投資上級者でも半数が不安だった株価の乱高下  一方、約7割の投資家は売却せず、静観または買い増し  半数以上が評価額も「上がった」と回答

【投資歴5年以上のETF活用上級者に聞いた24年7〜8月の投資状況と期待テーマ】〜期待している投資テーマは「高配当」「半導体」他 地域は「北米」「インド」他〜

Global X Japan株式会社のプレスリリース

■調査背景

2024 年7〜8月の株価の乱高下、投資上級者はどのように対応した?

 2024 年 7〜8 月に、日経平均株価が過去最大の下落幅を記録するなど、株価の乱高下が発生しました。特に新NISAをきっかけに投資を始めた人にとっては、経験したことのない事態にどう対処すべきか悩んだ方も多かったのではないでしょうか。。

 そこで当社は、投資経験が5年以上あり、ETFを活用している投資上級者の方に、今年の7-8月の投資状況に関して調査を行いました。

 損失を恐れて保有商品を思わず売ってしまったという声もよく聞かれた中で、投資上級者が取った行動が明らかになり、また今後の参考となる傾向も伺えました。

 また今後期待している投資テーマについても調査を行い、ポジショニングマップにまとめましたので合わせて公開いたします。

■調査サマリー

• 投資上級者でも7〜8月の株価乱高下等の状況や環境に半数が不安を感じた

• 投資上級者の約7割は7〜8月は保有投資商品を売らずに静観or買い増した

• 株価が乱高下した7〜8月の保有投資商品の評価額、投資上級者では下がった人(31.8%) よりも

 上がった人(51.9%)の方が多い結果に

• 投資上級者の期待を集める投資テーマは「高配当」「半導体」「IT」「AI」他

• 投資上級者の期待を集める投資地域は「アメリカ・北米」「インド」「全世界」他

調査結果詳細

投資上級者でも不安に感じた2024年7〜8月の株価乱高下

 投資経験5年以上の投資上級者でも、約半数が歴史的な株価乱高下を記録した2024年7〜8月の投資環境について、不安を感じていたことが分かりました。(図1)

投資上級者の約7割は保有する商品を売らずに静観or買い増した

 このように半数が不安に思う状況でも、実際に売却した人は3割程度に留まりました。一方、約7割は静観、または投資商品を買い増していました。また「迷わず買い増した」との回答も2割以上おり、投資上級者の多くが、7〜8月の株価乱高下を、“売らない”で対応していたことが分かりました。 中長期での投資をしやすいETFを活用している上級者ならではの選択であることが推測できます (図2)

株価が乱高下した7〜8月の保有投資商品の評価額、投資上級者では下がった人(31.8%)よりも上がった人(51.9%)の方が多い結果に

 株価の乱高下の影響で、自身の保有投資商品の評価額に影響が出た人も多くいると思いますが、今回調査をした投資上級者の半数以上(51.9%)は7〜8月で自身の保有投資商品の評価額が上がっていると回答しました。変動していない人も合わせると約7割の方は評価額を下げずに運用していたことが分かりました。(図3)

 またこの先数ヶ月の投資スタイルについて聞いたところ、「買う」「静観」「売る」が同程度の割合で分散している一方で、「わからない」とした人はわずか4.2%に留まりました。現在の不安定な投資環境下においても、投資スタンスを決めている方が多いことが分かりました。(図4)

投資上級者の期待を集める投資テーマは「高配当」「半導体」「AI」「IT」他

投資上級者の期待を集める投資地域は「アメリカ・北米」「インド」「全世界」他

 投資上級者の方に、現在とこの先5年後の将来で期待している投資テーマと投資地域を10段階で 評価してもらいました。その数値を基にマッピング比較をすると、投資テーマでは「高配当」が特に期待を集めた他、「半導体」「AI」「 IT」も他と比べて高い期待度でした。

 また投資地域については、現在も将来も「アメリカ・北米」が特に期待度が高く、その他は当社でも今年に上場した「インド」や「全世界」「日本」への期待が高いことが分かりました。(図5)

■当社コメント

・今夏の株式市場は歴史的な下落幅を記録しましたが、投資上級者はそのような状況でも慌てず、 静観や買い増 しに動いた方が多い結果となりました。

・一方、現在の投資環境を踏まえた投資スタイルは、それぞれ「売り」「買い」に分かれる結果となりました。 しかしながら投資上級者の約9割は、現在の状況を踏まえて自身の投資スタンスを決めており、

「わからない」との回答がごく僅かであることが特徴的でした。このように、その時の状況に合わせた投資

スタンスを常に決めていることが、狼狽的な行動を回避しているものと推測されます。

・投資上級者が期待する投資テーマ・投資地域ともに、当社で取り扱いがあり、かつ人気のある商品が

選ばれました。(投資テーマ:高配当・半導体・AI等。投資地域:インド)

・当社では、どのような市況においても投資家の皆さまのポートフォリオで活躍できる商品の開発・提供を、

引き続き進めてまいります。

■調査概要

調査方法: インターネット調査

調査期間: 2024年8月26日〜8月29日

調査対象: 5年以上の投資経験があり、ETFを活用している投資上級者

      (全国20代〜60代男女)

有効回答: 264名

【Global X Japan株式会社 企業紹介】

当社はGlobal X Management Company, Inc.、株式会社大和証券グループ本社、および大和アセットマネジメント株式会社の合弁会社です。成長テーマ型、インカム型、コア型といった革新的な ETFラインナップを揃える、日本で唯一のETF専門資産運用会社です。

Global X Japan 株式会社

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 3174 号

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