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Funds Startups、100億円規模のオールステージ・ディープテック・デットファンドを設立

〜三菱UFJ銀行をアンカーLPに迎え持続的な成長資金供給を加速〜

Funds Startups株式会社のプレスリリース

Funds Startups株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:前川 寛洋、以下 当社)は、「Funds Venture Debt Fund 2号投資事業有限責任組合」(以下、2号ファンド)を組成し、1st Closeが完了したことをお知らせします。

2号ファンドは、ディープテック領域のスタートアップをアーリーステージから成長・拡大期まで一貫して支援する「オールステージ・ディープテック・デットファンド」として設計されており、目標運用総額100億円を掲げています。株式会社三菱UFJ銀行(本社:東京都千代田区)をアンカー投資家として迎え、既存LP各行の追加出資や新たな銀行にも参画いただいた結果、1号・2号ファンドを通じて国内で最も多くの銀行が参画するGPとなりました。日本全国の金融機関とともに、ベンチャーデット市場を牽引してまいります。

本ファンドは1号ファンドの実績を土台に、ディープテック・スタートアップが直面する資金調達課題を包括的に解決すべく、補助金ブリッジファイナンス・転換社債型新株予約権付社債(以下、CB)・ベンチャーデットを組み合わせ、シード・アーリー期からレイター期までを、一気通貫かつテーラーメイド型に支援可能な体制を新たに構築しました。

◾️ 背景:現代版の産業金融開発を通じた、スタートアップ金融構造の抜本的改善
国内でスタートアップが資金調達をする際、実質的に取りうる手段は、エクイティとシニアデットの二択しかなく、その提供者も限定的であったことから画一的な力学の働く金融環境でした。それ故にこの金融環境の制約によって、スタートアップが本来取りたい選択が取れないことが散見されていました。しかし、近年はベンチャーデットを筆頭に、この間を埋めるファイナンスが開発され、市場に普及したことでスタートアップ金融環境の厚みは以前よりも大きく増しています。

他方で、スタートアップ自体の多様化も急激に進んでいます。2010年代は特にソフトウェアを中心とした取り組みが多かったのに対し、近年では大学発ベンチャーの急激な増加も背景に、”ディープテック”と呼ばれる研究技術を用いて重厚長大な産業領域に挑戦するスタートアップが台頭してきました。ディープテックは、ソフトウェア産業と比較して、コアとなる技術や製品の発明、研究、商用化というプロセスがあり、より大規模な資本が必要で、かつExitまでの期間も長いとされています。ゆえにエクイティに偏重した金融環境だけで支えきることは実質的に難しく、経営者や株主の持分の致命的な希薄化、資本効率の悪化、Exitが制約となった短期目線化等を招き、スタートアップの研究開発への集中を妨げるとともに、参加する金融プレイヤーも持続可能な支援が困難という構造的な課題が存在しています。

スタートアップ育成5カ年計画が掲げられてから数年が経過し、今では新たな政権の下、戦略17分野を筆頭に、国家戦略を遂行し、経済社会課題を解決するイノベーションのエンジンとして、スタートアップはその役割を求められています。そして、その産業分野の中心にいるのが、ディープテック・スタートアップであり、この分野の開発と成長が極めて重要です。そして、この分野が持つボトルネックの1つが、金融環境であると考えます。これらの背景を踏まえ、我々は”現代版の産業金融開発”というテーマを掲げ、日本全国の金融機関と共に、この問いの解決に真っ向から挑戦して参ります。

◾️2号ファンドの特徴
① ディープテックに完全対応 — 国内随一のディープテック特化デットファンド
“魔の川”、”死の谷”、”ダーウィンの海”。これらは研究や技術を事業化し、市場に定着させるまでのプロセスに立ちはだかる3つの大きな障壁のことであり、ディープテック企業 の殆どが共通して突破に苦慮する壁です。当社は1号から継続して、業界でも特異なポジションである”ベンチャーデットでディープテックを支援”する姿勢を継続し、そのためのチーム、実績、金融手法作りに尽力し、結果的に1号の累積ソーシング数では、ディープテックが最も多い構成を占めています。これらの知見を最大限活用し、ディープテックの悩みの種を一掃する支援を行います。※但し、本ファンドの投資対象はディープテックに限る訳ではありません。

