「新NISA」の満足度は驚異の96%?なぜここまで満足度が高いのかその要因や始めた目的など利用者の実態を徹底調査

株式会社ファイナンスラボのプレスリリース

株式会社ファイナンスラボ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:杉山諒也)は、金融領域でのコンサル・メディア支援、並びに金融メディア運営を行っております。

今回は日本人の投資状況の実態を調査するために、近年日本人に最も注目を浴びている投資の1つ「新NISA」をテーマにアンケートを実施いたしました。

アンケートを通じて、新NISA利用者の満足度や始めたきっかけなどをまとめたレポート内容を報告いたします。

【株式会社ファイナンスラボが調査した新NISAの実態調査サマリー】
■新NISAは旧NISAから移行した人の割合が65.80%と多いが、新NISAから始めた人も34.2%と新しい投資家層を呼び込むことに成功している。

■新NISAを始めたきっかけはデジタルメディア(インターネットニュース・SNSなど)が最も多く、デジタルの影響力が強いことが分かった。

■投資歴に応じて、新NISAを始めたきっかけが異なるという興味深い結果に。投資歴1年未満の人は「税制優遇措置を活用したい」という理由の人は4.7%で、投資歴4年以上の人は26.6%と大きな違いがあった。

■新NISAに満足している人は驚異の96%と全体的に満足度が高いという結果にも明らかに。

【調査概要】新NISAを現在行っている500名の方を対象にアンケート調査を実施

アンケート調査概要は下記の通りです。

調査概要:「FXの取引方法と学習方法」に関する調査

【調査期間】2024年11月1日(金)~2024年11月10日(日)

【調査方法】クラウドワークス(https://crowdworks.jp/)によるアンケート

【調査人数】500人

【調査対象】FX取引経験者

【対象年齢】10代~60代以上

【調査元】株式会社ファイナンスラボ(https://finance-lab.co.jp/

また、今回、回答して下さった500名の方の年齢層の内訳は以下の通りで、30代・40代の方の利用が多いことも伺えます。

新NISA利用者の65.80%(329人)が旧NISAから移行!また、新たな投資層の増加も顕著であることも分かった。

新NISAの導入時期に多くの利用者が関心を持ち、特に初月(1月)に集中して利用を開始した点は、政府や金融機関の広報活動、制度の改正に伴う利便性の向上、あるいは税制優遇の魅力が大きな影響を与えた可能性が高いと考えられます。

旧NISAを利用していたかどうかの回答結果としては、全体の65.8%が旧NISAを利用していた経験があり、新NISA利用者の多くは旧NISAからの継続的な利用者であることがわかります。これらの結果から、NISA制度に対する認知度や理解が十分に浸透している層が、新NISAへの移行をスムーズに行っていることが推測されます。

一方で、旧NISAを利用していなかった人も34.2%存在しており、この層は新NISAが導入されてから初めてNISA制度に関心を持ったと考えられます。この新規層の存在は、新NISAが旧制度以上に新たな利用者を引き込む力を持っている可能性を示唆しています。

「いつから新NISAを始めたか」「旧NISAを利用していたか」の質問に対する結果を加味すると、旧NISA利用者が新NISAを引き続き利用する一方、新NISAが新たなユーザー層にも広がっていることは、新制度がより多くの層に受け入れられつつあることを示しています。

新NISAが金融市場に新しい投資家層を呼び込むことに成功している兆候とも言えるでしょう。

新NISAを始めようと思ったきっかけは「テレビやインターネットニュース」「youtubeやSNS」が最も多い!

