FinTech事業者向けにAPIを公開

マネックス証券株式会社のプレスリリース

 マネックス証券株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:松本大、以下「マネックス証券」)は、お客様の口座の残高データ(株・投信等、各商品の残高および、資産総額)を参照するAPI「マネックス証券API」を本日2019年2月4日(月)より公開いたしましたのでお知らせいたします。

■「マネックス証券API」公開の背景
 現在、金融業界においてもFinTechの動きが世界的に加速している中、利用者を保護するセキュリティの観点から、制度的な枠組みの整備が必要であるとされております。2017年に「銀行法等の一部を改正する法律」が成立し、既にインターネットバンク・メガバンクではAPIの公開が始まっています。

 マネックス証券は、これまでオープンAPIの構築に取り組んでおり、この度、第一弾として、お客様口座の残高データ(株・投信等、各商品の残高および、資産総額)を参照できるAPIを、「マネックス証券API」として公開いたします。

 本APIの公開により、マネックス証券のお客様に、多様なFinTechサービスを安心して活用いただけるようになると考えております。

■「マネックス証券API」の特長
(1)安全なデータ連携
 これまでも、マネックス証券の口座の残高データと連携するFinTechサービスは存在しており、それらはスクレイピングと呼ばれる手法でデータ連携を行っておりました。
 スクレイピングによるデータ連携は、お客様の認証データを第三者であるFinTech事業者に預ける必要がありましたが、今回構築しましたAPIは、OAuth2.0と呼ばれる安全性の高い認可の仕組みに準拠しており、FinTech事業者に本APIをご利用いただくことで、お客様の認証データをFinTech事業者に預けることなく、安全なデータ連携が可能となりました。

(2)スケーラブルなクラウド基盤
 本API は、Google™ のインフラを提供するクラウドサービス群である Google Cloud Platform™ (※1)上のマネージドサービスを組み合わせることで、開発コストの圧縮と、スケーラブルな基盤の構築を実現致しました。

■株式会社マネーフォワードとの連携
 本APIの接続先第一弾として、株式会社マネーフォワードのお金の見える化サービス「マネーフォワード ME」からの接続を実施致しました。

 ※1 Google および、Google Cloud Platform は、Google LLC の登録商標または商標です。

 詳細はマネックス証券ウェブサイト(https://info.monex.co.jp/news/2019/20190115_03.html)をご覧ください。

 マネックス証券は、今後も外部企業との連携を促進していくとともに、APIを積極的に活用することで、自社システムのAPI化を通じ、新規性、創造性に富んだ金融サービスを追求してまいります。

                                              以 上

【マネックス証券株式会社について】
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第165号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会