株式会社外為どっとコムのプレスリリース
目次
1.一般社団法人金融先物取引業協会FX投資家動向まとめ
2.株式会社外為どっとコムFX投資家動向まとめ
2-1.FX取引における実現損益
2-2.通貨ペア別取引者数
2-3.平均取引数量
2-4.口座の開設期間
2-5.FX投資の年齢分布
2-6.FX口座開設者動向
3.まとめ
1.一般社団法人金融先物取引業協会FX投資家動向まとめ
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USD/JPY(米ドル/円)の取引金額、約34%増加
金融先物取引業協会が8月15日に公表した資料によると、2024年7月の店頭FXにおける取引金額は1455兆円と、6月の1120兆円から約30%増加した。1455兆円は過去最高額となる。USD/JPY(米ドル/円)が約34%増加したことが、全体を押し上げた。
また、月末時点の未決済ポジション合計は8.6兆円と前月からほぼ横ばいだった。なお、USD/JPY(米ドル/円)の未決済ポジションは6月に3688億円の売り越しだったが、7月は1兆1977億円の買い越しに転じた。急速にJPY(円)売りの流れが巻き戻された局面を、FX個人投資家は好機と捉えてJPY(円)を売り直したようだ。
取引金額上位の5通貨ペアは、USD/JPY(米ドル/円)・GBP/JPY(ポンド/円)・AUD/JPY(豪ドル/円)・EUR/JPY(ユーロ/円)・MXN/JPY(メキシコペソ/円)の順。
図1.取引金額とポジション計
(出所)金融先物取引業協会の「店頭FX月次速報」をもとに、当社が作成
左軸-取引金額、右軸-ポジション計
グラフ中のデータ単位は百万円
2.株式会社外為どっとコムFX投資家動向2024年7月
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個人投資家、TRY/JPY(トルコリラ/円)が2位へ浮上
FX口座数が58万件を超える株式会社外為どっとコム協力の下、2024年7月のFX投資家動向を調査した。
【調査概要】
調査対象:株式会社外為どっとコムのFXサービス「外貨ネクストネオ」利用者(約58万口座)
調査機関:株式会社外為どっとコム総合研究所
調査対象:調査期間中にFXサービス「外貨ネクストネオ」の新規口座開設およびFX取引をした顧客
調査期間:2024年7月1日7:00 ~ 2024年8月1日6:00
調査方法:対象期間中の取引データより抽出
(特定の個人を識別できないよう個人情報を匿名化した上で行っております。)
2-1.FX取引における実現損益
FX取引における実現損益でプラスは41.8%、マイナスは58.1%となった。プラスは前月比19.2%ポイント低下し、多くの投資家にとって厳しい結果になった。さえない米6月消費者物価、直後の政府・日銀のJPY(円)買い介入、トランプ前米大統領のドル高牽制発言など複数要因が重なり、JPY(円)安の巻き戻しが短時間で進んだ。それまでJPY(円)ショートを構築していた個人投資家の多くが一度、損切りを余儀なくされた。ただ、7月末のUSD/JPY(米ドル/円)の未決済ポジション比率がUSD(米ドル)買い・JPY(円)売りに大きく傾いていた点を鑑みると、当初、損失を余儀なくされた投資家も、相場を確認しながら改めてJPY(円)ショートを構築し直したと考えられる。
図2-1.取引参加者の損益
2-2.通貨ペア別取引者数
通貨ペア別取引者数のトップ10は、USD/JPY(米ドル/円)・TRY/JPY(トルコリラ/円)・AUD/JPY(豪ドル/円)・MXN/JPY(メキシコペソ/円)・GBP/JPY(ポンド/円)・EUR/JPY(ユーロ/円)・EUR/USD(ユーロ/米ドル)・NZD/JPY(NZドル/円)・ZAR/JPY (南アフリカランド/円)・GBP/USD(ポンド/米ドル)の順。
1位はUSD/JPY(米ドル/円)で変わらなかったが、TRY/JPY(トルコリラ/円)は、4.485円と史上最安値を付ける中で、値ごろ感からの買いが優勢となり、取引者数が拡大した。また、6月に2位へ浮上したMXN/JPY(メキシコペソ/円)は4位へ後退した。政局の不安定さが嫌気されて、多くの投資家が取引を控えたもよう。
図2-2.通貨ペア別取引者数
2-3.平均取引数量
FX投資家の1注文あたりの平均取引数量は4.9万通貨(49Lot)へ小幅に縮小した。
USD/JPY(米ドル/円)は、1Lotあたり6,200円の必要保証金(8/15時点、法人口座除く)がかかるため、1注文あたりの必要保証金額は約30万3,800円となる。MXN/JPY(メキシコペソ/円)は、1Lotあたり400円の必要保証金(8/15時点、法人口座除く)がかかるため、1注文あたりの必要保証金額は1万9,600円となる。
