金融データ活用の模範となる金融機関が大賞/データ活用賞/特別賞を受賞
一般社団法人金融データ活用推進協会のプレスリリース
一般社団法人金融データ活用推進協会(略称:FDUA、東京都中央区茅場町、代表理事:岡田拓郎)は、「FDUAアワード2026」の受賞企業を決定いたしました。「FDUAアワード」は、金融機関におけるデータ活用を高度化し、業界全体の水準向上を図ることを目的に、金融データ活用の模範となる取り組みを表彰する制度です。本アワードでは、先進的な実践ノウハウを共有するとともに、FDUA標準化委員会の提供するセルフチェック活動の普及と金融機関のモチベーション向上をめざしています。
今回は、大賞/データ活用賞/特別賞の3つの賞を、大賞の三菱UFJ信託銀行株式会社をはじめとする5社の金融機関に授賞いたします。「FDUAアワード2026」の選定にあたっては、金融機関から各社の金融データ活用の取り組みに関する推薦を受け、FDUA標準化委員会にて選定した審査員による審査委員会にて総合的に評価の上、決定しております。
FDUAでは、取り組みの成果とその背景にある工夫や努力を広く共有することで、金融業界全体の発展の促進に寄与するものと考えております。「FDUAアワード2026」の授賞にあたっては、下記の通り2026年5月21日(木)に開催される「金融AIコンファレンス2026」にて表彰式を行い、賞の授与を実施する予定です。
<表彰式日時・場所>
プログラム名:金融データ活用推進協会「FDUAアワード2026」 表彰式
開催日時:2026年5月21日(木)17:40-18:30
場所:大手町プレイス ホール&カンファレンス
詳細:https://service.goodway.co.jp/fac2026
<受賞企業>
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賞名 |
受賞企業 |
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大賞 |
三菱UFJ信託銀行株式会社 |
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データ活用賞 |
株式会社オリエントコーポレーション |
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データ活用賞 |
株式会社横浜銀行 |
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特別賞(生成AI活用) |
アフラック生命保険株式会社 |
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特別賞(地域貢献) |
株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループ |
<賞名・ロゴ・説明>
大賞
金融データ活用において、最も優れた取り組みと認められた金融機関に授与いたします。
データ活用賞
金融データ活用において、優れた取り組みとして認められた金融機関に授与いたします。
特別賞
金融データ活用において、特筆した取り組みとして認められた金融機関に授与いたします。
<FDUAアワード2026 審査員>
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氏名 |
役職 |
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中島 淳一 |
日本取引所自主規制法人 理事長 |
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山本 俊之 |
西村あさひ法律事務所・外国法共同事業 パートナー弁護士 一般社団法人金融データ活用推進協会(FDUA)監事&生成AIWG アドバイザー |
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白石 寛樹 |
三井住友カード株式会社 執行役員 データ開発本部長 一般社団法人金融データ活用推進協会(FDUA) 標準化委員長 |
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中村 義幸 |
株式会社セブン銀行 AI・データ戦略部長 一般社団法人金融データ活用推進協会(FDUA) 標準化委員長代行 |
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岡田 拓郎 |
一般社団法人金融データ活用推進協会(FDUA) 代表理事 |
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佐藤 市雄 |
一般社団法人金融データ活用推進協会(FDUA) 理事&企画出版委員長 |
<受賞理由>
大賞/三菱UFJ信託銀行株式会社
■生成AIを活用した企業ナレッジ基盤確立により業務変革と競争力強化を実現
