PGF生命調べ 理想の『おとなの親子』だと思う芸能人親子は? 2年連続1位は「高橋 英樹さん&高橋 真麻さん」、2位は「関根 勤さん&関根 麻里さん」

『おとなの親子』の生活調査2024

プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社のプレスリリース

PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社、代表取締役社長 兼 CEO得丸 博充)は、2024年9月10日(火)~9月11日(水)の2日間、70歳以上の実の親がいる40~69歳の男女を対象に「『おとなの親子』の生活調査2024」をインターネットリサーチで実施し、有効サンプル2,000名の集計結果を公開しました。 (調査協力会社:ネットエイジア株式会社)

人生100年時代を迎え、成人後の親子関係もより長く続いていきます。このたびPGF生命は、内閣府が定めた「家族の日」(2024年11月17日(日))にちなみ、高齢の親がいる子どもに『おとなの親子』の生活について聞いたところ、多様な生活実態や生活意識が垣間見える結果となりました。

トピックス1:コロナ前の盆暮れ正月の生活風景が定着
「今年の年末年始に親に会う予定がある」別居親子の68%

親と離れて暮らしていても、盆暮れ正月など長期休暇を取得しやすい時期には、帰郷して家族と過ごす人が多いと思います。では、年末年始に親子一緒に過ごす人はどのくらいいるのでしょうか。

別居親子に、今年の年末年始に親に会う予定はあるかを聞いたところ、「会う予定はない」は32.1%となり、会う予定がある人の割合は67.9%、顔を合わせる日数の平均は2.1日でした。2023年5月のコロナ5類移行から2回目の年末年始を迎えるなか、コロナ前の生活風景が定着している実状を垣間見ることができます。

トピックス2:人生100年時代 親の介護で不安なこと TOP2は「精神的負担」「体力的負担」
4人に1人が「介護と仕事の両立」、5人に1人が「介護費用が足りない」が不安と回答

親の介護について、不安を感じることを聞いたところ、「精神的負担」と「体力的負担」が特に高くなり、「介護と仕事の両立」、「介護に関する情報や知識が足りない」、「介護費用が足りない」が続きました。社会保障制度の脆弱性が指摘されるなか人生100年時代を迎え、今後、親の介護の負担に対する不安や自身の老後に対する不安は年々増大していくのではないでしょうか。

トピックス3:大人になってから“親との関係性が変わった”と感じたこと
「自分たちが頼られる存在になった」「距離が狭まった」「親の生き方を尊敬できるようになった」

『おとなの親子』の関係には、年齢を重ねるにつれ関係性が変化することもしばしばみられます。

大人になってから“親との関係性が変わった”と感じたことがある人に、どのように変わったかを聞いたところ、「自分たちが頼られる存在になった」「親のサポートを受ける側からサポートする側になった」「守られる立場から支え合う立場になった」「やや距離が狭まった気がする」「親の生き方を尊敬できるようになった」「大人同士の話し合いができるようになった」「いろいろ相談できるようになった」といった回答がみられました。精神的距離感の変化や、相互扶助の関係への変化、親に対する感謝や尊敬の気持ちの高まりなどは、おとなの親子という関係性を表わす特徴的な変化ではないでしょうか。

[アンケート調査結果(抜粋)]

第3章:『おとなの親子』の贈与・相続

  • 「親からの生前贈与もしくは相続について親子間で協議したことがある」約2割

  • 「親から生前贈与を受けたことがある」40代・50代の子では約1割

親からの贈与や相続について質問しました。

70歳以上の実の親がいる40~69歳の男女2,000名(全回答者)に、親からの生前贈与もしくは相続について親子間で協議したことがあるかを聞いたところ、「協議したことがある」は18.9%、「協議したことはない」は81.1%となりました。

年代別にみると、「協議したことがある」と回答した人の割合は、40代15.0%、50代19.3%、60代22.4%と、生前贈与や相続対策の必要性を感じる人は年代が上がるにつれて増えるようです。

親から生前贈与を受けたことがあるかを聞いたところ、「受けたことがある」は13.2%、「受けたことはない」は86.8%となりました。

年代別にみると、「受けたことがある」と回答した人の割合は、40代(11.0%)と50代(10.9%)では約1割にとどまりました。

  • 相続対策の状況 「まだしていない」86%、「既にしている」は14%にとどまる

相続対策を既にしているかを聞いたところ、「している」は13.8%、「していない」は86.2%となりました。大多数が相続対策に着手していない実状が明らかとなりました。

