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不動産売却、約56%が「査定額より高く売りたい」と回答。一方で価格を下げてでも受け入れたい条件とは

株式会社NEXER・不動産売却、希望価格と許容範囲に関する調査

株式会社NEXERのプレスリリース

■不動産売却時、希望価格と許容範囲の実態

不動産を売却するとき、多くの人が頭を悩ませるのが「いくらで売るか」という問題です。

できるだけ高く売りたいというのが本音ですが、高すぎる価格設定はなかなか買い手がつかないリスクがともないます。では、実際に売却経験のある方や売却を予定している方は、どのような価格意識を持っているのでしょうか。

ということで今回は株式会社日住サービスと共同で、事前調査で「不動産売却の経験、もしくは今後予定がある」と回答した全国の男女130名を対象に「不動産売却、希望価格と許容範囲について」のアンケートをおこないました。

※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。

・引用元が「株式会社NEXERと株式会社日住サービスによる調査」である旨の記載

・株式会社日住サービス(https://2110.jp/)へのリンク設置

「不動産売却、希望価格と許容範囲に関するアンケート」調査概要

調査手法:インターネットでのアンケート

調査期間:2026年2月12日 ~ 2月23日

調査対象者:事前調査で「不動産売却の経験、もしくは今後予定がある」と回答した全国の男女

有効回答:130サンプル

質問内容:

質問1:不動産の売却を検討する際、査定価格に対してどの程度の価格で売却したいですか?

質問2:その理由を教えてください。

質問3:売却活動を開始した後、価格に対する考え方の柔軟性はどの程度ありましたか?(またはありそうですか?)

質問4:その理由を教えてください。

質問5:希望価格から5%価格を下げる代わりに、価格以外の好条件が提示された場合、受け入れても良いと思う条件は何ですか?

質問6:その理由を教えてください。

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

■56.1%が「査定額より高い価格で売りたい」と回答

まず、査定価格に対してどの程度の価格で売却したいかを聞いてみました。

その結果「少し高い価格」が41.5%で最も多く、次いで「同じくらいの価格」が33.1%、「大幅に高い価格」が14.6%と続きました。「少し安くても許容する」は10.0%、「大幅に安くても許容する」は0.8%にとどまっています。

それぞれの回答理由について聞いてみたので、一部を紹介します。

「大幅に高い価格」

・高く売ること以外に目的がないから。(40代・男性)

・手数料が高いから。(50代・女性)

・やはり資産形成をしたいから。(40代・女性)

「少し高い価格」

・購入価格プラス諸経費プラス利益が欲しいから。(60代・男性)

・買い替え資金の負担をできるだけ軽減したいため。(70代・男性)

・少しでも高く売りたいし、どうせ値段交渉されそうだから。(40代・女性)

「同じくらいの価格」

・高すぎるとなかなか売れないので。(60代・男性)

・売却できる現実的な価格だと感じるから。(30代・男性)

・適正価格が後のトラブル回避ができるから。(70代・男性)

「少し安くても許容する」

・早く処分したいから。(60代・男性)

・築年数がとても長いので、値段が付いたなら納得します。(50代・女性)

・売れなかった経験がある。(60代・男性)

「少しでも高く売りたい」という率直な声がある一方で、「高すぎると売れない」「早く売却したい」という現実的な意見も目立ちます。

■86.2%が「価格に対して柔軟に対応する」と回答

続いて、売却活動を開始した後の価格に対する考え方の柔軟性についても聞いてみました。

その結果「やや柔軟:市場の状況が悪ければ、仕方なく見直す」が60.8%と最多でした。次いで「とても柔軟:買い手の反応に応じて積極的に価格を見直す」が25.4%、「柔軟ではない:最初に決めた希望価格は簡単には下げたくない」は13.8%にとどまっています。

前の質問で「高く売りたい」と答えた人が半数を超えていたにもかかわらず、いざ売却活動が始まれば多くの人が現実的な判断をしていることがわかります。

それぞれの回答理由について聞いてみたので、一部を紹介します。

「とても柔軟:買い手の反応に応じて積極的に価格を見直す」

・ある程度のラインまでは価格交渉に応じて早く売却したいと考えていたから。(50代・男性)

・今後は空き家税金がかかるので、その前に手放したいので。(50代・女性)

・元々ニーズが低いと思うので。(40代・女性)

「やや柔軟:市場の状況が悪ければ、仕方なく見直す」

・売れずにずっと放置するより、さっさと売りたい。(60代・女性)

・現実的な判断をしないといつまでたっても売れないリスクがある。(70代・男性)

・市場の動向や反応を見ながら、現実的に調整する必要があると感じるから。(30代・男性)

・期間内に売りたいから。(40代・男性)

・年齢的にあまり時間を掛けられないので。(60代・女性)

「柔軟ではない:最初に決めた希望価格は簡単には下げたくない」

・希望価格を下回ってほしくないから。(50代・男性)

・買い替えの資金に必要。(40代・男性)

