GlobalHands-OnVCは、株式会社フィルダクトに対する出資を行いました。

株式会社Global Hands-On VC（以下、”GHOVC”)は、同社が運用するGHOVCFund Ⅰ投資事業有限責任組合より、デジタル手法を用いたマウスピース型の歯科矯正ブランド、「DPEARL」の運営を行う東京医科歯科大学発スタートアップである株式会社フィルダクトに出資を行いました。

歯科ケア、審美歯科に対する意識の高まりを背景に、グローバル・国内共に透明なマウスピース（クリアアライナー）を使った歯科矯正に対する需要が高まっています。従来型のクリアアライナーでは、患者にとってコストが高いことが課題となっており、近年ではD2Cモデルのクリアアライナー企業が台頭してきました。その結果として、市場からは信頼に足るサービスが求められています。

フィルダクトの運営する「DPEARL」は、従来の歯科訪問モデルとD2Cモデルを組み合わせたBtoBtoCのビジネスモデルを採用しています。フィルダクトは患者のクリアアライナー着用に対するモチベーション維持に注目したサービス構築を行っており、矯正期間中の経過を歯科医師と共有したり、治療シュミレーションができるアプリを提供しています。3D-CADを活用した歯科技工のデジタル化を進めている他、東京医科歯科大学との共同研究による矯正効率の改善等、技術的な有意性の獲得も進めていく見込みです。

フィルダクトは、熱意のある二人の経営者がおり、国内・海外でオーラルヘルスNo.1企業を目指しています。弊社は今後の国内事業拡大、海外進出に向けサポートを行っていきます。

フィルダクト代表取締役　金子 奏絵のコメント

今回ご出資をいただいた株式会社Global Hands-On VC様、朝日メディアラボベンチャーズ株式会社様に加えこれまでご出資いただいた株主様、またDPEARLの利用者様、提携医院様に心から感謝申し上げます。創業当初から、「グローバルでno.1のオーラルヘルスソリューションを日本から生み出す」をミッションに掲げ取り組んできましたが今回のラウンドから海外マーケットの知見・高い視座を持った投資家の方々に参画いただき大変嬉しく思います。
フィルダクトは、オーラルヘルス普及の第一歩としてDPEARLをスタートし、全国の提携医院様とともに気軽かつ高品質な歯科矯正を届ける仕組みをつくり提供してまいりました。現在、予防歯科の重要性やデジタルデンティストリーの進行を背景に、歯科矯正市場は消費者・歯科医師の両側面から需要が拡大しています。フィルダクトは今後も、”オーラルヘルスを通じたLivelyの土壌を歯科業界からつくる”ために導入エリアを全国に拡大し、まずはテクノロジー×歯科矯正の分野から、歯科業界の改善にインパクトを与えるべく取り組んでまいります。

GHOVC パートナー　アレン・マイナーのコメント

「オーラルヘルスは、アルツハイマー、脳梗塞、心筋梗塞、誤嚥性肺炎、心内膜炎、動脈硬化、低体重児出産、早産など、様々な疾病と関りがあると言われています。フィルダクトにとってマウスピース矯正は、はじめの一歩であり、これから人々のオーラルヘルス改善の為、様々なテクノロジーで貢献していく事を期待しています。」

GHOVC パートナー　安永謙のコメント

「フィルダクトに投資する事になり、大変嬉しく思います。マウスピースによる矯正は様々な会社が提供していますが、患者さん、歯医者さん、更に歯科技工士さんそれぞれのCustomer Successを考えているフィルダクトのサービス、そして経営姿勢に感銘を受けました。矯正という痛みと我慢が必要な治療を、技術も使いながらきめ細やかなサービスに仕立て上げる事。更に、個人事業主中心の歯科医院のDX化を推進し、歯医者さんが本来やるべき仕事に集中できるような環境を提供できるのは、専門家集団であるフィルダクト・チームの大きな強みでもあります。これから海外も含めた展開も楽しみにしています。」

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フィルダクト代表取締役　金子 奏絵のインタビュー動画
リンク：https://youtu.be/qbj0F2REPqY
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