【⽇経CNBC・投資家アンケート】2024年に有望なのは日米どちら?「日本株」の予想が48%で「米国株」の30%を上回る

株式会社日経CNBCのプレスリリース

株式会社日経CNBC(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:竹之内源市、以下「日経CNBC」)は5月9日、現役の投資家を対象に2024年5月1日~5月7日にインターネットで実施した「今年有望な投資先は米国株と日本株のどちらか」に関するアンケート結果を発表しました。結果は以下の通りです。

詳細ページURL ⇒ https://www.nikkei-cnbc.co.jp/information/2669815

今年有望なのは米国株?日本株?
2024年、株価パフォーマンスの面で有望なのは米国株?それとも日本株?

アンケートは”今年有望なのは米国株?日本株?”という質問に対し、「米国株」「日本株」「分からない・どちらでもない」の3つの選択肢から選んでもらう形で実施しました。その結果、日本株と答えた投資家が48.2%を占めました。「米金利の高止まりで米国株優位は薄れている」など日米の金利差を意識した回答や、「円安に加えて低PBR、PER優良株が多い日本株を海外の投資会社が放っておくとは思えません」といった回答が見られました。

一方で「米国株」との回答は30.0%。「米国はエヌビディア等、世界に冠たるIT企業が多い」など世界の株高をけん引するAI・半導体関連企業の強さを挙げる回答や、「アメリカ大統領選挙が行われるため、いずれの候補者も景気が悪化するような政策を発表することはない」と予想する声も聞かれました。

また、「分からない・どちらでもない」との回答は21.8%。「日米の金融政策の行方、それに伴う為替の変動が不透明で地政学リスクもある」といった声がありました。

5月10日(金)に放送した「昼エクスプレス」では、日経CNBCの直居敦と岡村友哉が調査結果やその背景について語りました。

〈日経CNBC 解説委員長 直居敦〉

想像以上に日本株優位とみている方が多かった印象で、少々びっくりした。ただ、今年ここまでの株式相場をみれば自然なことかもしれない。「はるかに情報をとりやすいので日本株に投資する」といったコメントをいくつかいただいた。もっともなご意見だと改めて感じた。

〈日経CNBC キャスター 岡村友哉〉

日本株優位とみている方が多いのは、相場好調な今年ならではの結果のようにも思える。コメントにあったように、海外投資家から日本の割安優良株に注目が集まっていると思うが、中小型の割安優良株はなかなか注目されない。もっと日本人投資家が目を向けてほしい。

●番組の映像は「日経CNBC online」とYouTubeチャンネルで無料公開

〈日経CNBC online〉以下のURLで無料公開中です。

 ⇨ https://online.nikkei-cnbc.co.jp/vod/51633

〈YouTube〉日経CNBC公式YouTubeチャンネルで5月12日(日)13時に公開予定です。

 ⇨ https://www.youtube.com/@NikkeiCNBC

アンケートで寄せられたコメントの一部をご紹介します。

  • 「日本株」を選択された方のコメント

・米金利の高止まりで米国株優位は薄れている。日本の金利は急に上がるとは思えないし、今年中に為替相場が急に円高が進むとは考えにくい。そうだとすると日本の輸出企業は引き続き決算に期待できそうで、日経平均4万円達成後調整している日本株の方が有望だと思ってます。ただし、来年も有望かは別ですが。(大川さんが頼り)

・それがわかれば苦労しないと言いたいところですが、株価上昇の最大の推進力である利下げが後ずれしそうな米国株より、利上げが難しそうな日本株に利がありそうです。(renbajinharuhi【れんばじんはるひ】)

・円安に加えて低PBR、PER優良株が多い日本株を海外の投資会社が放っておくとは思えません。年末には日本株は新たな段階に昇華するかと。(ニーサユーツー)

・上がるとすれば断然日本株でしょう。CPIのほとんどの部分は原油相場に左右されるので、地政学リスクが続く限り原油は高止まりCPIも高止まる。利下げの遠のいたダウはもたつき、ないしは下降気味の中、介入効果も薄く円安基調が続き、日本企業の業績アップも続く。外資の流入もさらに加速すると予想します。米大統領選挙までの日本株優位はゆるぎないと見ています。(いつもいつも心に曽根キャスター)

・最近落ちたとはいえ年始から上がってる分もあるし、NISAで投資を始めた人が周りにも増えていることが実感できるから。その投資先は結局オルカンもしくは米国だけど。(佐久間さんのファン)

  • 「米国株」を選択された方のコメント

・日本株は半導体関連株に引っ張られているだけで、もうそれは上値のような気がします。かといって他の株は海外投資家からは目を向けられないだろうなあと思います。ということで同じようにマグニフィセント7株はまだまだ上がりそうな気配なので米国株有望ということです。(SMAT)

・米国はエヌビディア等、世界に冠たるIT企業が多い。過去30年間の株価のパフォーマンスも米国が高い。今後も日本が米国を上回るのは難しい。(KBOX)

・米国はほぼ確実に利下げ方向、対して日本はほぼ確実に利上げ方向である。かつ米国大統領選、円安是正を望む日本の事情、25年3月期の日本企業のEPS向上がそれほど見込めない等の要素も考慮の上、米国株優位は不動と思う。(頑張る投資家)

・アメリカ大統領選挙が行われるため、いずれの候補者も景気が悪化するような政策を発表することはないはず。「もしトラ」となれば、自分大好きトランプ氏が景気のいいことを沢山言うだろうから、そのたびにアメリカ株は上げていくだろう。(曾根さん大好き)

  • 「分からない・どちらでもない」を選択された方のコメント

・どちらが有望か分かりませんが、投資をするなら日本株です。なんと言っても情報量が違います。情報を持たずして戦うは、竹槍を持って戦に臨むのと同じです。勝てる訳がない!?・・・・と日本株でも苦戦している私は思うのであります。(ひまわり)

・日米の金融政策の行方、それに伴う為替の変動が不透明で地政学リスクもあるので臨機応変に今年はなりそうです。ただし中長期には変革著しい日本株優位と思いますのでコツコツ日本株に投資するのがいいと考えてます。(REY)

・円ベースで考えた場合、為替の状況次第で大きな変動も起こりうるため、予測することが難しい。また、米国景気のピークアウトも日本経済や株価に大きく影響することもポイントとなってくると思うから。(くろまめ)

調査対象 :日経CNBC視聴者
有効回答数:110件(20代~80代の現役の投資家)
調査期間 :2024年5月1日~2024年5月7日
調査主体 :株式会社 日経CNBC

  • 日経CNBCについて

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