「未来創生3号ファンド」次世代太陽電池の開発を推進する株式会社エネコートテクノロジーズへの投資実行

どこでも発電Ⓡの実現により、カーボンニュートラルに貢献

スパークス・グループ株式会社のプレスリリース

スパークス・グループ株式会社(以下、スパークスと表記)は、2021年10月に設立された「未来創生3号ファンド」が、株式会社エネコートテクノロジーズ(本社:京都府京都市、代表取締役: 加藤尚哉。以下、エネコート社と表記)への投資(金額は非開示)を実行しましたので、お知らせいたします。エネコート社は今回の調達資金を活用し、生産・販売体制の構築および事業拡大や、太陽光発電のサプライチェーンの多様化、IoTデバイスの広範なサポート、新しいモビリティ・アプリケーションの高度化活用が可能なペロブスカイト太陽電池技術の開発加速を実施します。

■投資先企業の概要

エネコート社は、京都大学化学研究所若宮淳志研究室の研究成果を実用化するために2018年に設立された京都大学発スタートアップで、ペロブスカイト太陽電池技術の開発に取り組んでいます。IoTやモビリティ用途向けの軽量薄膜太陽電池の技術に強みを持ち、NEDOのグリーンイノベーション基金事業にも採択されました。エネコート社は、脱炭素の未来に向けたエネルギー利用の革新を目指しています。

■「未来創生(1号)ファンド」、「未来創生2号ファンド」および「未来創生3号ファンド」の概要

未来創生(1号)ファンドはスパークスを運営者とし、トヨタ自動車株式会社、株式会社三井住友銀行を加えた3社による総額約135億円の出資により、2015年11月より運用を開始しました。最終的には、上記3社を加えた計20社からの出資を受けました。「知能化技術」「ロボティクス」「水素社会実現に資する技術」を中核技術と位置づけ、それらの分野の革新技術を持つ企業、またはプロジェクトを対象に米国、英国、イスラエル、シンガポール、日本の約50社に投資しました。2018年下半期には、既存投資領域3分野に加え、新たに「電動化」、「新素材」を投資対象とした未来創生2号ファンドの運用を開始しました。そして、2021 年 10 月から未来創生 2 号ファンドの 5 分野 に加えて、「カーボンニュートラル」を投資対象とし、スパークスの子会社であるスパークス・アセット・マネジメント株式会社 をファンド運営者とした未来創生3 号ファンドの運用を開始しました。2024年6月末時点の運用資産残高は、1 号、 2 号および 3 号をあわせて、1,156億円となっています。

未来創生ファンドの投資実績:https://mirai.sparx.co.jp/investment/