株式会社中国銀行での導入が決定
株式会社マネーフォワードのプレスリリース
株式会社マネーフォワードの金融機関向けサービスを開発する部門「Money Forward X」は、金融機関と顧客企業(法人および個人事業主)間の各種手続きをオンラインで行えるサービス(以下、本サービス)の開発を開始しました。本サービスの最初の導入行は株式会社中国銀行で、2025年春頃にサービスを開始予定です。
■開発の背景
金融機関は、人口減少や高齢化に伴い縮小する地域経済の活性化に向け、顧客企業への支援強化が求められています。顧客が抱える課題の多様化にともない、資金面だけではなく、DX・事業承継のためのコンサルティングなど、多角的な支援が期待されています。業務範囲が拡大する一方で、地域金融機関は、中堅層の人員不足により、経験の少ない若手層への負担が増加するなど、人的リソースの課題に直面しています※1。こうした状況の中、法人口座の手続きは営業担当者が訪問して書類授受をしているケースが未だに多く、顧客企業に対する本質的な経営支援や、行内人材育成に取り組む時間が十分に捻出できていないのが現状です。
当社はこのような背景から、営業担当者が顧客企業の経営支援や行内人材育成により多くの時間を割けるように、金融機関と顧客企業間の各種手続きをオンラインで行える新たなサービスの開発を開始しました。
当社はこれからも、事業者と金融機関双方の課題解決を支援するサービスの開発を通じ、地域経済全体の発展に寄与してまいります。
※1 金融庁「地域銀行による顧客の課題解決支援の現状と課題」(2024年6月28日公開)
■中国銀行での導入について
最初の導入行となる中国銀行は、業務プロセスの改革として、将来的に取引の9割を非対面で完結することを目指し、本サービスの導入を決定しました。当社は本サービスの提供を通じ、営業店のアナログ業務を削減し、本来必要な業務にリソースを最適化することで、中国銀行が掲げる「お客さま体験(CX)の向上」を支援します。中国銀行での本サービスの提供は、2025年春の予定です。
■機能について
本サービスでは、法人口座の代表者変更や住所変更といった諸手続きを、受付から申請内容の確認・修正依頼、承認までオンラインで行えます※2。これにより、従来行っていた訪問時の書類準備や、預かり証の発行、記入不備等で往復する必要がなくなり、営業担当者が本来必要な業務を行う時間を捻出できます。
<本サービスを利用してオンラインで行える諸手続き※3>
・代表者変更
・住所変更
・インターネットバンキング申込み
・でんさい申込み
・残高証明書発行
なお、当社は今後も、金融機関と連携して本サービスの機能拡充を検討してまいります。帳票の電子交付や決算書データの登録、保証協会関連事務といったオンライン化による効率化の効果が高い業務から順次実装を目指します。
※2 中国銀行のサービスでは、入力済みの書類への押印と、郵送が必要です。
※3 金融機関によって利用できる機能は変わる可能性があります。
<画面イメージ>
<サービスの導入をご希望の場合のお問い合わせ先>
■「Money Forward X」について
「Money Forward X」は、「お金を前へ。人生をもっと前へ。」という当社のミッションのもと、金融機関などのパートナー企業と共に、新たな金融サービスを提供する部門です。当社が培ってきたテクノロジーとデザインの力を掛け合わせ、データを活用した便利で快適な新しい金融サービスをつくりあげます。
■株式会社中国銀行について
名称 :株式会社中国銀行
所在地 :岡山市北区丸の内1丁目15番20号
代表者 :取締役頭取 加藤 貞則
創立 :1930年12月
URL :https://www.chugin.co.jp/
■株式会社マネーフォワードについて
名称 :株式会社マネーフォワード
所在地 :東京都港区芝浦 3-1-21 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 21F
代表者 :代表取締役社長CEO 辻庸介
設立 :2012年5月
事業内容:PFMサービスおよびクラウドサービスの開発・提供
URL :https://corp.moneyforward.com/
主要サービス:
お金の見える化サービス『マネーフォワード ME』 https://moneyforward.com/me
バックオフィスSaaS『マネーフォワード クラウド』 https://biz.moneyforward.com/
*記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標です。