図2-3.平均取引数量
2-4.口座の開設期間
取引をしたFX投資家の口座開設後の期間は、平均114カ月(9年6カ月)と、前月から拡大した。緩やかながら拡大傾向が続いている。
図2-4.口座開設期間
2-5.FX投資の年齢分布
FX投資家の年代別では40代が30.9%と最多で、次に50代、30代、60代と続いた。40代と50代で6割を超える状態が続いている。
図2-5.取引参加者の年齢構成
2-6.FX口座開設者動向
新規にFX口座を開設した投資家は、30代と40代が27.4%で並んだほか、30代が18.4%、50代が15.5%と続いた。30代と40代で半数を占める状況が続いている。
図2-6.口座開設者の年齢構成
3.まとめ
2024年7月の為替市場は、政府・日銀による5兆5348億円のJPY(円)買い介入やさえない米インフレ指標、トランプ前米大統領のUSD(米ドル)高牽制発言を受けて、JPY(円)安トレンドが急速に巻き戻された。当初、ポジション調整を余儀なくされたFX投資家は多かったと思われるものの、中長期でのJPY(円)安の構図は変化がないとの思いから、相場状況を確認しながらJPY(円)売り直す動きが優勢となった模様で、個人投資家のJPY(円)安志向はなお継続していることが分かる。
過去の調査結果は、マネ育ch( https://www.gaitame.com/media/ )よりご参照ください。
「投資家調査」カテゴリー
https://www.gaitame.com/media/archive/category/FX%E6%8A%95%E8%B3%87%E5%AE%B6%E8%AA%BF%E6%9F%BB
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外為どっとコムについて
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・【外為どっとコム】ホームページ:https://www.gaitame.com/
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■会社概要
株式会社外為どっとコム( https://www.gaitame.com/ )
所在地:東京都港区東新橋2-8-1
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事業内容:インターネットを介した店頭デリバティブ取引事業、その他
資本金:7億7,850万円
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第262号 商品先物取引業者/一般社団法人金融先物取引業協会、日本証券業協会、日本商品先物取引協会
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・当社セミナーでは、FX(外国為替保証金取引)、CFD取引の紹介・説明をさせていただく場合がありますので予めご了承のうえ ご参加ください。
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店頭外国為替保証金取引、店頭CFD取引および店頭通貨バイナリーオプション取引は元本や利益を保証するものではなく、相場の変動や金利差により損失が生ずる場合がございます。お取引の前に充分内容を理解し、ご自身の判断でお取り組みください。
<『外貨ネクストネオ』 取引形態:店頭外国為替保証金取引 委託保証金:各通貨の基準レートにより計算された取引金額の保証金率4%以上に設定(法人のお客様は、保証金率1%以上となる額または金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額のうち、いずれか高い額以上の委託保証金が必要となります。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第31項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します) 売買手数料:0円 『らくらくFX積立』 取引形態:店頭外国為替保証金取引 委託保証金:100%(レバレッジ1倍)、50%(レバレッジ2倍)、33.34%(レバレッジ3倍)(法人のお客様は、100%(レバレッジ1倍)のみ) 売買手数料:0円 【注】お客様がお預けになった保証金額以上のお取引額で取引を行うため、保証金以上の損失が出る可能性がございます。また取引レートには売値と買値に差(スプレッド)が生じます。>
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