年代別にみると、「している」と回答した人の割合は、40代9.8%、50代12.4%、60代19.2%となりました。

前回の調査結果と比較すると、「している」と回答した人の割合は、全体では3.7ポイントの上昇(前回調査10.1%→今回調査13.8%)となり、年代別では60代(前回調査14.9%→今回調査19.2%、4.3ポイント上昇)で上昇幅が大きくなりました。

第4章:『おとなの親子』の将来への不安

  • 「実家じまいを経験した」1割弱、「経験することに不安を感じる」まだ経験していない人の5割半

自身や親が経験する可能性があることについて、経験の有無や不安感の有無について質問しました。

全回答者(2,000名)に、実家じまい(実家を処分すること)を経験したかを聞いたところ、「経験した」は8.4%、「経験していない」は91.6%となりました。

年代別にみると、「経験した」と回答した人の割合は、40代(6.3%)と50代(6.9%)に比べて60代(11.9%)が高くなりました。

実家じまい(実家を処分すること)を経験していない人(1,833名)に、実家じまいを経験することに不安を感じるかを聞いたところ、「不安を感じる」は53.7%、「不安を感じない」は46.3%となりました。

  • 「親の住み替えを経験した」1割強、60代では2割、
    「経験することに不安を感じる」まだ経験していない人の3割半

次に、全回答者(2,000名)に、親の住み替えを経験したかを聞いたところ、「経験した」は12.9%、「経験していない」は87.1%となりました。

年代別にみると、「経験した」と回答した人の割合は、上の年代ほど高くなる傾向がみられ、60代では20.3%でした。

親の住み替えを経験していない人(1,742名)に、親の住み替えを経験することに不安を感じるかを聞いたところ、「不安を感じる」は36.8%、「不安を感じない」は63.2%となりました。

  • 「介護離職を経験した」1割未満、「経験することに不安を感じる」まだ経験していない人の5割強

また、全回答者(2,000名)に、介護離職を経験したかを聞いたところ、「経験した」は5.2%、「経験していない」は94.8%となりました。

介護離職を経験していない人(1,896名)に、介護離職を経験することに不安を感じるかを聞いたところ、「不安を感じる」は51.5%、「不安を感じない」は48.5%となりました。

  • 人生100年時代 親の介護で不安なこと TOP2は「精神的負担」「体力的負担」
    4人に1人が「介護と仕事の両立」、5人に1人が「介護費用が足りない」が不安と回答

全回答者(2,000名)に、親の介護について、不安を感じることを聞いたところ、「精神的負担」(34.8%)と「体力的負担」(34.5%)が特に高くなりました。次いで高くなったのは、「介護と仕事の両立」(25.6%)、「介護に関する情報や知識が足りない」(24.6%)、「介護費用が足りない」(21.8%)でした。介護と仕事を両立できないのではないか、介護について知らないことが多いのではないかといった不安を抱えている人や、金銭面で介護を続けられなくなるのではないかといった不安を抱えている人も少なくないことがわかりました。

男女別にみると、男性では「精神的負担」(29.3%)、女性では「体力的負担」(41.9%)が1位でした。

年代別にみると、40代では「介護と仕事の両立」が32.1%、「介護費用が足りない」が28.2%と、全体と比べて5ポイント以上高くなりました。

きょうだいの有無別にみると、きょうだいがいない人では「相談相手がいない」が18.8%と、きょうだいがいる人(7.8%)と比べて11.0ポイント高くなりました。

同居親子・別居親子についてみると、同居親子では「体力的負担」が44.9%と、全体と比べて10ポイント以上高くなりました。

  • 「親の老後の生活破綻を経験することに不安を感じる」まだ経験していない人の3割

親が老後に経験する可能性のある生活破綻について質問しました。

親の老後の生活破綻を経験したかを聞いたところ、「経験した」は2.2%、「経験していない」は97.8%となりました。

親の老後の生活破綻を経験していない人(1,957名)に、親の老後の生活破綻を経験することに不安を感じるかを聞いたところ、「不安を感じる」は30.7%、「不安を感じない」は69.3%となりました。

  • 長生きリスクに備えて親が準備していること
    1位「貯蓄・資金の確保」2位「資産運用・投資」3位「年金」「保険加入」

長生きすることで、経済的に困窮するなどのリスク(いわゆる“長生きリスク”)が生じます。この“長生きリスク”に対する備えについて質問しました。

全回答者(2,000名)に、長生きリスクに備えて、自身の親は準備をしているかを聞いたところ、「準備をしている」は12.7%、「準備をしていない」は87.3%となりました。親の大多数が、長生きリスクへの備えをしていないことが明らかになりました。

