累計調達額約8億円。グローバル市場におけるオペレーションの強化を目指す
Piece Finance Srlのプレスリリース
不動産投資FinTechのPiece(本社:ミラノ、代表者:曽原健太郎、以下Piece )は、プレシリーズAラウンド ファーストクローズにおける資金調達を実施したことを、発表します。既存投資家のUTECに加えて、新規に森ビルイノベーションファンド(運営:Spiral Innovation Partners株式会社)、東大創業者の会ファンド、スター・マイカ・ホールディングス株式会社のほか、町田浩樹氏(ドイツブンデスリーガ TSG1899ホッフェンハイム所属)をはじめとするアジアのエンジェル投資家5名、欧州のエンジェル投資家10名より、総額165万ユーロ(約3億円)の資金調達を実施しました。累計調達額は、438万ユーロ(約8億円)となり、プレシリーズAのセカンドクローズでの追加調達の実施も予定しています。
Pieceは、2023年5月に創業し、同年末にヨーロッパ不動産物件の小口化商品を取引可能なオンラインプラットフォーム「Piece」の提供を開始しました。その後、2025年11月には、EU域内の包括的金融規制 MiFID2に適合した、より安全性と透明性の高い証券トークンの売買プラットフォームとして、全体をリニューアルしました。同プラットフォームには既に、35ヶ国から3,000以上のユーザーが登録しています。
欧州をはじめとする世界市場において、住宅価格の高騰に伴い、住宅購入意欲を持つ多くの若年層にとって、購入が難しいという現状があります。一方で、不動産分野での投資機会への期待は高まっています。Pieceでは、イタリアをはじめとするヨーロッパ諸国の収益化物件を展開すると共に、日本国内の物件の取扱いも開始しました。
上場REITのような金融商品の供給が不足しており、不動産証券化商品がまだ一般的に普及していないイタリアやドイツの市場において、Pieceの販売する証券トークンは、小口ですでに収益化されている物件に投資ができ、全てのやりとりがデジタルで完結できる点が高く評価されています。
今回の資金調達により、グローバル市場におけるオペレーションの強化、プロダクトのアップデート、取扱物件の拡充、イタリア市場に加えドイツ市場を対象としたマーケティングの本格立ち上げなどを行い、事業成長を加速させてまいります。
投資家からのコメント
Spiral Innovation Partners株式会社(森ビルイノベーションファンドを運営)
General Partner 岡洋/Partner 吉田瑞希
Real Estate for Everyone を掲げるPieceは、規制対応という高いハードルを乗り越え、イタリアをはじめとする欧州の不動産市場に、個人が少額から参加できる安全性・透明性の高い入り口を切り拓いています。物件のソーシングから管理までを一気通貫で手がける事業モデルと、それを率いる曽原氏とRiccardo氏という稀有な経営陣に大きな可能性を感じ、今回の出資を決定しました。すでに世界中のユーザーに利用されているPieceが、イタリア発のグローバル企業へと成長していくポテンシャルに、私たちは大きな期待を寄せています。一株主として、その挑戦を力強く後押ししてまいります。
東大創業者の会ファンド
GP 兼 事務局長 伊藤豊
上場企業への売却実績のあるシリアルアントレプレナーである曽原さんとご一緒できることをうれしく思います。1社目の起業のときから存じ上げており、起業家としての実力は折り紙付きです。欧州での事業立ち上げという難しい挑戦を応援するとともに、東大出身の創業者コミュニティの中でもグローバルビジネスに挑む起業家のロールモデルとなるご活躍を期待しています。
スター・マイカ・ホールディングス株式会社
代表取締役 水永政志
不動産の小口投資ニーズが高まる中、欧州を中心にプラットフォームを展開するPiece社の取り組みを評価し、出資に至りました。同社が日本国内での物件展開も見据えていることから、当社が培ってきた中古マンションの再生・運用ノウハウと掛け合わせることで、将来的にどのような新しいビジネス機会を生み出せるか、協業の可能性を探ってまいります。同社のグローバル市場での事業展開を楽しみにしています。
町田浩樹
ドイツブンデスリーガ TSG1899ホッフェンハイム所属
