Vertex Ventures Japanのプレスリリース
Vertex Ventures Japan(以下「VVJ」)は、 Vertex Holdings をアンカー投資家とする総額 100 億円のファンド「Vertex Ventures Japan 1号ファンド」(以下「VVJF1」)の設立を発表いたします。
VVJF1 は、Vertexのグローバルネットワークと、投資実務経験豊富かつ日本のエコシステムに精通する才能ある経営陣の下、底堅い成長ドライバーと高い成長ポテンシャルを持つ日本の先駆的なスタートアップ企業へ厳選投資します。
日本政府の強力な支援と日本の技術力を背景に、VVJ は日本におけるアーリーステージの投資機会を捉えるために設立されました。VVJファンドの設立は、世界の主要なイノベーションハブである東南アジア&インド、イスラエル、米国、中国などに拠点を置く姉妹ファンドの成功に倣ったものです。これらの姉妹ファンドは、各国のゼネラルパートナーによって個別に独立して運用され、各国ごとに異なる投資領域にフォーカスしています。VVJはグローバルに展開するVertexベンチャーキャピタルファンドのネットワークの一員として、様々なパートナーやチームと連携していきます。
また、2024年5月16日、Vertex Holdingsは東京大学、東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(以下東大IPC)とスタートアップ投資分野での連携を進め、東京大学はこの活動に協力する、またVertex Holdings、東京大学、東大IPCは人材育成や研究協力を推進し、日本とシンガポールのスタートアップエコシステムの連携・発展を図るとの共同談話を発表しました。
東京大学は数多くの優れた研究とスタートアップを生み出した日本のイノベーション・ディープテックの中心地であり、またVertexグループは世界に数多くのユニコーンを創出してきた世界有数のベンチャーキャピタルプレイヤーです。3社の連携が日本とシンガポール間のイノベーション連携のドライバーとなることに大きな期待をしています。
さらに、経済産業省は、この取組みは2024年4月17日に行われた、日本・シンガポール官民経済対話において、両国が設立に合意した「日本・シンガポール協創プラットフォーム(Japan-Singapore Co-Creation Platform)」の中心的な取組みとして位置づけており、VVJは経済産業省と最大限の連携・協力を進めることで、国境を越えた産学官の連携の推進、イノベーションと技術の進歩を促進し、グローバル市場へのアクセスを提供するプラットフォームになると確信しています。
Vertex Holdingsの CEO Chua Kee Lockは、 「VVJは、当社のネットワークの7番目のパートナーとなります。日本のスタートアップエコシステムは活気に満ち、ダイナミックで、多くの成長機会に溢れています。ディープテック、デジタル・トランスフォーメーション(DX)、AI、クリエイター・エコノミーなどの分野における日本のテクノロジー市場には力強いポテンシャルがあると考えています。Vertex Ventures Japan1号ファンドの設立は、今後の好機を逃すことなく捉えることができるでしょう。」とコメントしています。
また、「経験豊富なプロフェッショナルである冨田尚史と宮坂友大のリーダーシップにより、我々は、社会に変革をもたらす将来有望なリーダーを日本から探し出し、次世代のグローバルチャンピオンへ導くというミッションを達成できると確信しています。VVJは、Vertexのグローバルネットワークを活用し、破壊的・変革的イノベーションとトレンドを共有し、日本のイノベーション・エコシステムの発展を後押しします。」とも語りました。
VVJの経営体制として、冨田尚史がマネージングパートナー、宮坂友大がゼネラルパートナーを務めます。両氏の責務は、主に新規投資機会の発掘、新規および既存の投資家への価値提供・パートナーシップの推進、LP投資家との積極的な連携によるステークホルダー一丸となった戦略的成長の指揮を担当します。
VVJの投資委員会のチェアマンにChua Kee Lock、バイスチェアマンにChua Taik Himを迎えます。
VVJのマネージングパートナーである冨田尚史は、 「世界有数のベンチャーキャピタルファンドであるVertexファミリーの一員となることを誇りに思います。Vertexのグローバルネットワークにより、日本のスタートアップ企業はグローバルな資金調達とグローバル市場参入・事業展開を目指すことができ、VVJは差別化を図ることが出来ると確信しています。さらに、日本は国際特許出願件数が世界第3位の技術大国です。Vertexのグローバルネットワークに蓄積された知見を活用し、日本のスタートアップ企業が独自の強みを生かすことができれば、日本のスタートアップ企業は次世代のグローバルチャンピオンになる可能性があると信じています。」
加えて、「VVJは、国境を越えた産学官の連携を実現するイノベーションプラットフォームとなることを目指しています。グローバルでの企業、大学、日本の中央政府、地方自治体間のコラボレーションを促進し、スタートアップ企業の成長を加速させ、次世代の産業界をリードする企業の創出、支援を目指します。」とも述べました。
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Vertex Ventures Japanについて
Vertex Ventures Japan(VVJ)は、日本のスタートアップ企業の成長支援、次世代産業を牽引するリーダーとユニコーン企業の創出に特化したベンチャーキャピタル企業です。VVJは、Vertexがグローバルに展開するネットワークの一員として、戦略的支援を受けるとともに、世界各地のベンチャーキャピタルとのパートナーシップを活用できる強みを持ちます。
VVJは、日本のアーリーステージのスタートアップ企業への投資に特化し、独立して運営されています。事業運営と投資の両面で経営豊富なチームを擁し、日本企業をグローバルなビジネスチャンスや投資家ファンドと積極的に結びつけ、日本のスタートアップエコシステムの発展に貢献します。
詳しくは、当社のウェブサイトをご覧ください。
https://www.vertexventures.jp/
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Vertex Holdingsについて
Vertex Holdingsは、シンガポールを本拠地とし、60億米ドルを超える運用資産残高を誇る、ベンチャーキャピタルホールディングカンパニーです。当社はシンガポールの政府系投資会社であるTemasek Holdingsの完全子会社であり、世界の主要なイノベーションのハブを拠点とするベンチャーキャピタルファンドから成るグローバルプラットフォームに対し、アンカー投資家として資金・事業支援を行っています。
現在は、Vertex Ventures China、Vertex Ventures Israel、Vertex Ventures Japan、Vertex Ventures Southeast Asia & India、Vertex Ventures US、Vertex Ventures HC、Vertex Growthの7つのネットワークファンドがあります。
Vertexファミリーのファンドは、各地のVertex Venturesがテクノロジー領域のアーリーステージ投資、Vertex Ventures HCがヘルスケア領域のアーリーステージ投資、Vertex Growthがグロースステージ投資をそれぞれ行っています。各ファンドの調達と運用は、独立した現地のチームによって行われており、個別に運営されています。
Vertexがグローバルに展開するベンチャーキャピタルファンドのネットワークには現在、アクティブ・ポートフォリオを構成する300社を超える企業が存在します。当社には破壊的イノベーションで変革をもたらす企業を、グローバルチャンピオンへと成長させた実績があります。
詳しくは、当社のウェブサイトをご覧ください。