「一般社団法人 みらいDXアカデミー」の設立について

一般社団法人みらいDXアカデミーのプレスリリース

この度、一般社団法人みらいDXアカデミー(所在地:神奈川県横浜市、事務局長:佐伯 卓也、以下、「当法人」)は、金融DX人材の育成を支援することを目的に設立、本日より活動を開始することを発表しました。

(当法人ロゴ)

<設立の背景および目的>

金融機関におけるDX(デジタル・トランスフォーメーション)人材の養成においては、IT技術の習得のみならず、プロジェクト推進力や経営計画に基づくデジタル戦略の構想力、地域のDXを支援する提案力など、多岐にわたる能力を持つ人材を育てることが求められています。
当法人では、特に以下の3点に着目し、研修やミートアップの実施や教材の提供などを通して金融機関のDX人材育成に寄与いたします。

  1. 越境性:組織や業界など既存の枠組みを超えた人的交流の創出

  2. 具体性:具体的なテーマ・内容に基づく交流

  3. 実現性:得られた知見を実践に移すための手段の提供

< フェロー >  

当法人への助言や指導を目的に、下記の方々にフェローに就任していただいております。

・榎本 清人  ・ 大久保 光伸  ・ 岡田 拓郎  ・ 残間 光太郎   ・柴田 誠  

・渋澤 健  ・ 住田 智子  ・ 成田 昌人  ・  平子 紘平  ・ 山口 省蔵

※敬称略、五十音順。各フェローの略歴については後述。


< 主な活動 >

当法人では、本年は下記の活動の実施を予定しています。

  • 金融機関職員による「地域DX留学」をデザイン。地方自治体、地域企業をフィールドとしたDXインターンシップを実施。

  • 「地域変革」をキーワードに、金融機関×地域企業×地方自治体を軸としたDXミートアップを開催。

  • 金融機関が実施可能なDXソリューションの事例の蓄積、研修カリキュラムの開発。

「仙台DX Meetup」の様子

また当法人設立の先行イベントとして、株式会社あいホーム(本社:宮城県富谷市、代表取締役:伊藤 謙、以下「あいホーム」)と当法人 設立準備委員会にて、「仙台DX Meetup」を本年3月22日に宮城県仙台市にて開催しました。
ここではあいホームを含む東北地方を代表する多数の地域企業や、地方銀行5行の皆様が仙台に一同に会し、東北地域におけるDXの未来について討議しました。


当法人フェローならびに事務局長の略歴について、下記に記載いたします。(※敬称略)

  • 第二地方銀行協会 SARBLAB室室長  榎本 清人

第二地方銀行協会に入社後、業務管理部、総合企画部、総務部、企画部、人事研修部を経て、2016年7月に企画部副部長、2019年7月にイノベーション推進室(SARBLABオフィス)副部長を務める。2021年7月には新設されたSARBLAB室の室長に就任。第二地方銀行協会加盟行のデジタル化やスタートアップなどの外部企業との連携によるオープンイノベーションを支援するための組織SARBLABの活動を推進している。

  • 一般社団法人 金融革新同友会 FINOVATORS 共同創業者  大久保 光伸

デジタル庁デジタル統括アドバイザー、財務省 デジタル統括責任者補佐官。GovTech/CivicTech/FinTechの領域で官民連携を担うパラレルワーカー。金融持株会社ではデジタル戦略を担当し新規ビジネス開発とオープンイノベーションを推進してきた。
一方プロボノ活動ではFinTechスタートアップへのメンタリングやパブリックセクターへの提言、海外FinTech業界団体との連携等により金融イノベーションのエコシステム形成に携わる。東京都外国企業誘致事業(フィンテックビジネスキャンプ)メンター、総務省Code for e-Gov構成員、内閣官房 政府CIO補佐官、外務省CIO補佐官、財務省CIO補佐官、金融庁 参与 等を歴任。

  • 一般社団法人 金融データ活用推進協会 代表理事  岡田 拓郎

金融データ活用推進協会代表、金融IT協会副理事長、デジタル庁、Trust㈱CEOとして金融業界を横に繋ぐミッションで働くパラレルワーカー。 東北大学工学部卒業。七十七銀行、全国銀行協会、三菱UFJ信託銀行で一貫して金融デジタル分野に従事。2022年からデジタル庁の民間専門人材として従事する傍ら、金融データ活用推進協会・金融IT協会を設立。スタートアップ経営者として協会会員の協業を支援。

