株式会社うむさんラボが運営するカリーインパクト&イノベーション1号投資事業有限責任組合、第1号案件として廃棄資源から繊維パネルとアート壁をつくるWALLTECHへ出資

株式会社うむさんラボのプレスリリース

 沖縄で社会起業家を支援する株式会社うむさんラボ(以下「うむさんラボ」)が運営する、地域課題解決型のインパクト投資ファンド「カリーインパクト&イノベーション1号投資事業有限責任組合(以下「カリーファンド」)」は、廃棄資源をアップサイクルした繊維パネルとアート壁を製造・販売する株式会社WALLTECH(沖縄県沖縄市、以下「WALLTECH」)へ800万円の出資を実行いたしました。

 また、WALLTECHは本出資に加えて、沖縄振興開発金融公庫(理事長:川上好久、以下「沖縄公庫」)から沖縄社会課題対応企業等支援貸付として2,000万円の融資を受けることになりました。

 WALLTECHは、本出資と沖縄公庫による融資の協調支援(計2,800万円)で調達した資金をもとに、沖縄県内で廃棄されている衣料品および農業用フィルムを活用した繊維パネルの製造・販売事業を推進し、県外でも展開可能性のあるアップサイクルモデルを沖縄から創造することを目指します。

■WALLTECHが取り組む社会課題と実現したい社会

 沖縄では年間約1,000トンもの農業用ビニールハウス等が廃棄され、その一部は焼却・埋め立てされています。また、衣料品については多くの商品が複数種類の繊維で製造されているため現在の技術でもリサイクルが難しく、焼却・埋め立てされるといった課題が残されています。WALLTECHは、このように廃棄される衣料品や農業フィルム等をアップサイクルした繊維パネルとアート壁を提供することを通じて、アートとテクノロジーを用いた廃棄資源の地域循環を実現し、地球にも人にも優しい心地よい社会をつくることを目指しています。

【WALLTECHのロジックモデル(2024年6月3日時点)】

■カリーファンドの役割について

 カリーファンドは沖縄のさまざまな社会課題解決に向けて、経済的リターンと社会的インパクト創出の双方を実現する企業へ投資するインパクト投資ファンドです。

 この度、カリーファンドは、WALLTECHの廃棄資源から繊維パネルを作るアップサイクル技術と、アート壁の新たなマーケットを創ることへの経営チームの熱意などを評価するとともに、アートとテクノロジーを使って廃棄資源をアップサイクルし、地球にも人にも優しい社会をつくることに期待し、出資を決定いたしました。本出資後、インパクト測定・マネジメント(IMM)の実践を通して、WALLTECHが目指す社会の実現を支援します。

■WALLTECHの概要

名称:株式会社WALLTECH

代表者:代表取締役 長谷場咲可

所在地:沖縄県沖縄市比屋根7丁目1709番

設立:2023年11月2日

URL:https://walltech.jp/

■カリーファンドの概要

名称:カリーインパクト&イノベーション1号投資事業有限責任組合

設立:2023年5月10日

無限責任組合員:株式会社うむさんラボ

所在地:沖縄県浦添市内間四丁目5番25号

URL:https://karry-fund.jp/

■うむさんラボの概要

名称:株式会社うむさんラボ

代表者:代表取締役 比屋根隆

所在地:沖縄県浦添市内間四丁目5番25号

創業:2019年1月1日

URL:https://umusunlab.co.jp/

■本件に関するお問い合わせ

カリーファンド事務局(株式会社うむさんラボ内)

karry-fund@umusunlab.co.jp