次世代金融エコシステムの構築に向けた検討を進める
株式会社デジタルガレージのプレスリリース
株式会社デジタルガレージ(東証プライム: 4819、本社:東京都渋谷区、代表取締役 兼 社長執行役員グループCEO:林 郁、以下:デジタルガレージ)は、株式会社ジェーシービー (本社:東京都港区、代表取締役会長兼執行役員社長:二重 孝好、以下:JCB)、株式会社りそなホールディングス(東証プライム: 8308、本社:東京都江東区、取締役兼代表執行役社長兼グループCEO:南 昌宏、以下:りそなHD)とともに、ステーブルコイン決済の社会実装に向けた協業を開始します。
また、本件協業の一環として、日本国内でのステーブルコイン流通における課題抽出と解決策の検討を目的とした、実店舗におけるステーブルコイン決済に関する実証実験の実施に向けた取り組みを進めてまいります。
■ ステーブルコインの社会実装に向けた協業について
ステーブルコインは、その高い利便性から、キャッシュレス社会の新たなエコシステムを創出する基盤として世界各国で注目を集め、市場規模が急速に拡大しています。とりわけ、決済文脈でのステーブルコイン活用は、訪日外国人の両替負担軽減や、資金決済の更なる効率化、加盟店のキャッシュフロー改善など、多岐にわたるメリットをもたらすと期待されています。しかし、国内においてその社会実装を達成するためには、実務上の課題解決と、日本市場に適合した新たなビジネスモデルの構築が不可欠です。
こうした背景を踏まえ、デジタルガレージ、JCB、りそなHDは、それぞれの強みを持ち寄り、ステーブルコイン決済の社会実装に向けた協業を開始します。
■ 協業における各社の役割と展望
本協業において、各社はそれぞれの事業基盤と強みを活かし、以下の方針でステーブルコインの社会実装と活用拡大を目指します。
【デジタルガレージ】
国内最大級の決済基盤を有する決済代行業者であるDGフィナンシャルテクノロジーや、ブロックチェーン領域における高度な技術力を持ち、暗号資産交換業ライセンスを保有するCrypto Garageといった、当社グループが保有する知見を融合し、ステーブルコイン決済インフラの構築を担います。
今後、ステーブルコイン決済を自社決済基盤に取り込み、対面・非対面を問わずあらゆる商取引において決済手段のひとつとして提供することを目指します。また、電子決済手段等取引業等の各種ライセンス取得も予定しており、ステーブルコインと法定通貨の交換・精算機能を提供することで、加盟店様における既存の商習慣やオペレーションへの影響を最小限にとどめつつ、次世代の決済インフラを社会へ浸透させていきます。
さらに、本件次世代決済基盤については、当社グループ内での利用に加え、JCBやりそなHDといったパートナー企業、また、当社グループと提携関係にあるグローバル決済プラットフォーム等との連携も視野に、本格的な事業展開を見据えております。
【JCB】
日本発唯一の国際カードブランド運営会社として、全世界で1億7,500万以上の会員と約7,100万店の加盟店ネットワークを活かし、新たな決済手段としてのステーブルコインの市場導入を目指して進めてまいります。
まずは、国内加盟店様が、インバウンドを含む国内外のお客様より、ステーブルコインを受け入れられる環境の整備に向けて、実店舗における実証実験を通じた課題の洗い出しや、最適なUI/UXの検討を行うとともに、加盟店様のニーズに合った精算プロセス等の検討を進めてまいります。
さらには、様々なユースケースが想定されるB2B領域等において、ステーブルコインの特性を活かした、新たなサービス開発を積極的に行うことで、新たなエコシステムの構築に向けて貢献してまいります。
【りそなHD】
国内有数の顧客基盤を持ち、多くの中小企業を支える大手金融グループとしての強みや知見を活かし、ステーブルコインの即時性・低コスト性を活用した金融サービスの構築に寄与します。
たとえば、従来の銀行送金における時間やコストの課題を解消するとともに、ステーブルコインの「プログラマブル」という特性を活かした店舗決済や企業間決済等への展開を検討します。金融機関としての信頼性とデジタル技術の革新性を融合させることで、顧客や社会にとって付加価値の高いサービスを提供し、新たな決済モデルの創出を目指します。
■ 実証実験について
実店舗において、米ドル建ておよび日本円建てステーブルコインを用いた実際の決済を行う、共同実証実験の実施へ向け取り組みを進めてまいります。店頭での支払いに伴うユーザー体験(UI/UX)の検証に加え、ブロックチェーン上の処理性能や安定性の確認、さらには円貨への換算を含む加盟店精算プロセスの実務的な課題抽出を共同で行い、本格的な社会実装に向けた技術的・運用的な基盤の確立を目指して検討を進めてまいります。
本実証実験で洗い出した実務上の課題および事業化のビジネスモデルを踏まえ、参画各社は、ステーブルコイン決済におけるソリューションの社会実装に向けた検討を進めるとともに、エコシステムの拡大に向けて、ステーブルコイン決済の社会実装に取り組まれている様々な事業者様との連携も積極的に検討してまいります。
■ コメント
林 郁(デジタルガレージ 代表取締役 兼 社長執行役員グループCEO )
デジタルガレージは「New Context」を創造し続けるとともに、グループ戦略 「DG FinTech Shift」のもと、様々な戦略パートナーと連携し、日本の決済インフラの進化に取り組んできました。このたびのステーブルコインを活用した新たな決済サービスへの挑戦は、web3を実需や実業に結びつける「New Context」そのものです。当社グループが保有するブロックチェーン技術と、JCB様の強固な加盟店決済網、りそなホールディングス様が保有する広大な顧客基盤の融合により、キャッシュレス社会の新たな決済基盤の構築に向けて取り組んでいきます。
二重 孝好(株式会社ジェーシービー 代表取締役会長 兼 執行役員社長 )
JCBグループは、総合決済サービス企業として、お客様のニーズに応える商品・サービスの開発や、より安全・安心な決済環境の開発・提供に取り組んでおります。現在グローバルで市場が急速に拡大しているステーブルコインは、お客様に新たな価値をご提供できうる基盤ですが、その社会実装には、安全・安心の実現と持続的なビジネスモデル構築が必要です。この課題解決に向けて、デジタルガレージ様、りそなホールディングス様をはじめとした参画各社様とともに取り組んでまいります。
南 昌宏(株式会社りそなホールディングス 取締役 兼 代表執行役社長 兼 グループCEO )
りそなグループは、『金融+で、未来をプラスに。』というパーパスのもと、デジタル技術を活用した新たな価値創造に積極的に取り組んでいます。今回のステーブルコイン決済における3社協業の開始は、国内外のお客さまに、より便利で安全な決済環境を提供するための重要な一歩です。伝統的な金融機関として培ってきた信頼性と、革新的なテクノロジーを融合させることで、日本市場に適した新しい決済モデルを創出し、これまで以上にお客さま・地域社会に貢献していきます。