信託業務において分散・属人化していた高度専門ナレッジを、生成AIを活用して横断的に統合し、「ナレッジそのものを企業資産として再定義」した点を極めて高く評価した。AIモデルの高度化ではなく、専門用語辞書や非構造データの徹底した構造化といった基盤整備に経営判断として踏み込み、スタートアップとの協業により短期間で実装まで到達している点は、他社には容易に模倣できない独自性を有する。
2026年1月時点で複数事業領域・業務へ展開し、年間71,000時間規模の取り組みまで成長するなど、定量・定性の両面で明確な成果を上げている点も特筆に値する。さらに、現場主導の改善サイクルやCoE組織を核とした推進体制により、成果の持続性と応用性を兼ね備えた取り組みとして定着している。生成AI時代における金融機関の競争力の源泉を示した先進事例として、FDUAアワード2026大賞を授与する。
データ活用賞/株式会社オリエントコーポレーション
■ユースケース創出・人材育成・外販ビジネスを三位一体で推進する全社的データ活用
「ユースケース拡大」「人材育成・基盤整備」「データビジネス拡大」の三本柱を同時並行で推進し、社内DXと社外価値創出の双方で成果を上げている点が高く評価された。社内では100件を超えるデータ活用ユースケースを創出し、機械学習モデルの完全内製化や全社横断のアイディエーションを通じて、データ活用を文化として定着させている。
加えて、社内で培った分析ノウハウを外販ビジネスとして展開し、取引先100社超にまで拡大した点は、非金利系ビジネスとしての明確な成果であり、金融機関におけるデータ利活用の新たな可能性を示している。効果額の一部は今後実績での裏付けが期待されるものの、応用性・持続性・組織変革の完成度は極めて高く、包括的な取り組みとして評価し、データ活用賞を授与する。
データ活用賞/株式会社横浜銀行
■業務分析から実装・効果創出までを一貫して推進する実践的データ活用
データ・AI活用を単なる業務効率化の手段にとどめず、「生産性向上」という経営戦略と明確に結び付け、全行的なデータ活用を体系的に推進している点が高く評価された。全行業務の洗い出しと業務量の可視化を起点に、徹底した業務分析を行い、データ・AIに適合する形へ業務フロー自体を再設計したうえで実装している点は、実践的かつ再現性の高いデータ活用の好例である。
その結果、年間で11.6万時間の業務量削減を達成するなど、定量的な成果を伴うデータ活用を実現している。加えて、データガバナンス規程の整備やセルフETLツールの導入、データ分析基盤の刷新により、データの品質と活用効率を同時に高めている点も評価した。
さらに、「データエバンジェリスト制度」による人材育成を通じて、属人化を排し、各部署が自走してデータ活用を継続・高度化できる体制を構築している。業務分析から実装、効果創出、人材育成までを一貫した枠組みで実行している点は、金融機関におけるデータ活用の成熟度を示すものであり、FDUAアワード2026データ活用賞を授与する。
特別賞(生成AI活用)/アフラック生命保険株式会社
■生成AI活用と高度なリスク管理を両立した顧客応対サービスの実装
生成AIを活用した顧客応対サービスの一般公開と、AIリスク管理態勢の高度化を短期間で同時に実現した点を高く評価した。外部基準が未整備な領域において、独自のリスク管理定義や規程をERM(エンタープライズリスクマネジメント)と整合させ全社展開した取り組みは、「攻め」と「守り」を両立した先進事例である。
音声・文字の両インターフェースを備えた生成AIサービスを24時間365日提供しつつ、月次PDCAによる継続的な改善を制度化している点は、成果の持続性という観点でも評価が高い。生成AI活用における実践的なガバナンスモデルを構築した取り組みとして、特別賞を授与する。
特別賞(地域貢献) /株式会社ちゅうぎんフィナンシャルグループ
■CRMを軸とした全社データ基盤整備による地域金融DXの推進
CRMを軸としたデータ基盤整備と人材育成を両輪に、営業企画領域を起点とした全社的なデータドリブン経営を着実に推進している点を評価した。部門横断での意思決定構造を設計し、顧客志向の企画立案や非対面チャネル活用を実装している点は、地域金融機関における模範的な取り組みである。
一方で、投資対効果の定量的な裏付けや内製化の深化といった今後の課題も認識されており、発展途上であることを踏まえた評価となった。多くの地域金融機関にとって実践的なリファレンスとなる点を重視し、特別賞を授与する。
以上
【関連ページ】
標準化委員会(一般社団法人金融データ活用推進協会(FDUA))
https://www.fdua.org/activities/standardization
【本リリースに関するお問い合わせ先】
一般社団法人金融データ活用推進協会(FDUA)
標準化委員会 事務局 standardization@fdua.org
【FDUAについて】
金融業界におけるデジタル化が急速に進む中、業界・各社の発展および個人のスキルアップに貢献することを目的として、金融機関の実務目線に立って、AI・データ活用の推進に取り組むため、金融機関とAIスタートアップなどが集まり発足いたしました。
ホームページ:https://www.fdua.org/

