保険金支払いの迅速化を実現するDXツール導入について

リードインクス株式会社のプレスリリース

※本プレスリリースは、共同で配信しています

 三井住友海上火災保険株式会社の完全子会社であるMSプラスワン少額短期保険株式会社(代表取締役社長:八星 衛)と、AI inside株式会社(代表取締役社長CEO:渡久地 択)およびリードインクス株式会社(代表取締役社長 兼 CEO:柏岡 潤)は、保険金支払いの迅速化を実現するDXツールを開発しましたので、お知らせします。

 MSプラスワン少額短期保険の第一弾商品「返品送料保険」※1では、本ツールの導入により、保険金請求の手続き開始から保険金受け取りまでに要する時間を大幅に短縮し、これまでにないお客さま体験価値をご提供いたします。

※1:「返品送料保険」の販売を開始(2024年12月12日ニュースリリース)

1.DXツール導入による査定業務自動化について

AIを活用したOCRツールを提供するAI insideと、保険金支払い判定ロジックを提供するリードインクスの技術により、「査定業務の自動化」を実現しました。これにより、お客さまが行う書類の記載や送付手続き、保険会社が人手で行う査定業務を省力化・デジタル化し、保険金請求の手続き開始からお客さま指定口座への着金までに要する時間を、約5分に短縮することができます※2。

※2:保険金支払い要件(請求内容の入力に不備がない、ストアが返品を了承している、等)をすべて満たしており、通信環境に異常がない場合(開発環境におけるユーザーテストにより確認)。請求内容に確認事項がある場合等は、人手による査定業務を実施します。なお、夜間・非営業日を含む即時送金指示を行いますが、金融機関によっては即時着金とならない場合もあります。

2.DXツールを提供する事業者について

(1)AI inside「DX Suite」および「AnyData」

https://inside.ai/service

・「DX Suite」は業界最高水準のAI-OCR(光学文字認識)サービスであり、手書きや印刷された文字を高精度でデジタルデータに変換します。

 ・「DX Suite」に加え、業務プロセスに合わせてカスタマイズできるマルチモーダルAIによる物体検知(分類)を可能とする「AnyData」をワンパッケージで提供することにより、配送会社によってレイアウトが異なる伝票であっても、お客さま情報をスピーディーかつ正確に読み取り、AIによるデジタルデータ化を実現しました。

(2)リードインクス「Nano」

https://leadinx.co.jp/graphene_nano/

・保険商品の申し込みから契約変更、保険金請求、社内管理業務の全てを担うことができるSaaS型のデジタル保険システムであり、MSプラスワン少短が基幹システムに採用しています。

 ・その拡張性・柔軟性の高さを活かし、損害査定の業務プロセスにおいてAPI連携を通じてAI insideの「DX Suite」と連携し、保険金請求手続きの迅速化を実現しました。