“魔の七歳”の事故削減を目指す「もしかもプロジェクト」を題材にした授業を渋谷区立臨川小学校で実施

親子で道路上の危険箇所を発見しマップ上で可視化するWebサービス「もしかもマップ」や最も多い事故原因である「飛び出し」を抑制するデバイス「おまもりもし子」を授業内で体験

イーデザイン損害保険株式会社のプレスリリース

イーデザイン損害保険株式会社(取締役社長 桑原 茂雄、以下「当社」)は、事故のない世界を子供たちのチカラでつくる活動「もしかもプロジェクト」の取り組みとして、交通安全の意識を高める授業を渋谷区立臨川小学校で実施しました。本授業は、渋谷区教育委員会が推進する渋谷区立小中学校を対象とした探究学習の取り組み「シブヤ未来科」として行われました。

10月は夏休みが明けて1ヵ月たった気の緩みや、日没時間の早まりから子供の交通事故が多くなるといわれています。主に小学3年生を対象にした本授業では、当社の社員が先生として、交通事故をなくすために気をつけてほしいことを伝えるだけでなく、親子で道路上の危険箇所を発見しマップ上で可視化するWebサービス「もしかもマップ」や飛び出しを抑制するデバイス「おまもりもし子」を体験してもらい、子供たち自身で考え、発表する場を設けました。授業内で、子供たちは学校周辺の通学路で、43箇所の危険箇所を発見し、「もしかもマップ」へ登録してくれました。

背景

当社は「事故時の安心だけでなく、事故のない世界そのものを、お客さまと共創する。」というミッションを掲げ、“魔の7歳” といわれる小学1年生の通学中の交通事故の多さに着目し、子供たちを交通事故から守る活動「もしかもプロジェクト」を展開しています。親子で道路上の危険箇所を発見しマップ上で可視化するWebサービス「もしかもマップ」の提供や事故の原因として最も多い「飛び出し」(※1)を対策するためのデバイス「おまもりもし子」の開発を進めています。

プロジェクトは今年で3年目を迎え、90の自治体から「もしかもマップ」へ危険箇所の情報をいただいており、2024年10月現在、マップ上には58,899箇所の情報が共有されています。また、全国の小学校で「もしかもマップ」 を活用した「もしかも授業」を開催するなど、子供の事故削減に向けた共創の輪が広がっています。

(※1)警察庁交通局「令和6年春の全国交通安全運動の実施について」

授業の様子

9月3日(火) 第一回「もしかも」の考え方を学んでみよう

「”もし見通しの悪い角を歩くときは、車が飛び出してくる”かも”」のような、登下校時の「もしかも」について説明しました。また、学校近隣の写真を見ながら、どんなところに危ない要素や「もしかも」がありそうかを考えてもらいました。さらに、普段通っている通学路を歩きながら、実際に危ない場所である「もしかもスポット」を探して理解を深めてもらいました。

9月10日(火)第二回「おまもりもし子」を使ってみよう

通学路で発見した「もしかもスポット」を発表し、身近な場所に多くの危険が潜んでいることを学んでもらいました。また、「おまもりもし子」の機能や使い方について紹介しました。授業後、子供たちに「おまもりもし子」をランドセルにつけて登下校してもらいましたが、多い生徒は、なんと1日に均約11回も飛び出しを注意するアラートがなるという結果が出ていました。思わず飛び出してしまうことがあると、子供たちも普段の登下校の様子を話してくれました。

9月24日(火)第三回「おまもりもし子」の内容を一緒に考えよう

授業前半では“魔の7歳”にあたる1年生も参加し、3年生に教えてもらいながら、登下校の交通安全について話し合ってもらいました。後半では、「おまもりもし子」を使ってもっと安全に登下校する方法や「おまもりもし子」をもっとよくするにはどうしたらいいかを考えるワークショップを行いました。今後、ワークショップで出たアイデアを開発に活用していく予定です。

実際に授業を受けた児童の感想

  • 「もし○○〇だったら△△△かも」って自分で考えてみて、それを守ってみたいです。

  • 見通しの悪いところはよく気をつけたいと思います。

  • 車や自転車に気をつけようと思いました。

授業を行った当社社員の感想

授業中に「どこが危ないと思う?」と質問すると、元気いっぱいに挙手をして積極的に授業に参加してくれる子供たちの姿が印象的でした。子供たち自身のチカラで、交通事故にあわないように、今回の授業で気づいたこと・学んだことを普段の登下校の時も意識してもらえればと思います。

産学連携でプロジェクトを推進するパートナーを募集

当社では「おまもりもし子」の実用化にむけた機能改善を行うため、実証実験に協力してくださる小学校・保育園・幼稚園・教育団体を募集しております。ご興味のある方はぜひ下記までお気軽にご連絡ください。

イーデザイン損害保険株式会社 CX推進部 今井 TEL:03-5302-3172

もしかもマップ

「もしかもマップ」は、主に小学校就学前後の子供とその保護者を対象にした、ご自宅の近くや通学路上にある「交通事故に注意すべき危ない場所」を知ることができる地図サービスです。親子で自宅の近くや通学路を歩きながら「ここ危ないな」と思った場所には「もしかもマップ」の地図上にユニークなキャラクター「もし子」でピンを立てることができ、このピン立てを全国のユーザーが参加して行うことで、大きな「交通事故危険マップ」が出来上がります。サービス開始以来多くの方にご利用いただき、2024年10月現在、マップ上には58,899のピンが立っています。

https://www.sdw.e-design.net/moshikamo/

おまもりもし子

「おまもりもし子」は、通学時のランドセルに付けられるサイズの小型デバイスです。端末にインストールされた 「おまもりもし子」アプリを立ち上げると、加速度から飛び出しを検知した際にアラートが発生し、「プップー(車のクラクション音)+止まって」という音声で危険を知らせます。またGPS連動により、事前に設定した危険エリアに子供が入った際もアラートを出し、注意喚起を行うことも可能です。

アラートが鳴った回数や場所はアプリ上で確認でき、

保護者や先生との振り返りにも活用できます。

プレスリリース:下校時の危険箇所で警告音を鳴らすことで約3人に1人の飛び出し防止を実現

当社はこれからも、お客さまとともに保険業界の新しいかたちをつくることを目指して取り組んでまいります。

イーデザイン損害保険株式会社

代表: 取締役社長 桑原 茂雄
本社: 〒163-1413 東京都新宿区西新宿3-20-2
Webサイト: https://www.e-design.net/
設立: 2009年1月26日
事業内容: 損害保険業

東京海上グループのネット自動車保険として、「事故時の安心だけでなく、事故のない世界そのものを、お客さまと共創する。」をミッションに掲げ、事故削減につながるさまざまな取り組みを展開しています。
2021年11月に発売したネット自動車保険「&e(アンディー)」では、一人ひとりのお客さまに寄り添い、一人でも事故に遭うお客さまを減らすために、IoTセンサーとスマートフォンを連携した安全運転支援サービスなどを提供しています。