ウィリアム・ブレア・インベストメント・マネジメントが国内の資産運用会社幹部を招いたシンポジウムを東京で開催し、世界経済の見通しに対する前向きな姿勢を表明

William Blair & Company, L.L.C.のプレスリリース

  • 米国と欧州の成長は鈍化傾向にあるものの、実質賃金の上昇が消費を下支え

  • 日本は現在、実質賃金が上昇している他の主要国と同様の局面にある

  • 経済分析と、あらゆる戦略に規律ある分析的なリサーチプロセスを取り入れた積極的なアプローチによって、ベンチマークをアウトパフォームするウィリアム・ブレア・インベストメント・マネジメントの優位性が実現

東京、2024年10月9日-ウィリアム・ブレア・インベストメント・マネジメントはこの度、日本の大手資産運用会社幹部向けのシンポジウムを開催し、日本市場に対する当社のコミットメントを改めて示しました。シンポジウムでは、ウィリアム・ブレア・インベストメント・マネジメントの投資プロフェッショナルが、経済見通しや、リサーチに基づく当社のアクティブな株式投資アプローチに関するインサイトを共有しました。

ウィリアム・ブレア・インベストメント・マネジメントのパートナーでグローバルヘッドを務めるCFAのステファニー・ブレイミングは、「日本はウィリアム・ブレアにとって非常に重要な市場です。私たちは、この不透明な時代においても適切なアプローチで現在そして未来のお客様を成功に導いているものと確信しています。当社は長年にわたり優れた投資実績を維持していますが、それは当社の長期的な視点、高い専門性、資産クラス全般にわたるアクティブな投資アプローチの成果に他なりません」とコメントしました。

世界の主要経済が乖離し始めたことで超過リターンの新たな機会が創出されており、経済の見通しに対する有意義なインサイトと、適切な投資先を選別する能力の重要性がかつてないほどに高まっています。

日本銀行は、数十年にわたるデフレからの脱却が現実味を帯びる中、緩やかながら、金利引き上げによる金融政策の正常化に向けてようやく始動しました。ウィリアム・ブレアのパートナーでグローバル・ストラテジストのオルガ・ビテルは、「とはいえ、米国と欧州は、インフレ圧力の緩和と、個人消費がモノからサービスへとシフトしたことによる生産活動の鈍化に伴い、利下げ局面に入っています」と指摘します。

しかしウィリアム・ブレアでは、米国、欧州、そして日本で実質賃金が上昇しており、これが個人消費を下支えし、中国の需要減退による悪影響が相殺されることを根拠として、世界経済の見通しを引き続き楽観視しています。

ビテルは日本経済について、「久しぶりに他の先進国市場と遜色がなくなっており、実質賃金が上がり始め、欧米と同様に消費は順調に回復しているように思われます。この傾向はしばらく続くでしょう」と、前向きな見解を示しました。

米国のインフレ率が正常化したことで米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに踏み切りましたが、ウィリアム・ブレアは、2023年初頭から実質賃金の伸びがプラスを維持していることから、米国経済の見通しについても楽観的な見方を維持しています。

中国では、国内の多くのデベロッパーが住宅の過剰供給と販売不振の煽りを受け、不動産セクターの収益と流動性に下方圧力がかかるなど、経済が困難な状況に陥っています。

さらに、ビテルによると、中国の消費者の所得はパンデミック前の75%から80%程度にとどまっており、これが国内の個人消費が低迷を続ける主な理由だといいます。

中国株の当面の見通しは中国の経済政策に大きく左右されるでしょう。有意義かつ効果的な政策支援によって不動産市場を安定させ、消費者心理を改善し、国内消費と企業活動全体を活性化させることができれば、特に今は中国株のバリュエーションが史上最低水準であることから、今後中国株は上昇する可能性があります。

他の新興市場については、ビテルはもっと穏やかな見通しを予想しています。ドルの流動性は世界的に安定しており、米国では利下げが始まっていますが、こうした状況は新興市場経済に有利に働く傾向にあります。先進国と新興国の成長率の差も安定しており、新興市場で生産される商品の海外需要を支えることでしょう。

このような経済的背景の中、ウィリアム・ブレアは、人工知能(AI)や遺伝子関連分野、そして屋外作業ロボットなどの多くの成長テーマが投資家の注目を集め、今後の投資に影響を与えるものと期待します。なぜならこれらの分野には、市場シェア、売上高、一株当たり利益を比較的短期間で急成長させる新しい企業が生まれる可能性があるからです。

急成長を遂げる新たな分野の出現は、絶え間ない人間のイノベーションによってもたらされるのであり、ウィリアム・ブレアではこの現象を「無限の成長マシン」と呼んでいます。過去には、蒸気機関の登場、産業革命、高度な電子機器における初期の画期的な技術進歩などがありました。

大きなイノベーションが起こると新しい商品やサービスが生まれ、その商品やサービスに対する新しい需要が生まれ、その需要に対応するための新しい雇用が生まれます。ウィリアム・ブレア・インベストメント・マネジメントには研究者とアナリストで構成されるチームがあり、新しい分野の出現と、そこから生まれる成長への投資機会を常に探っています。

ウィリアム・ブレアのパートナーでポートフォリオマネージャーのヒューゴ・スコット=ゴールは、次のように述べています。「ポートフォリオをリサイクルするためにはスキルが必要です。成長率が15%~20%の企業を見つけても、その成長が減速し始めたら、他の成長企業を探さなければなりません。それがアクティブ投資というものです」

ウィリアム・ブレア・インベストメント・マネジメントについて

ウィリアム・ブレア・インベストメント・マネジメントは、米国のグロース株、コア株、およびバリュー株式、新興市場を含むグローバル株式、新興市場債券戦略などのアクティブ運用に特化した、世界有数のブティック型グローバル投資運用会社です。当社は、民間および公的年金基金、保険会社、エンダウメント、財団、政府系ファンドの他、ファイナンシャルアドバイザーとも緊密に連携しています。2024年6月30日現在のウィリアム・ブレア・インベストメント・マネジメントの運用資産総額は約720億ドルです。詳細はこちらをご覧ください。

ウィリアム・ブレアについて

ウィリアム・ブレアは、投資銀行業務、投資運用、個人資産管理を専門とする世界有数のブティック型金融機関です。当社は、アドバイザリーサービス、戦略、ソリューションを通じて、お客様の進化するニーズにお応えします。従業員所有の独立系企業として、戦略的パートナーとともに世界20カ所以上の拠点で事業を展開しています※。

※アリエ・キャピタル、BDAパートナーズ、ポアリム・キャピタル・マーケッツとの戦略的パートナーシップを含みます。