  • InnoProviZation代表取締役  残間 光太郎

前NTTデータ オープンイノベーション事業創発室長、神戸大学非常勤講師。オープンイノベーションとビジネス創発をテーマに、最先端の技術・ビジネスモデルのイノベータが集うマンスリーフォーラム「豊洲の港から」を立ち上げる。世界15都市でイノベーションコンテストを開催し、NTTデータ経営研究所にて経営管理、新規ビジネス創出、マーケティング支援コンサルティングに従事。北海道大学卒業。

  • FINOLAB Chief Community Officer  柴田 誠

株式会社FINOLABの設立とともに現職に就任。東京大学経済学部卒、東京銀行入行後、池袋支店、オックスフォード大学留学(開発経済学修士取得)、経理部、名古屋支店、企画部を経て、1998年から一貫して金融IT関連調査に従事。2018年には三菱UFJ銀行からMUFGのイノベーション推進を担うJDDに移り、オックスフォード大学の客員研究員として渡英。日本のフィンテックコミュニティ育成に黎明期より関与し、FINOVATORS創設にも参加。2021年にUI銀行の銀行免許取得とともに社外監査役に就任。

  • シブサワ・アンド・カンパニー株式会社 代表取締役  渋澤 健

2001年にシブサワ・アンド・カンパニー株式会社を創業。07年コモンズ株式会社を創業(08年コモンズ投信㈱に改名し、取締役会長に就任)。2023年1月に株式会社&Capitalを創業、代表取締役CEOに就く。他に、ブランズウィック・グループのシニアアドバイザー、ベイン・アンド・カンパニー・ジャパンのシニアアドバイザー、経済同友会の幹事および中東・アフリカ委員会の共同委員長。岸田内閣の「新しい資本主義実現会議」構成員、金融庁の「サステナブルファイナンス有識者会議」の委員など複数の政府系委員会に所属。Triple I for Global Health共同議長、ISSB(国際サステナビリティ基準審議会)議長特別顧問、International Foundation for Valuing Impact理事、東京大学総長室アドバイザー、等。

  • フューチャー株式会社 執行役員  住田 智子

フューチャー株式会社執行役員、ライブリッツ株式会社取締役、Future Global Design (シンガポール法人)取締役、株式会社H3代表取締役、株式会社世界市場取締役、デジタル庁シニアエキスパート、ゼビオホールディングス社外取締役を務める。 コロンビア大学で産業心理学修士を取得。新卒でフューチャーシステムコンサルティングに入社。外務省出向(在デンマーク日本大使館一等書記官)、内閣官房出向(情報通信技術総合戦略室参事官補佐)、デジタル庁出向(特命プロジェクト担当統括)などの職歴を持つ一方、自身でもモンデラジャパン(オンラインジュエリーブランドの日本法人)、H3(防災コンサルティング、人材育成を目的とした会社)なども立ち上げた。

  • 信金中金ビジネス株式会社 取締役社長  成田 昌人

成城大学法学部法律学科卒業後、金融機関(現信金中央金庫)に入社。早稲田大学ビジネススクールにてマーケティングを学び、南九州支店長、営業推進部長、監査部長を歴任。2018年に信金中金ビジネス株式会社の代表取締役社長に就任。2023年には「おじさん未来研究所」を理事として立ち上げる。

  • 金城大学 総合経済学部 総合経済学科 准教授  平子 紘平

金沢大学 先端科学・社会共創推進機構 客員准教授および金城大学 総合政策学部設置準備室 准教授も兼任。専門は産学官連携による総合的な課題解決と地域課題を起点とした異分野融合研究。都市銀行勤務、大学発ベンチャー代表、金沢大学を経て現職。著作には『地域包括ケアとエリアマネジメント』(共編著)がある。

  • NPO法人 金融IT協会 理事長  山口 省蔵

1987年日本銀行に入行し、金融機関の考査・モニタリング部署を中心に担当。金融高度化センター副センタ―長を経て、2018年に株式会社金融経営研究所を設立。金融を通じた社会の発展を目的に「熱い金融マン協会」を運営。著書には『実践から学ぶ地方創生と地域金融』(共著、学芸出版社、2020年)、『金融機関のしなやかな変革――ピラミッド組織の崩壊、セルフマネジメント組織の誕生』(共著、金融財政事情研究会、2020年)などがある。

  • 【事務局】 一般社団法人 みらいDXアカデミー 事務局長  佐伯 卓也

慶應義塾大学総合政策学部卒。国内独立系最大手の戦略PRファームにおいて、グローバルITベンダー・消費財メーカーの広報戦略立案に従事したほか、映像機器メーカーやコンテンツメーカーの参画する業界団体のローンチに携わる。
2009年に株式会社ダイナトレックに入社。入社時よりデータ統合分析ツールDYNATREKの営業戦略企画に従事。2012年の地方銀行への初導入から展開を進め、現在同ツールは地方銀行業界での4割近いシェアを得ている。