長生きリスクに備えて親が準備をしている人(254名)に、長生きリスクに備えて、自身の親はどのような準備をしているかを聞いたところ、1位は「貯蓄・資金の確保」となりました。老後の生活に必要な資金が不足しないよう、親自身がしっかり準備しているという人が多いようです。次いで、2位「資産運用・投資」、3位「年金」「保険加入」、5位「仕事の継続」「節約」となりました。

  • 親の今後やサポートについて不安やリスクを感じること 1位「健康状態・病気」2位「認知症」

全回答者(2,000名)に、親の今後やサポートについて、不安やリスクを感じることを聞いたところ、「健康状態・病気」(66.3%)が突出して高くなり、「認知症」(49.1%)が続きました。親が病気を患うことや認知症になることに不安やリスクを感じている人が多いようです。次いで高くなったのは、「生活費」(13.9%)、「相続」(13.7%)、「孤独死」(9.5%)でした。

同居親子・別居親子についてみると、同居親子では「認知症」が53.9%、「生活費」が19.5%と、別居親子(順に47.9%、12.3%)と比べて5ポイント以上高くなりました。

第5章:おとなの親子関係あれこれ

  • 子の半数以上が「年齢を重ねて“親に似てきたな”と思うことがある」と回答
    年齢を重ねて“親に似てきたな”と思うこと
    1位「性格」2位「生活習慣」3位「食の好みや好きな味付け」、
    「口ぐせ」や「怒り口調」など言葉遣いに関することも上位に

続いて、“やはり親子だな”と感じることについて質問しました。

全回答者(2,000名)に、年齢を重ねて“親に似てきたな”と思うことがあるかを聞いたところ、「ある」は51.9%、「ない」は48.1%と、半数以上が親に似てきたと自覚していることがわかりました。

男女別にみると、「ある」と回答した人の割合は、男性47.7%、女性56.2%と、男性と比べて女性のほうが8.5ポイント高くなりました。

“親に似てきたな”と思うことがある人(1,039名)に、年齢を重ねて“親に似てきたな”と思うことを聞いたところ、1位「性格」(35.0%)、2位「生活習慣」(27.2%)、3位「食の好みや好きな味付け」(23.5%)となりました。ふとした瞬間に、親と性格や生活習慣、食の嗜好がそっくりだと感じる人が多いのではないでしょうか。また、「口ぐせ」(20.2%)や「怒り口調」(18.7%)など言葉遣いに関することも上位に挙がりました。

男女別にみると、男性では2位「生活習慣」(29.1%)、3位「行動パターン」(20.5%)、女性では2位「食の好みや好きな味付け」(26.3%)、3位「生活習慣」(25.6%)でした。

  • 大人になってから“親との関係性が変わった”と感じたこと
    「自分たちが頼られる存在になった」「距離が狭まった」「親の生き方を尊敬できるようになった」

全回答者(2,000名)に、大人になってから“親との関係性が変わった”と感じたことがあるかを聞いたところ、「感じたことがある」は14.4%、「感じたことはない」は85.7%となりました。

男女別にみると、「感じたことがある」と回答した人の割合は、男性8.3%、女性20.4%と、男性と比べて女性のほうが12.1ポイント高くなりました。

大人になってから“親との関係性が変わった”と感じたことがある人(287名)に、どのように変わったかを聞いたところ、「自分たちが頼られる存在になった」「親のサポートを受ける側からサポートする側になった」「守られる立場から支え合う立場になった」といった、立場・役割の変化に関する回答や、「若い頃は喧嘩が絶えなかったが歳をとって仲が良くなった」「子どものときは怖い存在、大人になったら飲み友達」「やや距離が狭まった気がする」といった、仲の良さ・距離感の変化に関する回答がみられました。自身が大人になって、それまでとはまた異なった関係性を築くようになったと感じている人が多いのではないでしょうか。

また、「子どもが生まれてから親のありがたみがわかった」「親の生き方を尊敬できるようになった」「客観的に見られるようになった」など、親に対する意識や気持ちが変わったという回答や、「大人同士の話し合いができるようになった」「反対意見を言えるようになった」「いろいろ相談できるようになった」など、親子の会話の内容が変化したという回答もみられました。

  • 親の尊敬できるところTOP3 「真面目・誠実」「優しい」「自分を育ててくれた・子どもを育てた」

  • 親の見習いたくないところTOP3 「頑固」「わがまま・自分勝手」「怒りっぽい」

全回答者(2,000名)に、親の尊敬できるところを聞いたところ、1位は「真面目・誠実」でした。物事に真摯に取り組む親の姿に、尊敬の念を抱いている人が多いようです。次いで、2位「優しい」、3位「自分を育ててくれた・子どもを育てた」、4位「我慢強い」、5位「仕事を頑張っている・頑張った」となりました。

