マンション管理業協会 × SuMiTPFC「マンション管理適正評価制度」と連携したローンの提供を開始

8か月前

中古マンションの流通促進とマンションにお住いの方のリフォーム等のニーズに対応

三井住友トラスト・パナソニックファイナンス株式会社のプレスリリース

　一般社団法人マンション管理業協会（東京都港区、理事長：高松茂「以下：マンション管理業協会」）と三井住友トラスト・パナソニックファイナンス株式会社（東京都港区、取締役社長：浜野敬一「以下：SuMiTPFC」）は、適正に管理された中古マンションの流通促進とマンションにお住いの方の近年のリフォーム等のニーズに対応するため、2024年4月11日より、マンション管理業協会の「マンション管理適正評価制度」において管理状態が良好（3ツ星以上）な物件にお住いの方（個人のお客さま）に対して、SuMiTPFCによる目的別ローンの提供を開始します。

中古マンションを取り巻く環境

　国土交通省によると、国内の中古マンションのストック総数は、2022年末時点で約694万戸あると推計されています。また近年のマンション市場は、中古マンションの成約戸数が新築を上回る状況が続くなど、新築中心から中古マンションのストック活用へとニーズが変化しています。中古マンションでは築40年を超える「高経年マンション」も増加するなか、これまで管理状態に関する判断基準がなく、良好なマンションストックの形成と流通促進が課題とされています。

　こうした課題に対処するため、マンション管理業協会では、適切に管理されているマンションが市場で評価される仕組みとして、全国共通の管理に関わる評価基準を策定。マンションの管理状態や管理組合の運営状態を６段階で評価し、インターネットを通じて情報を公開する「マンション管理適正評価制度」を、2022年4月に創設しました。

目的別ローン提供開始の背景

　「マンション管理適正評価制度」の一般ユーザー向けサイト（※1）においては、2024年３月末時点で、約4,000件の物件が登録・掲載されています。マンション管理業協会では、物件の登録・掲載件数を2024年度末に10,000件まで拡大するため、不動産流通業者との情報連携など、本制度の認知向上、管理組合による利用促進を図っています。

　SuMiTPFCでは、マンション管理組合に対する大規模修繕ローンやリフォーム工事会社と連携した個人向けのリフォームローン等を提供しています。昨今、高齢化により室内（占有部分）のバリアフリー化や、テレワークの普及により執務スペースを設ける間取りへのリフォーム・リノベーションの注目が高まるなか、今般、「マンション管理適正評価制度」で管理状態が良好（3ツ星以上）な物件にお住いの方（個人のお客さま）に対してリフォームローン等の目的別ローンを提供することで、良好なマンションストックの形成と中古マンションの流通促進、加えてリフォーム・リノベーションを検討する個人のお客さまのニーズに、ファイナンス面から貢献していきます。

目的別ローンの概要

　自宅のリフォームをはじめ、自動車の購入や子どもの教育費用、介護費用、冠婚葬祭費用など、多様な用途に利用できるローンです。WEB上で申込から契約締結まで完結できます。（※2）、（※3）

リフォームローン	固定金利と変動金利を用意。増改築、改装、修理等に対応可能
リフォームローン（プラス借換型）	既存の住宅ローンと新たに組まれるリフォームローンを一本化
オートローン	新車･中古車、どちらでも利用可能
教育ローン	入学金、教材費、海外留学など子どもの学ぶ意欲を応援
目的ローン	介護関連費用、冠婚葬祭費用、旅行費用などライフイベントをサポート