~証券業務システムプラットフォーム事業を共同で推進~
株式会社トレードワークスのプレスリリース
1.資本業務提携の背景と目的
2001 年の「貯蓄から投資へ」の流れにはじまり、資産運用立国の実現を目指す政策の後押しもあり、継続的に国民の資産形成を促進する環境が整い始め、証券業界は新たな局面を迎えつつあります。
証券会社においては、手数料無料化の波に加え、顧客本位の業務運営、資産相談サービスの拡充、フィー型ビジネスへの転換、店舗営業の変革など、事業環境の変化に柔軟に対応可能なシステムのニーズが高まっています。
SCSKは、証券業界において 30 年以上にわたり証券基幹システムの開発を行っており、特に証券会社のバックオフィス業務の豊富な開発実績と業務ノウハウに加え、高いプロジェクトマネジメントスキルを持つ技術者を多く有しています。また、売買監理、書面管理、コールセンターなどの周辺システムや、「IT」と「業務」を組み合わせたコンタクトセンター、テクニカルサポート、ヘルプデスク、バックオフィス業務支援など多様な BPO サービスも提供しています。
トレードワークスは、創業以来、投資家視点の高い信頼性と安全性を備えたインターネット証券取引システム「TradeAgent シリーズ」を中心に、スピードとコスト競争力のある証券フロントシステムの提供を行ってまいりました。TradeAgent シリーズはインターネットやブロックチェーンなど高度通信技術を基礎とする様々な金融サービスをサポートするソリューション群です。金融サービスの高度な要求を解決するためにエージェント指向のアーキテクチャでシステムを構成し、『マルチプロダクト・オープンイノベーション』を実現する拡張性の高いシステムを提供しています。
今回の資本業務提携により、SCSKとトレードワークスは、これまで培ってきた知識やノウハウ、システムを含めたリソースを組み合わせ、証券業界へ貢献する事業を共同で推進してまいります。
2.資本業務提携の内容
(1)SCSKによるトレードワークス株式の取得
SCSKは、トレードワークスと 2024 年 6 月 19 日付で資本業務提携契約を締結し、同契約に基づき2024 年 7 月 8 日に、トレードワークスの普通株式 128,000 株(2023 年 12 月 31 日現在の発行株式総数に対する割合 3.7%)を取得するとともに、提携関係の深化に合わせ 79,000 株程度を目安に市場買付けにより取得する予定です。
(2)証券業務システムプラットフォームの構築
トレードワークスの証券フロントシステムとSCSKの証券基幹システムを接続した証券基幹システムの提供を行います。既に第一弾としてオンライン証券会社向け米国株式システム刷新プロジェクトを進めています。
さらに、マーケットやニーズの変化に対応した自由度の高い証券業務システムへと進化させ、BPO サービスや業務コンサルティングサービスなどを加えた、トータルシステム「証券業務システムプラットフォーム」の構築を共同で推進します。
オンライン証券や対面証券のインターネット取引をはじめ、投信会社や、Embedded Finance 向けの機能を拡充することで販売先を広げ、2030 年までに 100 億円規模の売り上げを目指します。
3.日程
資本業務提携契約締結日 2024 年6月 19 日
株式譲渡日 2024 年 7 月 8 日
SCSK株式会社について
SCSK株式会社は、コンサルティングから、システム開発、検証サービス、IT インフラ構築、IT マネジメント、ITハード・ソフト販売、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)まで、ビジネスに必要なすべての IT サービスをフルラインアップで提供しています。また、IT を軸としたお客様や社会との共創による、さまざまな業種・業界や社会の課題解決に向けた新たな挑戦に取り組んでいます。
株式会社トレードワークスについて
株式会社トレードワークスは、「エンドユーザーの視点に立って、高い信頼性と安全性を備えたシステムの構築を目指し、金融資本市場の発展と豊かな社会の実現に貢献する」ことを指針とし、金融ソリューション事業、FX システム事業及びデジタルコマース事業を展開しております。
本件に関するお問い合わせ先
SCSK株式会社
サステナビリティ推進・広報本部 広報部 古屋
TEL:03-5166-1150
株式会社トレードワークス
経営企画部 荻須
TEL:03-6230-8900
E-mail: ir@tworks.co.jp
※ 掲載されている製品名、会社名、サービス名はすべて各社の商標または登録商標です。