2024年度IT賞において「IT優秀賞」を受賞

~システム障害対応専門部署の立ち上げとシステム障害によるビジネス影響極小化の取組み~

損害保険ジャパン株式会社のプレスリリース

 損害保険ジャパン株式会社(代表取締役社長:石川 耕治、以下「損保ジャパン」)およびSOMPOシステムズ株式会社(代表取締役社長:宮嵜 義久、以下「SOMPOシステムズ」)は、公益社団法人企業情報化協会(会長:山内 雅喜)主催の2024年度(第42回)IT賞において、「IT優秀賞(マネジメント領域)」を受賞しました。

1.IT賞 -Information Technology Award- の概要

わが国の産業界ならびに行政機関などの業務において、“ITを高度に活用したビジネス革新”に顕著な努力を払い、優れた成果を挙げた企業、団体、機関および個人を表彰する制度で、1983年の第1回から今年で42回目を迎えます。

 2024年度は、IT最優秀賞2件、IT優秀賞3件、IT賞19件、IT奨励賞12件の計36件が受賞しました。

※IT賞の詳細は、公益社団法人企業情報化協会のホームページをご参照ください。

  https://jiit.or.jp/awards/it/

2.「IT優秀賞(マネジメント領域)」受賞の内容

(1)案件

 システム障害対応専門部署の立ち上げとシステム障害によるビジネス影響の極小化の取組み

(2)受賞理由

 損保ジャパンとSOMPOシステムズの両社は、2021年に発生した大規模システム障害に対する反省を起点に、SOMPOシステムズに「危機対応部」を創設し、システム障害の早期検知・早期復旧による損保ジャパンのビジネスへの影響を極小化することを最重要ミッションとして取り組んできました。

 疑義を含むシステム障害の検知を早期に報告する取組みをKPI設定して徹底し、“インシデントコマンダー”を配置し障害対応時のシステム部門とビジネス部門間の円滑なコミュニケーションを実現するなど、システム障害への対応力を強化しました。

 特に評価された点としては、大規模障害時の非常時対策本部と定常的な障害保守を分けて対処する一般的なアプローチではなく、日常業務における業務品質上のトラブルもインシデントとして捉え、部門横断的かつ小規模から大規模までシームレスな対応を行う両社独自の取組みにより、平時からの危機対応機能の維持により大規模障害発生時のスムーズな対応を可能とし、また小さなトラブルも漏れなく、速やかに報告する組織風土の醸成にも寄与する点で、他社の模範となり得る事例として高く評価されました。

3.今後の取組み

 損保ジャパンおよびSOMPOシステムズは、お客さまの立場で徹底的に考え、価値ある商品やサービスを創造し続け、SOMPOグループの企業理念である「“安心・安全・健康”であふれる未来へ」の実現をリードできるよう、全社を挙げてITマネジメントの更なる強化に努めていきます。

以上