② オールステージに対応 — アーリーからレイターステージまで一気通貫支援

<多様な投資手法の組み合わせと金融機関との連携により、各成長段階の課題解決を目指します>

③ 多様な投資手法が可能 — 資金調達ニーズに合わせて完全テーラーメイド型支援 

ディープテック企業の資金ニーズは、研究開発段階から商用化・量産化段階まで大きく変化します。当社は補助金ブリッジファイナンス、CB、ベンチャーデット等を組み合わせ、各社の事業フェーズや技術開発状況に応じた最適な資金供給を行います。一つのファンドから複数の資金調達手法を提供することで、スタートアップの成長に伴う資金課題へ柔軟に対応します。

<投資条件概要>

④ AI×ベンチャーデット — 独自の審査モデルにより、1か月以内の実行も可能に
当社は1号ファンドの創設以来、”ベンチャーデット版の格付けモデル” の開発をテーマとして、数百件の投資検討実例からベンチャーデットに最適化した審査モデルを開発して参りました。これらの格付けモデルを基軸として、ベンチャーデット検討、モニタリングに特化したAIエージェントを独自で開発しました。結果として当初の検討工数から最大で70%の省力化を実現し、以前にも増してスピーディーな提案が可能となりました。また、ディープテックに特化したサイエンス、パテント分析の仕組みも実装し、難度の高い領域も的確に検討できる環境を整えました。

◾️各行コメント
株式会社三菱UFJ銀行 スタートアップ戦略部長 西地 賢祐さま

この度、Funds Startups様の2号ファンド「Funds Venture Debt Fund-Ⅱ/オールステージ・ディープテック・デットファンド」に、アンカーLP投資家として参画できることを大変光栄に存じます。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)は、スタートアップを日本の産業発展と社会課題解決を前進させる中核的な存在と位置付け、その挑戦を金融の力で支えることが私たち金融機関に求められる重要な役割と認識しております。こうした考えのもと、Funds Startups様が描く「ファイナンスマーケットの進化に向けたビジョン」に深く共感し、MUFGのパーパスである「世界が進むチカラになる。」につながることも踏まえ、当行として初めてとなる国内ベンチャーデットファンドへの出資に至りました。

本ファンドへの参画を契機として、Funds Startups様およびLP投資家の皆様との連携をさらに深めながら、資金供給の選択肢を拡充するとともに、スタートアップの挑戦の歩みを着実に後押ししてまいります。

池田泉州銀行 執行役員 地域共創イノベーション部長 岡田 知也さま

この度の2号ファンドの取組みは、1 号ファンドでの実績を踏まえ、従来の枠にとらわれない多様なファイナンスメニューを組み合わせ、ディープテックをはじめとするスタートアップの資金調達課題の包括的な解決に寄与するものと期待しています。

池田泉州銀行グループは、2号ファンドへの出資参画により、ベンチャーデット分野での取り組みを一層拡充するとともに、Funds Startups様および他のLPの皆様との連携を通じて、成長企業の挑戦を金融面から後押しすることで、新たな産業の創出と地域経済の持続的な成長に貢献してまいります。

株式会社常陽銀行 ストラクチャードファイナンス部 部長 多賀谷 透さま

Funds Startups 様がスタートアップファイナンスの可能性を広げ、新たな市場を切り拓いてこられた挑戦に強く共感し、このたび本ファンドへの参画を決定いたしました。

 Funds  Startups 様の高い専門性と、AI 技術の活用や多様な資金供給スキームを組み合わせた先進的なアプローチは、ディープテック企業をはじめ、成長意欲あふれるスタートアップの挑戦を力強く支えるものと期待しております。 当行としても、本ファンドへの出資を通じてこの革新的な取り組みを後押しするとともに、参画される全国の LP 金融機関の皆様とも連携しながら、地域ならびに国内のスタートアップエコシステムの形成・発展に貢献してまいります。

今後も、革新的な技術やビジネスモデルへの資金循環を促進し、次世代産業の育成と持続可能な社会の実現につなげてまいります。

株式会社中国銀行 ストラクチャードファイナンス部 部長 今井康智さま

この度、1号ファンドに続き2号ファンドにも参画させていただくことになりました。1号ファンドではFunds Startups様や他のLP様との連携の中で、大変有意義な情報交換や多くのノウハウの蓄積を進めさせていただきましたが、環境変化の速い時代において、知識を継続して積み重ねることが重要だと感じています。

2号ファンドより追加されたディープテック支援や転換社債型融資といった新たな投資領域の知見を深めていきたいと考えております。

本ファンドを通じて、ちゅうぎんグループとして地域のスタートアップ企業への伴走パートナーとしての存在を高め、地域の持続的な成長に貢献してまいります。 

福岡銀行 ソリューション営業部 部長 吉田さま

この度、出資者として 2 号ファンドに参加できることを大変光栄に存じます。

当行は、2 年前の 1 号ファンドにも参画しており、Funds Startups 様が多様な投資手法や独自の審査モデルの構築など、先進的な取組みを継続されてきた点を高く評価しております。

