愛犬や愛猫の健康に影響!? 歯のケアと歯周病についての知識不足に課題:ペット保険「PS保険」調べ

愛犬の歯磨きをほとんどしない飼い主は35.3%、愛猫の場合は61.4%

ペットメディカルサポート株式会社のプレスリリース

ペット保険「PS保険」を提供するペットメディカルサポート株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:米満 明仁)は、11月8日の「いい歯の日」にちなみ、全国の20~69歳の犬や猫の飼い主420名(有効回答数)にアンケートを実施し、「愛犬や愛猫の歯磨き」に関する実態を調査しました。その結果を、詳しく紹介いたします。

 

【調査概要】

期間:2024年9月12日(1日間)

対象:全国の20~69歳の犬や猫の飼い主

方法:インターネットリサーチ

有効回答数:420(調査の対象となったのは2,000名で、21%にあたる420名から回答を得ました。このうち、犬の飼い主275名、猫の飼い主145名)

※本集計データを引用する場合は、出所元として「ペット保険『PS保険調べ』」と明記をお願いします。

【調査結果:愛犬や愛猫の歯磨きに関する実態】

・愛犬の歯磨きを「毎日」行う飼い主は17.5%、「ほとんどしない」は35.3%

・愛猫の歯磨きを「毎日」行う飼い主は6.2%、「ほとんどしない」は61.4%

・愛犬の歯磨きには、「歯磨きシート」や「デンタルガム」が特に人気で、多様なアイテムが好まれる

・愛猫の歯磨きには、「指サック歯ブラシ」が最も人気で、チューイング系のアイテムは少数派

・愛犬や愛猫の歯の異常は、大半が「特になし」だが、経験した飼い主は、猫よりも犬のほうが多い

・愛犬や愛猫の歯磨きで、特に苦労したことは「歯磨きを嫌がられる」

 ・犬や猫の歯周病について、多くの飼い主は知識や理解を深める必要がある

※本集計データは小数点以下第1位を四捨五入しているため、集計値の合計は必ずしも100%とならない場合があります。

※グラフ内に「複数回答可」と記載している設問は、設問に対する回答者数を分母として選択肢ごとの割合を算出しているため、集計値の合計が100%を超える場合があります。

難しい歯磨きの習慣化。「ほとんどしない」犬の飼い主は35.3%、猫の飼い主は61.4%

歯磨きは、犬や猫も人と同じように健康管理において重要です。愛犬や愛猫の歯磨きの頻度をそれぞれの飼い主に伺いました。

犬の飼い主の場合、「ほとんどしない」(35.3%)が最多でした。次いで、「週に数回」(22.9%)、「月に数回」(18.2%)と高い割合であるものの、「毎日」歯磨きをしているのは、17.5%でした。「毎日」と「週に数回」の頻度を習慣的とすると、その割合は4割ほどです。

猫の飼い主の場合も「ほとんどしない」(61.4%)が最多で、犬の飼い主より26.1ポイントも多いという結果となりました。次いで、「週に数回」(15.2%)、「月に数回」(11.0%)と続き、これらの割合は犬の飼い主の場合を下回ります。また、「毎日」歯磨きをしているのは、6.2%でした。猫の飼い主の場合、習慣的に愛猫の歯を磨く割合は、2割ほどです。

身体的特徴や嗜好性によって異なる愛犬や愛猫の歯磨きアイテム

愛犬や愛猫の歯磨きで使用するアイテムについて、それぞれの飼い主に伺いました。

この調査で、愛犬や愛猫の歯磨きを「ほとんどしない」飼い主は対象外としています。

犬の飼い主の場合、「歯みがきシート」(44.9%)が最多で、手軽さや使いやすさから多くの飼い主に支持されています。次いで、「デンタルガム」(40.4%)で、愛犬が楽しみながら歯をケアできるアイテムとして人気があるようです。また、「歯ブラシ」(35.4%)は一定数の支持を得ており、歯磨きの手段として重要な位置を占めています。「指サック歯ブラシ」(30.9%)や「デンタルおもちゃ」(21.9%)も高い割合で利用されており、複数のアイテムを組み合わせていると考えられます。

猫の飼い主の場合、「指サック歯ブラシ」(41.1%)が最多で、猫の小さくデリケートな口元に対応したアイテムとして重宝されているようです。次いで、「歯ブラシ」(32.1%)は、犬の飼い主の場合と同様に基本的な歯磨き手段として支持されています。また、「歯みがきシート」(32.1%)や「デンタルガム」(25.0%)「デンタルおもちゃ」(17.9%)も使われていますが、犬の飼い主に比べて利用率は低いという結果でした。猫は口元や歯が犬に比べ小さいという身体的特徴から「指サック歯ブラシ」が選ばれ、また、硬いものを好んでかむという嗜好性が低いことから、「デンタルガム」や「デンタルおもちゃ」といったチューイング(かむ)系のアイテムは選ばれないと考えられます。

愛犬や愛猫の歯の異常は「特になし」が多くを占めるが、「経験あり」は犬のほうが多い

愛犬や愛猫が経験した歯の異常について、それぞれの飼い主に伺いました。

犬の飼い主は、「特になし」(46.9%)が最多でした。次いで、「歯石が付く」(33.1%)、「口臭がひどい」(20.0%)が続きます。また、「歯茎が赤くなる、腫れる」(14.9%)や「歯がぐらつく」(9.1%)といった問題も一定数存在し、「歯が抜ける」(2.5%)や「歯が折れる・欠ける」(2.5%)は少数でした。