私自身ヨーロッパ、特にドイツで過ごしているなかヨーロッパの不動産価格の高騰により、若者が家を持つ事が極めて困難であるという課題を感じていました。Piece社のプラットフォームにより、アセットを細分化し投資家層の裾野が広がることに大きな期待を抱いています。また今後のドイツへの普及を図るに際して、なにか大きなシナジーを発揮できればと考えています。単なる資金提供にとどまらず、彼らの大きな挑戦を一番近くで支える存在として、今後の成長を共に推進していけることを大変嬉しく思っています。
東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)
マネージングパートナー 坂本教晃
金融の高度化が進む中、近年の地政学リスク等の高まりに伴い、グローバルな資産分散のニーズはかつてないほど強まっています。しかし、世界最大のアセットクラスである不動産の中には、その情報の非対称性、規制環境、手続きの煩雑さやローカル性から、依然として多くの投資家にとってアクセスの難しい巨大なフロンティアが残されています。Pieceが実現する「欧州不動産を小口でスムーズに購入・所有する」という体験は、まさにこの課題を根本から解決するものです。一見シンプルに見えるUI/UXの裏側には、信じられないくらいのテクノロジーのシステム連携と、各国の複雑な法令をクリアした経営陣の執念とも言える努力があります。プロダクトローンチと資金調達という、最高のスタートラインに同時に立ったPiece社に追加投資できること、大変嬉しいです。UTECは引き続き全方位のサポートをしてまいります。
創業者略歴
曽原健太郎 CEO / Co-Founder
東京大学 経済学部を卒業後、マッキンゼーアンドカンパニーの東京/ロンドンオフィスにて自動車メーカー、メガバンクなどの事業部門売却や金融規制対応に関する戦略立案に従事。2011年に投資ファンドのベイン・キャピタルに参画し、すかいらーく等、複数の投資案件を担当。2014年1月にEdTechスタートアップのセンジュを設立し、教育業界のマーケティングのデジタル化を推進。サービスが成長した結果(登録2万校、MAU300万人)、上場企業のイトクロ社に100%買収され、2019年にグループ入り。PMIをリードしたのち翌年代表を退任し、2021年にイタリアに移る。
2023年にPieceを共同創業しPdM、事業開発、ファイナンス、ストラクチャリングを担当。
ミラノ工科大学でデザインスクール修士、東京大学 経済学学士
Riccardo Momigliano Co-Founder
伊ボッコーニ大学 経済学部を卒業後、P&Gスイスにて事業開発を経験。その後、南米のチリにてライドシェアリングアプリ「Beat」の事業を拡大。2021年にイタリアに戻り、仏発ユニコーン企業であるDoctolibのイタリア支社立ち上げを推進。イタリア トリノの事業家を多く輩出する家系の出身。家族所有の不動産の取得・管理を行ってきたため、北イタリア不動産市場に明るく、広いネットワークを持つ。
2023年にPieceを共同創業し、不動産物件のソーシング、目利き、管理、その他オペレーションを担当。
仏ESSECビジネススクールにてMBA/経営学修士、伊ボッコーニ大学 経済学部学士
「Piece」プラットフォーム公式ページ
関連リリース
Piece、シードラウンドでUTECを筆頭に273万ユーロの資金調達を実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000160688.html
Piece、ヨーロッパ収益不動産への小口投資を可能にするプラットフォーム「Piece」欧州を起点に本格展開開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000160688.html
Pieceについて
Pieceは、「Real Estate for Everyone」をビジョンとし、2023年5月に創業。不動産の小口化商品を取引可能なオンラインプラットフォーム「Piece」の提供を、同年末に開始しました。主に、イタリアをはじめとしたヨーロッパの不動産投資物件を扱っており、Pieceを通じて簡単に少額投資を実施可能です。2025年4月には、シードラウンドで273万ユーロの資金調達、2026年6月にはプレシリーズAラウンドファーストクローズで165万ユーロの資金調達を実施し、累計調達額は438万ユーロ(約8億円)となります。詳細は、https://piece.investments/ をご覧ください。
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