男女別にみると、男性・女性ともに1位は「真面目・誠実」となり、男性の2位は「優しい」、3位は「自分を育ててくれた・子どもを育てた」、女性の2位は「我慢強い」、3位は「仕事を頑張っている・頑張った」となりました。

他方、親の見習いたくないところを聞いたところ、1位「頑固」、2位「わがまま・自分勝手」、3位「怒りっぽい」、4位「掃除・片付けが苦手」、5位「自己中心的」となりました。

男女別にみると、男性では1位「頑固」、2位「わがまま・自分勝手」、3位「怒りっぽい」、4位「適当・いい加減」、5位「お酒を飲みすぎる・酒癖が悪い」「短気」、女性では1位「頑固」、2位「掃除・片付けが苦手」、3位「わがまま・自分勝手」、4位「怒りっぽい」、5位「愚痴が多い」「自己中心的」でした。

  • これからしたい親孝行TOP3 「会いに行く・顔を見せる」「旅行をする」「話をする・話を聞く」

親孝行について質問しました。

全回答者(2,000名)に、これから親孝行としてしたいことを聞いたところ、1位は「会いに行く・顔を見せる」でした。元気な顔を見せて一緒の時間を過ごすことで、親に喜んでもらいたいと考える人が多いのではないでしょうか。次いで、2位「旅行をする」、3位「話をする・話を聞く」、4位「一緒に食事をする・ご馳走する」、5位「介護をする」となりました。

男女別にみると、男性では1位「旅行をする」、2位「会いに行く・顔を見せる」、3位「一緒に食事をする・ご馳走する」「介護をする」となりました。

  • 理想の『おとなの親子』だと思う芸能人親子は?
    2年連続1位は「高橋 英樹さん&高橋 真麻さん」、2位は「関根 勤さん&関根 麻里さん」
    理由は「お互いに尊重しているように見える」「友達のように仲が良い」など

理想の『おとなの親子』をテーマに、イメージに合う芸能人やアニメについて質問しました。

まず、全回答者(2,000名)に、自身が理想とする『おとなの親子』の関係を築いていると思う芸能人親子(1組)を聞いたところ、テレビ番組やイベントなどで度々親子のエピソードを披露している「高橋 英樹さん&高橋 真麻さん」が1位となり、2位「関根 勤さん&関根 麻里さん」、3位「明石家 さんまさん&IMALUさん」、4位「渡辺 謙さん&杏さん」、5位「ヒロミさん&小園 凌央さん」と続きました。

理想の芸能人親子として挙げた理由をみると、「高橋 英樹さん&高橋 真麻さん」では「お互いに尊重しているように見える」「親子で常に話し合っていそう」「お互いに愛情たっぷり接している感じがする」、「関根 勤さん&関根 麻里さん」では「友達のように仲が良い」「どちらもとても性格が優しそう」、「明石家 さんまさん&IMALUさん」では「適度な距離感で生活している」「それぞれが自立している」といった回答がありました。

前回の調査結果とあわせてみると、「高橋 英樹さん&高橋 真麻さん」が2年連続1位、「関根 勤さん&関根 麻里さん」が2年連続2位となりました。

  • 理想の親子”だと思うキャラクターが登場するアニメは?
    1位「サザエさん」2位「クレヨンしんちゃん」3位「ドラゴンボール」
    理由は「言いたいことを言い合える関係」「口喧嘩をしつつも、お互いのことを思いやっている」など

また、今の自身にとって『理想の親子』だと思うキャラクターが登場するアニメを聞いたところ、三世代同居の古き良き親子関係が描かれている「サザエさん」がダントツとなり、2位「クレヨンしんちゃん」、3位「ドラゴンボール」、4位「ちびまる子ちゃん」、5位「天才バカボン」と続きました。

挙げた理由をみると、1位の「サザエさん」では「言いたいことを言い合える関係」「三世代で仲良く暮らしている」「ほのぼのして平和を感じる」、2位の「クレヨンしんちゃん」では「親の子どもに対する愛情が伝わる」「口喧嘩をしつつも、お互いのことを思いやっている」、3位の「ドラゴンボール」では「子どもが親を尊敬している」「お互い高め合っている」といった回答がありました。

※調査結果全文は添付のPDFファイルよりご覧いただけます。

■調査概要■

調査タイトル:『おとなの親子』の生活調査2024

調査対象:ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする70歳以上の実の親がいる40~69歳の男女

調査期間:2024年9月10日~9月11日

調査方法:インターネット調査

調査地域:全国

有効回答数:2,000サンプル

調査協力会社 :ネットエイジア株式会社