為替テックのトレーダム株式会社、株式会社DELTAと外資系クラウドサービスコスト削減のため業務提携を開始

トレーダム株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：浦島 伸一郎、代表取締役：阪根信一、以下「当社」）は株式会社DELTA（本社：東京都渋谷区、代表取締役：丹哲郎、以下「DELTA」）と業務提携したことをお知らせいたします。

業務提携の背景

近年、多くの企業が外資系クラウドサービスを利用する中で、予想以上のコスト増に直面しています。特に、円安の影響や技術負債の蓄積が主要な原因となっており、これらが企業のコスト負担を一層大きくしています。

1. 円安の影響によるコスト増

   円安が進行している中、外資系クラウドサービスを利用している企業では、為替変動によって料金が円換算で従来より高額になるため、適切なコストマネジメントが急務となっています。

2. 技術負債により発生するコスト増
   長期間にわたって積み重なった技術負債が、クラウドインフラの運用効率を低下させ、無駄なコストを引き起こしています。古いアーキテクチャや非効率なシステムを維持するため、余分なリソースやコストが発生し、結果としてクラウドサービスの利用料が膨らんでいます。

具体的な業務提携の内容

当社とDELTAは、それぞれの強みを活かし、為替変動と技術負債における増額するサーバーコストの課題を解決するための業務提携を締結しました。この提携により、両社は以下の具体的な取り組みを行い、顧客企業に対してより包括的なコスト最適化を支援します。

1. 為替リスク管理の強化
   当社は、グローバルビジネスにおける為替リスクを効率的に管理する「トレーダム為替ソリューション」を提供します。このシステムでは、AIを活用して為替変動を予測し、企業が適切に為替予約を行えるようサポートします。これにより、クラウドサービスの支払いを為替リスクから守り、コストの予測可能性を高めます。

2. クラウドコスト削減の支援
   DELTAは、「CTO booster」を通じて、企業のクラウドインフラのコスト削減と効率化を支援します。技術負債の解消とインフラの最適化を行うことで、企業の運用コストを削減し、無駄な支出を抑えることができます。さらに、作業の実施も含めて完全成果報酬型のサービスを提供しており、顧客企業はリスクを最小限に抑えながら、コスト削減を実現できます。

両社の業務提携により、顧客企業は為替リスク管理とクラウドコスト削減を別々の専門的サービスで支援し、複数の角度から企業経営の効率化を図ることができます。

これらの取り組みを通じ、近年注目されるFinOps（Financial Operations ：財務オペレーション)に基づいた、継続的なコストレビューと最適化の強化を目指します。

今後の展開

両社の顧客接点を活用した幅広い提案を通じて、コスト削減からリスクヘッジまでを一貫してサポートする新たな選択肢の市場浸透を図ります。また、一定規模でクラウドサービスを利用するあらゆる業種や規模の企業に、本提携によるソリューションをご活用いただけるよう、導入事例の蓄積やナレッジ共有に努めていきます。

将来的には、業界全体のコスト管理・リスクヘッジ手法の標準化や高度化に貢献し、FinOpsの概念を普及・定着させることで、クラウドコスト管理が持続的な経営基盤強化に寄与するエコシステムの構築を目指します。

運営会社概要 

【トレーダムとは】

当社は、グローバルビジネスの大きな課題の一つである為替リスクを適切にコントロールするシステム「トレーダム為替ソリューション」を開発・提供するフィンテック企業です。伝統的な金融工学に基づく金融商品と高度な数理モデルやAIを含むデータサイエンス・金融システム開発に基づく技術を融合する「為替テック」の提供を通して、グローバルに挑戦する企業の成長やフィンテック業界の発展に貢献すべく事業を展開しています。

社名　　：トレーダム株式会社（TRADOM Inc.）〈旧 ジーフィット株式会社〉

本社　　：〒100-0004 東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル４階FINOLAB内

資本金・資本準備金　：463,722,766円　

設立　　：2015年1月

代表者　：代表取締役社長　浦島伸一郎、代表取締役　阪根信一

事業内容：AI為替リスク管理システム「トレーダム為替ソリューション」の開発・運用、

               為替情報コミュニティ「トレーダムアカデミー」の運営

HP　　  ：https://tradom.jp/

登録番号：金融商品取引業者　関東財務局長（金商）第3329号

加入協会：一般社団法人 日本投資顧問業協会