「新NISAを始めたきっかけは何ですか?」と質問したところ、「テレビやインターネットニュースを見たから」「youtubeやSNSで見たから」と回答した人が全体の56%という結果に。デジタルメディアが新NISAの開始を促す主要なきっかけとなっていることが伺えます。

また、家族や友人の推薦も大きな要因であり、信頼できる人々の意見が意思決定に結びつく傾向が見られます。

新NISAを始めた理由、資産形成が最大の動機に

「新NISAを始めた目的は何ですか?」という質問に対して、最も多くの回答が集まったのは「投資を通じて資産形成をしたいと思ったから」で、全体の37.20%(186人)を占めました。

これは、現在の低金利環境や将来の経済的不安を背景に、多くの人が資産を増やしたいという意識を持っていることを示しています。

また、「投資を通じて資産形成をしたいと思ったから」と回答した人に、「資産形成を新NISAを活用して行いたい理由」についても質問したところ以下のような回答が多かったです。

▼資産形成を新NISAを活用して行いたい理由

定年より早くセミリタイアしたく、そのために資産形成したかったから。給料が上がらない時代なので少しでも自分で増やしていけたらと思った。コロナ禍で収入の不安が大きくなり、投資を考え始めたから。

これらの回答から、現在の経済環境や将来の不透明さに対する不安が、新NISAを活用して自らの資産を増やし、経済的な安定を求める強い動機となっていることが伺えます。

次に多かった回答は「長期的な資産運用を考えているから」(12.40%)や「税制優遇措置を活用したいと思ったから」(11.60%)であり、長期的な視野で資産運用を見据えた投資家が少なくないことが伺えます。

また、「老後の資金準備のため」と回答した人も10.60%おり、老後の生活費に対する不安も投資の動機になっているようです。

資産形成への関心が最大の動機となっている一方で、長期的な資産運用や老後の準備、周囲の影響も新NISAを始める要因として挙げられることが明らかになりました。

投資歴に応じて、新NISAを始めた理由が異なるという興味深い結果も!

新NISAを始めた理由について、投資歴1年未満の人と4年以上の人を比較した結果、両者で理由が大きく異なることが明らかになりました。

▼投資歴1年未満の人の回答結果

投資歴1年未満の人で最も多かった新NISAを始めた理由は「投資を通じて資産形成をしたいと思ったから」で、全体の約31%(45人)がこれに該当しました。

次に多かったのは「友人や家族から勧められたから」(23人)と、「老後の資金準備のため」(21人)。

また、「税制優遇措置を活用したいと思ったから」は7人にとどまり、全体的に税制面のメリットを意識する人が少ないことがわかります。

▼投資歴4年以上の人の回答結果

投資歴4年以上の人で、最も多かった理由は投資歴1年未満の人と同様に「投資を通じて資産形成をしたいと思ったから」で、約32%(50人)が該当しました。

注目すべき点は「税制優遇措置を活用したいと思ったから」という理由が41人(約27%)と多く、投資歴1年未満の人(7人)に比べて大幅に高い割合を示しています。

一方、「友人や家族から勧められたから」はわずか3人で、投資歴が長くなるにつれ他者の影響が少なくなっていることがわかります。

このデータから、投資歴の長さが新NISAを始めた理由に強く影響していることが考えられます。

まず、投資歴が浅い人は「友人や家族からの勧め」や「老後の資金準備」など、外部からの影響や長期的な資産形成の目的に重きを置いています。特に、経験が少ないために他者の意見を参考にする傾向が強いことが伺えます。

また、投資による収益に対して非課税となることは最大のメリットであることを認識はしているものの、始めた目的としては外部の影響や資産形成がメインなようです。

一方で、投資歴が長い人は「税制優遇措置を活用したい」という理由が顕著に増えており、投資の経験を重ねるにつれて税制面でのメリットを活かすことが重要だと感じるようになっていると考えられます。株式や投資信託などの運用で利益を得る機会が増え、利益にかかる税金の影響を実感している人が多いようです。

投資によって得られるキャピタルゲイン(売却益)やインカムゲイン(配当金)には通常20%以上の税金がかかるため、税負担が大きいと感じることが一般的。

そのため、非課税の新NISAを活用して税金を減らすことが、長期的な資産形成において非常に有利であることや、旧NISAを活用しており税制優遇措置の効用を実感した上で、さらなる非課税枠の拡張がもたらすメリットを理解しているため、「税制優遇措置」を活用できることに魅力を感じていることでしょう。