今回、オールステージに対応する国内随一のディープテック特化ファンドに挑戦されており、その成果を大いに期待しております。

当行においても、ベンチャーデットへの取り組みを通じて、Funds Startups 様とともに、社会課題の解決に挑戦するスタートアップの支援に一層貢献してまいります。

◾️Funds Startups株式会社 代表取締役 前川 寛洋コメント
この度、Funds Venture Debt Fund-Ⅱ / オールステージ・ディープテック・デットファンドの発表ができたことを大変嬉しく思います。このファンド構想は約1年半ほど前から関係各社と協議を開始しました。その年月の中で、戦略、コンセプト、ファイナンス手法等、一つ一つの組み合わせが、いかに現状のスタートアップファイナンス市場の課題解決に繋がるか、ひいては経済社会課題解決へのインパクトを生み出せるか、という問いを深く議論して参りました。

特に私が印象に残っているのは「先行技術が確立し、補助金や助成金は取れたが、立替資金の調達ができず、また概算払いも不安定であり、結局1年で研究開発投資できる範囲が小さくなり、結果的に他国に技術優位性を先行されてしまった」というあるディープテックSUからの嘆きでした。真意や因果関係は別にあるかもしれませんが、今目の前で技術も意欲もあるスタートアップが、”金融環境の不足”という点で、その可能性が潰えようとしていることに非常に強い課題意識を感じました。

上記をはじめ、1号ファンドをローンチして以降、Deeptechを筆頭に数百社のスタートアップから資金調達の相談を受けて参りました。その中で、どれだけ意義深い取り組みをしていても、既存金融環境だけでは満たせない資金需要が多々存在することを痛感し、シンプルなデットとエクイティの間を埋める、メザニンとしてのベンチャーデットの必要性はより強く確信しています。今回のファンドは、そのメザニンの面積をさらに拡大し、より各社に”アライン”した提案が可能となりました。また、成長ステージ毎に最適化したファイナンスを組み合わせることで、一気通貫して成長を支援し続けられることとなり、挑戦するスタートアップが本業に集中できる時間を1分1秒でも長くする構造に拘りました。

しかしながら、言うは易く行うは難しであり、このような複合的なファイナンス戦略をファンドとして経営するのは一筋縄ではいきません。国内でも事例のないファンド戦略を0から企画し、戦略を練り上げ、そしてエグゼキューションを作り込む。この一連の作業に対して、高い挑戦意欲と課題意識、そしてファイナンスの専門性を持ったメンバーが一同に集い、叡智を結集したことで成し得た取り組みであると強く感じており、この場を借りて仲間たちに深い敬意を伝えたいと思います。そして、何よりこの挑戦に共感いただき、事例のない困難な意思決定をしてくださったアンカーLPの三菱UFJ銀行様をはじめ、1号から継続参画してくださる金融機関様、そしてこの度の挑戦からご一緒いただく金融機関様に心より感謝を申し上げたいと存じます。

さて、当然ですがファンドは設立してからがはじまりです。これからもFunds Startupsは一貫して「社会的インパクトを創出するスタートアップが、最も理想的な成長を遂げられる仕組みを開発する」というミッションを掲げ、我々なりの形で、スタートアップファイナンスの解釈を広げ、市場に貢献して参りたいと存じます。引き続きご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いいたします。

■ファンド概要

項目

内容

ファンド名

Funds Venture Debt Fund 2号投資事業有限責任組合

無限責任組合員(GP)

Funds Startups株式会社

目標ファンドサイズ

100億円

投資対象

ディープテック領域を中心とするスタートアップ ※但し、ディープテックに限らない。

投資対象ステージ

アーリー~レイターステージ(オールステージ) 

主な投資手法

ベンチャーデット、補助金ブリッジファイナンス、転換社債型新株予約権付社債 (CB)

■Funds Startupsについて
Funds Startups株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:前川寛洋)は「社会的インパクトを創出するスタートアップが、最も理想的な成長を遂げられる仕組みを開発する」をミッションに据え、ファンズ株式会社の100%子会社として2023年12月に設立されました。Funds Startupsでは、Funds Venture Debt FundのGPとして、ファンド運営ならびに金融機関へのベンチャーデットに関する支援を中心に行います。今後については当事業を中核としつつも、スタートアップ専門の投資銀行部門のような役割として、スタートアップの資金調達手段の多様化や環境整備等も手掛けていく予定です。
https://social.funds.jp/fsrelease 

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