猫の飼い主も「特になし」(57.9%)が最多でした。次いで、「口臭がひどい」(17.9%)、「歯石が付く」(13.8%)、「歯茎が赤くなる、腫れる」(12.4%)、「歯がぐらつく」(8.3%)の順です。「歯石が付く」については、猫の飼い主のほうが犬の飼い主よりも大幅に割合が低く、それ以外は同程度でした。猫は通常口を開けて呼吸しないため、口内の状態を確認しにくいことが原因かもしれません。

愛犬や愛猫の歯磨きで、特に苦労したことは「歯磨きを嫌がられる」

愛犬や愛猫の歯磨きで苦労したことについて、それぞれの飼い主に伺いました。

犬の飼い主では、「歯磨きを嫌がられる」(40.4%)が最多です。次いで、「口を開けてくれない」(21.5%)となり、全体の6割以上が、歯磨きを嫌がる愛犬の行動を大きな課題と感じています。また、「歯ブラシで遊んでしまう」(14.9%)と続き、愛犬が歯磨きのアイテムに興味を示してしまうようです。

以上が、犬の飼い主が苦労を感じる具体的な内容ですが、調査で2番目に多い回答は、「特になし」(34.2%)でした。この内訳を調べると、前述の愛犬の歯磨きを「ほとんどしない」と選択した人の割合が、約6割を占めていることがわかりました。

猫の飼い主では、「特になし」(37.9%)が最多です。この回答者の内訳を調べると、愛猫の歯磨きを「ほとんどしない」と選択した人の割合が大半を占めているため、苦労は「特になし」と考えられます。

このほか、回答率が高い順に、「歯磨きを嫌がられる」(29.0%)、「口を開けてくれない」(17.9%)と続きます。これらは犬の飼い主の場合と比べると割合が少なく、猫の飼い主はストレスが少ないように感じます。しかし、これらも愛猫の歯磨きを「ほとんどしない」層が影響し、回答率を低くしています。逆に、「歯磨きをする時間がない」(11.0%)や「歯磨きのやり方がわからない」(11.7%)は犬の飼い主の場合を上回り、飼い主の生活スタイルや知識に差異があることがわかりました。

犬や猫の飼い主の歯周病に関する知識や理解に改善の余地あり

犬や猫の飼い主に、口内の代表的な病気「歯周病」について、症状や治療費など関連する知識を伺いました。

犬の飼い主では、「歯科治療は麻酔を伴い、高額になることがある」(25.1%)が最多でした。次いで、「3歳以上の犬や猫の約80%が歯周病の予備軍」(24.7%)、「毎日の歯磨きと適切な食事が歯の健康の基本」「骨を溶かし、頬に穴が開くことがある」(同率20.0%)が続きます。「口腔の症状以外に、食欲不振が見られる」(18.2%)や「年1回の歯科検診が推奨される」(12.7%)については、比較的低い割合でした。

猫の飼い主では、「毎日の歯磨きと適切な食事が歯の健康の基本」(16.6%)が最多でした。次いで、「歯科治療は麻酔を伴い、高額になることがある」(14.5%)、「3歳以上の犬や猫の約80%が歯周病の予備軍」(13.8%)、「骨を溶かし、頬に穴が開くことがある」(12.4%)、「口腔の症状以外に、食欲不振が見られる」(10.3%)、そして「年1回の歯科検診が推奨される」(6.9%)と続きます。割合を見ると、猫の飼い主の回答率は、すべての項目で犬の飼い主よりも低いことがわかりました。

犬や猫も人と同じように、歯周病と無縁ではありません。調査に用いた選択肢は、いずれも起こりうる事象です。歯周病の知識を深め、愛犬や愛猫の歯の健康を守りましょう。

歯周病について理解を深め、愛犬や愛猫に積極的なケアを

「3歳以上の犬や猫の約80%が歯周病の予備軍」と言われるほど、歯周病は非常に一般的です。しかし、今回の調査では、これを知っている飼い主の割合は決して高くありませんでした。また、「歯科治療は麻酔を伴い、高額になることがある」とされますが、これも同様です。

愛犬や愛猫の健康は、飼い主の愛情やケアに大きく依存しています。飼い主の知識と行動が、愛犬や愛猫の未来を守ります。歯周病についての理解を深め、積極的なケアを行っていきましょう。

ペットメディカルサポートのペット保険「PS保険」は、軽微な通院治療から手術をともなう入院まで幅広く対応しているため、万が一のときも安心です。お手ごろな保険料で、歯科治療(※1)を始め十分な補償が受けられるうえに、保険料の引き上げ(※2)は3歳ごとに1度とゆるやかなので、生涯にわたり無理なく続けやすいペット保険です。

※1 予防を目的とした費用は補償対象外です。

※2 将来の保険料を約束するものではありません。

■ペット保険商品「PS保険」の特長

https://pshoken.co.jp/summary/

ペット保険「PS保険」は、契約者さまへのサービスとして、経験豊富な獣医師に24時間365日電話相談できる「獣医師ダイヤル」を無料(※3)で提供しています。かかりつけの動物病院の診察時間外の時なども、すぐに相談できて安心です。

※3 通話料はお客さまのご負担になります。

■24時間365日対応 獣医師ダイヤル

https://pshoken.co.jp/summary/veterinarian_dial.html

【会社概要】

商号   : ペットメディカルサポート株式会社

代表者  : 代表取締役社長 米満 明仁

所在地  : 〒107-0052 東京都港区赤坂8-4-14 青山タワープレイス2階

営業開始日: 2008年5月2日

事業内容 : 少額短期保険業(登録番号 関東財務局長(少額短期保険)第24号)

資本金  : 3億3,275万円(2024年3月時点)

URL   : https://pshoken.co.jp/