社会構造に働きかける投資システムチェンジ投資に関する情報を収集した「システムチェンジ・ライブラリ」開設 海外先行事例など6記事を公開

一般財団法人社会変革推進財団のプレスリリース

2017年より日本国内のインパクト投資市場の拡大に努めてきた一般財団法人社会変革推進財団(理事長:大野修一、所在地:東京都港区、以下「SIIF」)は、インパクト投資の発展版として、近年、社会と環境の課題を根本的・構造的に解決する投資のあり方として、欧米諸国で注目され始めているシステムチェンジ投資について、調査研究した結果であるデータベース「システムチェンジ・ライブラリ」(以下、「ライブラリ」)を本日公開いたしました。

システムチェンジ・ライブラリ

https://note.com/siif_pr/m/ma872b9be42ba

この度、公開した本ライブラリは、先行してシステムチェンジ投資を実施している欧米諸国の投資家の発信内容の調査や、個別のヒアリングを経て、「システムチェンジ」や「システムチェンジ投資」の概念を整理し、欧米諸国において、システムチェンジ投資の取り組みが着目され始めている社会的背景なども掲載をしています。

また、海外先行事例として、オランダTriodos銀行や、イギリス・ブリストル市の事例などを紹介するほか、課題が生じる構造の分析を捉えるための課題構造分析などの研究結果を計6本を公開しています。

SIIFでは、インパクト投資という「手法」を普及し資金の量を増やすことにとどまらず、「社会課題の構造的な解決(システムチェンジ)」を誘発する取り組みのひとつとして、2022年にSIIFインパクトキャピタル株式会社(SIIFIC)を設立し、ウェルネス領域におけるシステムチェンジを目指す他、2023年にシステムチェンジコレクティブ事業を開始し、機会格差、地域活性化の分野で課題解決を目指す事業者の公募を行いました。

 今後は、システムチェンジ投資における活動から得られた知見を構造的・体系的に捉え、発信していくべく、本ライブラリの拡充も予定しています。これらのシステムチェンジを用いた活動が、投資家および事業者に取り入れられていくことを目指しています。

<システムチェンジ・ライブラリの概要>

システムチェンジ・ライブラリ https://note.com/siif_pr/m/ma872b9be42ba

   SIIFが捉える、世界の「システムチェンジ投資」

   https://note.com/siif_pr/n/n92685a7a50d5

   海外事例 人と地球のための金融機関「Triodos Bank」

   https://note.com/siif_pr/n/n38c0d483c771

   パースペクティブ 社会システムの複雑さを知る「課題構造分析」

   https://note.com/siif_pr/n/n12919c0ae01f


<システムチェンジを目指すSIIFの実践>

   SIIFICウェルネスファンド

   https://www.siif.or.jp/case_study/siific_wellness_fund/

   システムチェンジコレクティブ

   https://www.siif.or.jp/systems-change-collective/

システムチェンジ HPhttps://www.siif.or.jp/system_change/

社会変革推進財団(SIIF)       

 2013年より日本財団内においてインパクト投資に関する調査研究に着手し、日本財団から助成金を受けて、2017年社会的投資推進財団として設立されました。その後、2019年社会変革推進機構と合併し、社会変革推進財団となりました。GSG国内諮問委員会の設立や賛同メンバーの招集や、インパクト投資における提言書や現状を記した報告書の発行、金融庁との共催で金融機関等との勉強会の開催などインパクト投資の推進のための活動をしています。様々な社会課題が山積する日本において、自助・公助・共助の枠組みを超え、社会的・経済的な資源が循環する社会の実現を目指し活動をしています。