方』(共に中公新書)『行動経済学の使い方』(岩波新書)『あなたを変える行動経済学』『いますぐできる実践行動経済学』(東京書籍)など多数。
l 勅使川原 真衣氏(組織開発コンサルタント)
勅使川原氏は、自身の乳がん経験を踏まえながら、「能力」の生きづらさを問い直す発信や、組織開発・人材育成支援を行っています。当事者視点と組織変革の両面から、誰もが働きやすい環境づくりについて審査いただきます。
応援コメント
進行がんを患いながら、包摂を妨げる「能力主義」を再考してきた身として、本取り組みへの参画は光栄の限りです。闘病は、普段の仕事や生活では忌避してきた「わからない」「できない」の連続。ただ、それはひとりで闘おうとした場合。できる・できないを超えて、ただ在ることを認めてくれたのは、周りの存在でした。これが生き抜くのではなく、生き合うことなのか、と。対話と共創を通じた、皆さまの熱き挑戦をお聞かせください。
<プロフィール>
組織開発コンサルタント ・著作家。横浜生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)、コーン・フェリー・ジャパンでの勤務を経て、2017年に組織開発を専門として独立。個人の能力でなく「関係性」という切り口から、組織をより良くする提案を行う。二児の母。2020年から乳がん闘病中。 初の著書『「能力」の生きづらさをほぐす』(どく社)で紀伊國屋じんぶん大賞2024の8位に入賞。『働くということ 「能力主義」を超えて』(集英社新書)で2024年新書大賞第5位入賞、HRアワード2025書籍部門入賞。その他著書多数。近著に『組織の違和感』(ダイヤモンド社)、『「頭がいい」とは何か』(祥伝社新書)がある。2026年7月に初の小説『「対話」がやってきた』(ホーム社)が発売された。論壇誌「Voice」や読売新聞「本よみうり堂」での連載のほか、文化放送「武田砂鉄ラジオマガジン」の水曜レギュラー、TBS CROSS DIG「MANAGEMENT Q」やTBSテレビ「Nスタ」コメンテーターとしても発信中。
【審査員について】
l WorkCAN’s コアメンバー7名
桜井 なおみ(一般社団法人CSRプロジェクト/キャンサー・ソリューションズ株式会社 代表)
武田 雅子(株式会社ZENTech 取締役)
村本 高史(サッポロビール株式会社 人事部 プランニング・ディレクター)
月村 寛之(株式会社 電通BXクリエイティブセンター BXプロデュース部 統括プロデューサー)
櫻井 公恵(株式会社櫻井謙二商店 代表取締役社長)
大賀 有季子(アフラック生命保険株式会社 人財戦略第二部 健康推進室 室長)
種橋 直実(カルビー株式会社 人事・総務本部 採用・育成・HRBP部 部長)
詳しくはhttps://www.workcans-csr.com/coremembersをご参照ください。
l WorkCAN’s(ワーキャンズ)について
企業で働くがん経験者を支えるため、2020年に一般社団法人CSRプロジェクトを中心に、サッポロビール株式会社、カルビー株式会社、アフラック生命保険株式会社、株式会社電通、株式会社櫻井謙二商店など、志を共にする企業が集まって立ち上げた取り組みです。研修やセミナー・交流会を通して「企業内ピアサポーターの育成」や「企業内がん経験者コミュニティの創設」を応援し、「働く仲間を孤立させない」企業文化づくりを推進しています。この名称は”働くがんサバイバー”を表し、働くの「Work」とがんの「Cancer」、働くがんサバイバーの可能性を示す「Can」の意味がこめられています。
詳しくは、https://www.workcans-csr.com/aboutusをご参照ください。
WorkCAN’s メンバーの想い
がんと診断された当事者からは、「治療よりも、仕事を続けられるかのほうが不安だった」、「周囲にどう伝えればよいかわからなかった」「配慮してもらうことに申し訳なさを感じた」といった声も多く聞かれます。
一方で、「“無理しないで”の一言に救われた」、「働き続けられたことで、自分らしさを失わずに済んだ」「病気になっても居場所があると思えた」という経験は、治療への向き合い方やその後の人生にも大きな影響を与えています。
本アワードでは、“制度の数”ではなく、「その人が安心して働き続けられるか」という視点を大切にしながら、多様な実践を社会へ発信していきます。