・焦って値段を下げてまで売りたくないから。(70代・男性)

・こっちも手数料を払ったり、住宅ローンが残ったりしていると必死だから。(40代・女性)

・購入した価格より下回らないようにしたいから。(70代・男性)

価格を柔軟に見直す理由として共通しているのは「売れないリスクへの恐れ」です。不動産は保有しているだけで固定資産税や管理の手間がかかります。

とくに空き家については税制面の負担増も現実の問題として迫っており、「持ち続けるコスト」を意識して早期売却を優先する方が多い印象です。希望価格へのこだわりよりも、売却を完了させることの安心感を重視する姿勢がうかがえます。

■31.5%が「現況有姿での引き渡し(修繕不要)」を選択

最後に、希望価格から5%価格を下げる代わりに受け入れてもよいと思う条件について聞いてみました。

最も多かったのは「現況有姿での引き渡し(修繕不要)」で31.5%でした。「現況有姿」とは、建物の修繕やリフォームをせずにそのままの状態で引き渡すことです。次いで「早期に売却できる」が30.8%、「現金一括での支払い」は17.7%と続きました。

それぞれの回答理由について聞いてみたので、一部を紹介します。

「現況有姿での引き渡し(修繕不要)」

・修繕費はけっこう高くつく。(60代・女性)

・想定外の修繕費は避けたいから。(50代・男性)

・売却前に修繕などで数百万円掛かるので。(70代・男性)

・補修費用が不要になり、その分高く売れたのと同じことだから。(70代・男性)

・修繕費を入れると、どこまで費用が嵩むか不明なので。(60代・男性)

「早期に売却できる」

・速く売った方が精神的に楽になる。土地の管理も草刈りなど物凄く大変です。(60代・男性)

・なるべく早く手放したい・いつ売れるかわからない・不安を早く払拭したい。(40代・女性)

・売却期間を短くできるから。(30代・男性)

・いつまでも売れないのもストレスだから。(40代・女性)

・資金の必要な時期の問題。(60代・男性)

「現金一括での支払い」

・直ぐに現金が入るから。(70代・男性)

・こちらの売り気がある時に早めに現金を手に入れたいから。(60代・男性)

・現金化が一番手堅いからです。(50代・男性)

・買い替え資金に充当したいため。(70代・男性)

・次の物件を早く決めたいので。(60代・女性)

「買い手の信頼性が高く、契約トラブルの懸念が少ない」

・後からクレームがつかないのが一番。(60代・男性)

・不動産の売買は価格が相当に高い金額であるので信用が第一である。(70代・男性)

・トラブルが一番面倒だから。(50代・女性)

・トラブルがあるのは面倒だし嫌だ。(70代・男性)

・問題なくスムーズに売却したい。(70代・男性)

「引き渡し時期を柔軟に調整できる」

・住み替えだったので期日内に決めたかった。(40代・男性)

・相続税免除期間があったから。(70代・男性)

5%の値下げを受け入れてでも修繕を免除されたいという回答が最も多かったことは、売主にとって修繕費用の負担がいかに大きな懸念材料であるかを物語っています。たとえば、3,000万円の物件なら5%は150万円ですが、築年数が古い物件の修繕はそれ以上にかかるケースも珍しくありません。

また「早期売却」を挙げた方も約3割に上り、長引く売却活動そのものがストレスになっていることも見えてきます。価格以外の条件が売主の意思決定に大きく影響を与えている実態が浮き彫りとなりました。

■まとめ

今回の調査では、不動産売却を経験した方や予定がある方の約56%が「査定額より高い価格で売りたい」と考えている一方で、86%以上が売却活動中の価格見直しに柔軟な姿勢を示していることがわかりました。

さらに、5%の値下げと引き換えに「修繕不要での引き渡し」や「早期売却」といった条件を受け入れる方も多く、価格だけが売主の判断基準ではないことが明らかになっています。

不動産売却を検討する際は、価格の高さだけにとらわれず、修繕費用や売却期間、取引の安全性といった総合的な条件を見極めることが、満足のいく売却につながるのではないでしょうか。

<記事等でのご利用にあたって>

・引用元が「株式会社NEXERと株式会社日住サービスによる調査」である旨の記載
・株式会社日住サービス(https://2110.jp/)へのリンク設置

【株式会社日住サービスについて】

本社:〒650-0021 神戸市中央区三宮町一丁目2番1号

代表取締役社長:中村友彦

事業内容:不動産流通業務、買取り販売業務、不動産管理業務、建設・リフォーム業務、保険代理業務、不動産鑑定業務、不動産取引事務代行業務、各種保証業務※関連企業含む

URL:https://2110.jp/

【株式会社NEXERについて】
本社:〒170-0013 東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル11F
代表取締役:宮田 裕也
URL:https://www.nexer.co.jp
事業内容:インターネットリサーチ、SEO、WEBブランディング、レビューコンテンツ、リアルショップサポート、WEBサイト制作

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