対応可能国籍を42カ国から63カ国に拡大、キャッシュフロー解析による母国に於いても与信を持たない外国人層のデフォルト率推定機能を開発。開発・販売体制を強化
Dwilar, inc.のプレスリリース
外国人向け与信判定AI SaaS「Lita」を開発・提供する株式会社Dwilar（所在地：米国カリフォルニア州、代表取締役CEO：中村 嘉孝、以下「Dwilar」）は、既存株主の9 capital、新規投資家のMTG Ventures, Shinryo Fund、及びエンジェル投資家 複数名を引受先とする将来株式取得権付き出資契約 (SAFE) により、総額約1.5億円の資金調達を実施しました。
資金調達の目的と背景
Dwilarは、63 か国の与信情報機関および主要オープンバンキングAPIと連携し、外国人が母国の信用情 報を活用して入居審査や金融サービスを受けられる越境与信プラットフォームを提供しています。
2025年2月のサービスリリース時に対応可能だった21国籍に加えて、新規に南米・東南アジア・中国・韓国エリア42カ国からの移住者向けの審査プロセスの提供を開始し、日米への移住者の大部分をサポートすることが可能になりました。
今回、追加調達で得た資金を用いて、カンボジアやネパール・バングラデシュなどを含む東南アジア圏の対応国籍を拡充すると共に、これまで母国データを取得出来ても与信判定が難しかったクレジットカードを作ったりローンを借りたりしたことのないユーザー層に対しても、キャッシュフローデータを活用した与信判定を提供出来るモデルを構築していきます。
CTOにKlarna・WiseでAI与信判定のチームをリードしたTobias Andersonが就任
これまで業務委託にて参画していたTobiasが正式にCTOに就任しました。Klarnaで培った入出金データ解析の技術を活かして、既存審査プロセスに於ける与信データ項目を追加すると共に、キャッシュフローに基づく与信判定の仕組み構築に取り組み、より幅広いユーザーへの与信判定サービスの提供を可能にします。
＜略歴＞
後払い決済のKlarna（スウェーデン）、国際送金のWise（英）などでAIを活用した与信審査プロセスの立ち上げ・及び審査プロセスに於けるUI/UXの改善プロジェクトをリード。
データアナリストにExperian出身のManhar Hemantが就任
世界最大級の与信情報機関であるExperianにてクオンツを担当。10年以上の業界経験を活かしたデータ分析による与信モデルの構築や精度向上を専門とします。我々が取得する与信情報をベースとした、独自スコアリングシステムの開発と、キャッシュフロー分析による審査ロジックの構築に取り組みます。
＜略歴＞
与信情報機関Experianにてクオンツを担当。個人・法人の与信情報分析を行う。PhD in Mathematics.
Dwilar について
外国人向け与信判定AI SaaSを日米で展開。63ヶ国の与信情報機関・オープンバンキングシステムとの 連携により、外国人の母国での与信情報を活用した審査を可能にし、外国人の移住先 での生活基盤構築 をサポート。AI Agent機能を活用した煩雑なプロセスの自動化が強み。
会社概要 会社名; Dwilar, Inc.
設立: 2024 年 2 月
代表者：中村 嘉孝
所在地：214 Homer Ave, Palo Alto, CA 94301 アメリカ合衆国