仮にAという銘柄に1,000万円投資し、5年後に10%の100万円の収益が出た場合をシミュレーションします。

項目

新NISA枠

一般的な株式投資

元本

1,000万円

1,000万円

n年後の資産と利益

資産合計:1,100万円利益:100万円

資産合計:1,100万円利益:100万円

利益

100万円利益に対して非課税なため

約80万円利益に対して約20%の税金がかかるため

一般的な株式投資では、100万円の利益に対して約20万円が税金として差し引かれ、最終的には80万円しか手元に残りませんが、新NISAを利用すると、100万円全額が非課税で受け取れます。

このように、長期的な資産形成を考える上で、税制優遇措置が大きな影響を与えることが分かります。

投資歴が長い人は、資産形成をする上で、税制優遇措置も重要であることを過去の経験を通して実感しているため、今回の結果になっているのではないかと考えられます。

新NISAに満足している人は驚異の96%と、非常に満足度の高い制度に。

今回の調査結果によると、新NISAの満足度は非常に高いことがわかりました。

全体の72.6%(363人)が「満足」と回答し、さらに23.4%(117人)が「非常に満足」と答え、合わせて96%の利用者が新NISAに対して肯定的な評価をしています。

一方で、「非常に不満」と回答した人はわずか0.4%(2人)、「不満」と答えた人も3.6%(18人)に留まり、不満を感じている層はごく少数に過ぎません。

この結果から、新NISAが多くの利用者に受け入れられ、高い満足度を得ている制度であることが明らかになりました。

また「非常に満足」「満足」と回答した人の中から、「新NISAに関してどのように思いますか?感じるメリットやデメリット、投資に対する意識変化など回答してください。」という質問への回答結果の一部を以下に抜粋しました。

  • 旧ニーサに比べて色々と条件が良くなった事はポジティブに捉えている。

  • 年間の投資可能上限枠が上がり、さらに非課税期間も改善されたのでより投資しやすくなった。

  • 現状では大変満足しています。旧NISA含め一年半ほど投資を継続しておりますが、無理のない範囲で買い付けも継続出来ていますし現在14%もプラスが出ているので、気分は非常に良いです。

  • 利益が出ても無期限で非課税なので手取りが減らず嬉しい。

  • 儲けた利益に対して課税されないのでお得感がある。

「旧NISAに比べて条件が良くなった点」や「非課税枠の拡大」、「非課税期間の無期限化」など、投資家にとって有利な制度改正が多くの支持を得ていることが明らかです。

また、利益が非課税となることで手元に残る金額が増えたことや、プラスの収益を実感している点も、利用者の満足感を高める要因となっていると考えられます。

驚異の満足度96%!新NISAが選ばれる理由を徹底解説

今回の調査結果から、新NISAは多くの利用者に高く評価されていることが明らかになりました。

旧NISAから移行した利用者の多くが、新制度の改善点に満足しており、特に非課税枠の拡大や非課税期間の無期限化などが大きなメリットとして挙げられています。また、初めてNISAを利用する新規層も増加しており、新NISAが幅広い層に受け入れられていることが確認されました。

さらに、新NISAの満足度は96%に達しており、特に税制優遇措置を活用することで利益を最大化できる点が、長期投資を目指す利用者にとって大きな魅力となっています。

今後も新NISAは、多くの人々が資産形成を進めるための有力な制度として利用され続けるでしょう。

また、株式会社ファイナンスラボでのサイト内では、本調査を詳細に解説しております。

新NISAを検討している方は是非こちらもご覧ください。

https://finance-lab.co.jp/special/nisa-satisfaction-level/

※本記事を引用する際には必ず以下の形式での記載をお願い致します。

「引用:株式会社ファイナンスラボ (https://finance-lab.co.jp/)」

【会社概要】

社名 : 株式会社ファイナンスラボ

所在地 : 東京都渋谷区円山町5番5号 Navi渋谷Ⅴ3階

代表者 : 杉山諒也

設立 : 2024年5月21日

事業内容:金融領域のメディアコンサルティング事業。

金融メディア「海外FXのトリセツ (https://kaigaifx-torisetsu.com/)」の運営

企業URL:https://finance-lab.co.jp/