「ドーガン・リージョナルバリュー2号投資事業有限責任組合」を設立

株式会社ドーガン（本社：福岡市、代表取締役社長：森 大介、以下「当社」）は、令和6年12月1日に、主に九州・せとうち地方、及びその周辺地域の中堅・中小企業の事業再生の促進を図ることを目的とした「ドーガン・リージョナルバリュー2号投資事業有限責任組合（以下、「本ファンド」）」を設立したことを本日お知らせいたします。

本ファンドは、公的機関、金融機関を有限責任組合員とし、株式会社ドーガンが無限責任組合員となり、ファンドの運営、管理を行い、令和7年11月30日を最終受付として、最大70億円まで追加出資者の募集を行います。

九州の地方企業を取り巻く経済環境は、令和元年から猛威を振るった新型コロナウイルス感染症が沈静化する中、インバウンド顧客を中心とした観光需要の回復や、外資系半導体企業の参入などにより不動産を含む周辺産業が好調に推移する一方で、潜在的には有望な事業を有しながらも、原材料価格の高騰、人材不足、過剰債務など様々な要因で事業の存続や成長に課題を有している企業が数多く存在しています。

このような企業を、このまま放置し続けることは、企業の成長力を徐々に低下させ、最終的には有望な技術、ノウハウや雇用機会の喪失に繋がり、ひいては地域経済の発展を阻害するものであると考えております。

当社は、「きれいな心と創意工夫で、世界に通用する地場産業の投資と育成に取り組む」という経営理念の下、東京一極集中の経済に一石を投ずるべく、「金融の地産地消」を標榜し、それを体現する投資事業を展開してまいりました。当社がこれまでに管理・運営してきたファンド数は、本ファンドを含め、九州地区を中心に21ファンド（約460億円）にのぼります。

当社としては、本ファンドを通じて、潜在能力を有しながらも様々な要因で窮境に陥っている企業に対して投融資を行い、弊社がこれまで培ったノウハウを提供することで、事業の抜本的な再生を支援して参る所存です。

■ファンドの概要

■スキーム図