<調査> 新NISA投資と為替に関する意識調査 6割の方が投資の際に為替を意識

為替を意識する理由は「海外の商品に投資しているから」がトップ

Ueda Keisho Corp.のプレスリリース

円安が続いていた為替相場ですが、ここにきて円高に振れる場面を見せるなど不安定な状況になりつつあります。新NISA制度の開始により多くの方が投資に新規参入をしていますが、運用益に少なからず影響を及ぼす為替について個人投資家はどの程度意識しているのでしょうか。そこでマレーシアでコンサルティング事業などを展開するUeda Keisho Corp.(本社:マレーシア・ラブアン ジャランムルデカ、代表取締役:植田 将一)では、このほど「新NISA投資と為替に関する意識調査」を行いました。

■調査結果要約

①6割の方が投資の際に為替を意識

②為替を意識する理由は「海外の商品に投資しているから」がトップ

③為替を意識しない理由は約4割が「特に理由はない」

■調査概要

調査期間:2024年10月25日     

調査手法:インターネット調査         

調査地域:全国(日本)                    

調査対象:30歳~59歳、男女

サンプル数:500人

調査会社:アイブリッジ株式会社

■調査結果

投資先トップ3は日本株、米国株、全世界株

初めに新NISA口座を開設済みの500人に「どのような金融商品に投資していますか」との質問を複数回答可で行いました。その結果、「日本株(投資信託を含む)」が66パーセントで最多となりました。2位には41パーセントの「米国株(投資信託を含む)」、3位は29パーセントの「全世界株(投資信託)」が入りました。以下は「国内債券(投資信託を含む)」(15パーセント)、「日本を除く先進国株(投資信託含む)」(13パーセント)が続きました。

6割の方が投資の際に為替を意識

次に、上記の500人に「あなたは投資を行う際に為替レートを意識していますか」と質問したところ「意識している」との回答が61パーセント、「意識していない」との回答が39パーセントとなり、投資の際に為替を意識している方が約6割であることがわかりました。

為替を意識する理由は「海外の商品に投資しているから」がトップ

続いて前の質問で為替レートを「意識している」と回答した306名に対し「為替レートを意識している理由を教えてください」(複数回答可)と尋ねました。その結果は「海外の商品に投資しているから」が54パーセントでトップとなりました。以下、ほぼ同じ割合で「外貨で投資しているから」(30パーセント)、「国内の商品に投資しているが為替は国内企業の業績に影響を与えるから」(29パーセント)、「円で投資しているが海外の商品に投資しているから」(27パーセント)との回答が続きました。

為替を意識しない理由、約4割が「特に理由はない」

今度は投資の際に為替レートを「意識していない」と回答した194人に対し「為替レートを意識していない理由を教えください」(複数回答可)と質問したところ、「特に理由はない」との回答が39パーセントで最多となりました。2位は24パーセントの「為替は難しい」となり、3位はほぼ同じ割合で「国内の商品に投資しているから」(23パーセント)が入りました。

8割が為替が投資に影響があると回答

最後に回答者全員に対し「為替による投資への影響の大きさをどのように考えていますか」と尋ねました。その結果「ある程度ある」が40パーセントで最も多くの回答を集めました。以下は「非常にある」(29パーセント)、「ある」(12パーセント)、「わからない」(11パーセント)となりました。「非常にある」、「ある」、「ある程度ある」の合計は81パーセントとなり、8割の方が程度の差はあっても為替が投資に影響を及ぼしていると考えていることがわかりました。

■植田 将一(Ueda Keisho Corp. 代表取締役)の解説

日本にお住まいの方がNISA口座を使って投資をすると、投資の利益が非課税になり、そのまま利益を増やしやすくなります。これは大きなメリットですよね。ただし、NISA口座で米国株や海外の投資信託に投資する場合、もう一つ重要な要素として「為替変動」があります。この為替変動は、海外資産のリターンに大きな影響を与えることがあるため、意識しておきたいポイントです。たとえば、NISAで米国株に投資して、米国株が10%上がったとしましょう。この場合、本来なら10%の利益が期待できます。しかし、日本円と米ドルのレート、つまり「為替」が変わると、円に換算したときの利益が変わってくるのです。

円高の影響

仮に1ドル=110円のときに投資を始め、その後円高が進んで1ドル=100円になったとしましょう。米国株の価格自体は上がっても、円で見たときの利益は少なくなります。つまり、米ドルの価値が下がることで、利益が目減りしてしまう可能性があるということです。

円安の影響

一方で、1ドル=110円で投資を始め、その後円安が進んで1ドル=120円になった場合を考えます。この場合、米国株の価格が上がるだけでなく、円安効果で円換算の利益も増えます。つまり、円安は米国株などの海外資産にとってプラスの影響をもたらすことがあるのです。

今回の調査でも、NISAで海外の資産に投資している方の多くが「為替変動を意識している」と答えました。これは、米国株や外国債券など、外国通貨での資産を保有していると、為替レートによってリターンが大きく変動するからです。NISAでの投資を通じて資産を増やしたいと考えている方は、為替の影響も視野に入れて、ライフプランと投資計画を立てるとよいでしょう。

■植田 将一 プロフィール

                        

植田 将一(うえだ しょういち)

Ueda Keisho Corp.

代表取締役

ファイナンシャルアドバイザー兼投資家

1978年3月生まれ、山口県下関市出身。マレーシア・クアラルンプール在住。

 

豊かになれる働き方や、お金の正しい働かせ方などを教えない日本の教育の在り方に疑問を持ち、「資産形成アドバイザー」、「心とお金を整えるサポーター」として独立。アドバイザー歴も10年目を迎える。

自身が現役アドバイザーとして、これまで1,000名以上のクライアントサポートの実績と経験済み。サポートしたクライアントの中に、ブラックな働き方から離脱した方や、FIREやFIRE可能状態(セミリタイヤ)になっている方々も多数。

ファイナンシャルプランナー(AFP以上)の資格を保有する日本在住スタッフと連携し、各クライアントにあったライフプランニングと個別サポート業務、それに付随する講座運営やコンテンツ提供を行っている。現在は家族でマレーシア移住し4年目。自身が時代にあった働き方を実践している。

また、現在はクライアントサポートの一環として、「時間の切り売りの人生から離脱させFIREへ導く」コンテンツ提供に力を入れている。

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■会社概要

会社名:Ueda Keisho Corp.

所在地:Office 31, Jamie Business Centre 3, Unit No. 5-05 (Office), Level 5,

            Labuan Times Square, Jalan Merdeka, 87000 Federal Territory of Labuan, Malaysia.

代表者:代表取締役 植田 将一

設 立:2021年7月

事業内容:マーケティング事業、コンサルティング事業

URL: https://www.uedakeisho.com/