~不正リスクの早期把握により、被害の未然防止を強化~
株式会社ジェーシービーのプレスリリース
株式会社ジェーシービー(以下:JCB)と株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、クレジットカード不正利用の未然防止に向けた取り組みを進めます。NTTデータは、クレジットカードの不正利用の事前対策を可能にする情報活用プラットフォーム「MiMORiTH™(読み:ミモリス 以下:本サービス)」を2026年3月23日より提供開始しました。JCBは、ファーストユーザーとして本サービスを導入し、不正利用被害への対応の高度化を図ります。
本サービスの活用により、カード会社をはじめとする金融機関は、不正につながる兆候を早期に把握し、既存の対策を補完しながら、被害発生前の段階でのリスク低減に向けた対応が可能となります。
【背景】
日本クレジット協会の公表によると、クレジットカードの不正利用被害額は2023年以降、500億円を超える高水準で推移しており、特に番号盗用による被害が9割を占めるなど、被害の深刻化が続いています注1。
こうした環境の中、カード会社には、安全・安心な決済利用を支える責任として、不正利用をいかに早期に検知し、被害の未然防止につなげるかが、これまで以上に求められています。
JCBにおいても、決済取引時の本人認証やシステムによる不正検知(モニタリング)、不正利用検知後の商品の配送停止や、カード停止・再発行といった取引時・取引後を中心とした対策を講じてきました。
一方で、不正手口の高度化・巧妙化が進む中、取引時点での対策や事後対応に加えて、不正が顕在化する前の段階でリスクの兆候を把握し、先回りした対応を行う必要性が高まっています。
そのため、JCBでは、従来の対策を補完し、より早い段階で不正リスクを捉えるための新たな取り組みを検討してきました。
こうしたカード会社の課題意識のもと、NTTデータは、不正につながる可能性のある各種情報を整理・分析し、実務に活用しやすい形で提供するプラットフォーム「MiMORiTH」をリリースしました。JCBでは自社の不正対策高度化に加え、NTTデータが不正利用に関する情報活用を通じて業界全体の不正被害抑止に貢献することをめざすという趣旨に賛同し、ファーストユーザーとして本サービスを導入しました。
【MiMORiTHの概要】
MiMORiTHは、不正利用に関連する各種情報を整理・分析し、カード会社などの金融機関が自社の保有情報と照合しやすい形で提供する情報活用プラットフォームです。MiMORiTHを活用することにより、金融機関は不正につながる可能性のある事象を早期に把握し、既存の不正検知・モニタリング業務を補完・高度化することが可能となります。
これにより、利用制限や注意喚起などの対応判断をより迅速かつ適切に行うことができ、不正被害の抑制や顧客対応負荷の軽減に寄与します。
また、本サービスは、厳格な安全管理措置のもとで運用され、既存の業務プロセスを大きく変更することなく導入できるため、段階的な対策強化を実現します。
【今後について】
今後もNTTデータとJCBは取り組みを強化し、金融分野における不正被害の抑止および信頼性の高い取引環境の構築に取り組みます。
NTTデータは、本サービスの提供により、カード業界全体の不正利用被害の抑止に寄与します。また、カード業界にとどまらず、銀行・証券・保険など金融業界全体への展開を視野に、MiMORiTHの機能拡張およびサービスの高度化を順次進めます。
JCBは、本サービスの活用を通じて、カード不正利用対策のさらなる強化を図ります。
両社は、本取り組みを通じて、安全・安心な決済・金融取引環境の実現に貢献します。
【注釈】
注1) 「クレジットカード不正利用被害の集計結果について」
https://www.j-credit.or.jp/download/news20260306_a1.pdf
*「MiMORiTH」は日本国内における株式会社NTTデータの商標です。
*その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
