~物価上昇は約8割に影響、貯蓄から投資へわずかにシフト、年収の増加見込は2割に満たず~
住友生命保険相互会社のプレスリリース
住友生命保険相互会社(取締役 代表執行役社長 高田 幸徳)は、物価上昇が家計に与える影響や賃上げの状況について、アンケートを実施しました。
〇物価上昇の影響を受けている家庭は約8割。生活費は前年から月平均で約9千円の増加
2024年の物価上昇が家計に与える影響について、約8割(78.9%)が“ある”(「ある」「少しある」)と回答し、影響があった費目のトップは「食費」(88.0%)、2位は「電気代」(70.8%)だった。生活費は前年から増加するものの、月平均の増加額(8,955円)は前年度調査の増加額(22,825円)の半分以下になっている。
定額減税の家計への影響は、“助かる”(「とても助かる」「やや助かる」)が4割未満(35.1%)で、使途については2割超(24.0%)が「貯蓄」と回答した。
〇1か月あたりの「貯蓄額:投資額」は「6.6:3.4」で貯蓄に偏るものの、前年比較では貯蓄額(1,791円増)よりも投資額(6,166円増)が大きく増加
資産形成として、約6割(60.1%)が貯蓄を、約4割(40.6%)が投資を行っている。1か月あたりの「貯蓄額:投資額」の比率は「6.6:3.4」で、実施率および金額のいずれにおいても貯蓄への偏りが見られる。ただ、前年との比較では、「貯蓄額:投資額」の比率は「6.9:3.1」からわずかに投資にシフトし、月平均の増加金額も貯蓄額(1,791円)より投資額(6,166円)が大きくなった。
〇年収見込額が「増える」は2割に満たず。5割超が年収アップの必要性を感じ、必要なアップ額は月平均で3万円を超える
前年から年収見込額が「増える」はわずか15.1%だった。20代・30代は増加するものの50代・60代は減少し、全体平均では前年から▲5,498円となっている。年収アップの必要性を「感じる」は5割超(53.0%)で、必要なアップ額は平均376,516円(月額換算31,376円)となった。
〇家計負担軽減のため、7割超が削減・節約に取り組む
物価上昇の影響を受けている家庭のうち、72.7%が削減・節約に取り組んでいる。特に多かったのは「食費」(44.2%)だが、「自身の小遣い」も約2割(19.4%)が削っており、削減額は月平均で「22,269円」だった。
リリース全文はhttps://www.sumitomolife.co.jp/about/newsrelease/pdf/2024/241107.pdfをご参照ください。