中枢系疾患治療薬を開発するNeusignal Therapeutics株式会社に出資

三菱UFJキャピタル株式会社のプレスリリース

三菱UFJキャピタル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 葛西 洋一)は、同社が運営するファンド(三菱UFJライフサイエンス4号投資事業有限責任組合)より、中枢系疾患治療薬を開発するNeusignal Therapeutics株式会社に対し、2024年3月1日に出資したことをお知らせいたします。

  • Neusignal Therapeutics株式会社について

Neusignal Therapeutics社は東北大学医薬品開発研究センターの森口茂樹准教授の研究成果を基に、中枢系疾患に対する治療薬開発を行う東北大学発の創薬スタートアップです。
中枢系疾患の1つであるアルツハイマー型認知症は、急速な高齢化を背景に患者数が増加しており、世界的に治療薬の開発が行われておりますが、依然としてアンメットメディカルニーズが非常に大きい領域です。Neusignal Therapeutics社は新規作用機序を有する低分子医薬品の開発を通じて、アルツハイマー型認知症に苦しむ患者様の治療満足度向上、ご家族の皆様・介護者様の負担軽減等への貢献を目指しております。

  • 出資背景

中枢神経系疾患の1つであるアルツハイマー型認知症に低分子医薬品の力で克服しようとするNeusignal Therapeutics社の取り組みに強く共感しました。新規の作用機序を有する治療薬の開発であり、クリアすべき課題は多いと思いますが、中枢神経系疾患に苦しむ患者さんに向けて多くの医薬品を送り出せる企業に成長できるよう、支援してまいります。

【Neusignal Therapeutics 概要】
会社名:Neusignal Therapeutics株式会社
所在地:東京都中央区日本橋本町3丁目11-5
代表者:代表取締役 吉田 欣史
設 立:2022年4月1日
事業内容:認知症・精神疾患治療薬の研究・開発, 脳疾患に関する創薬シーズ探索
U R L :https://neusignal-tx.com/

【三菱UFJキャピタル株式会社について】

三菱UFJキャピタルは、1974年に設立以来、三菱UFJフィナンシャル・グループのベンチャーキャピタルとして業界をリードするノウハウを提供し、幅広い業種に対する投資を行っています。IPOを実現されたお客さまは、幅広い業種にわたり約900社と、業界トップクラスの実績を有しています。

ライフサイエンス分野においては、2017年2月の1号ファンド以降、「三菱UFJライフサイエンス4号ファンド」(200億円)を含め計500億円と継続的にファンドを設立しています。ライフサイエンスに特化した民間ファンドの運営としては国内最大規模であり、創薬、再生医療、医療機器(デジタルヘルスを含む)などのベンチャー企業を対象に最長約12年間の期間で投資を行っています。バイオベンチャー投資にとどまらず、アカデミア創薬、製薬会社のカーブアウト案件、製薬会社の開発プロジェクトへの投資、医療機器関連にも注力しています。

◆会社概要
会社名:三菱UFJキャピタル株式会社
所在地:東京都中央区日本橋2丁目3番4号 日本橋プラザビル7F
代表者:代表取締役社長 葛西 洋一
設 立:1974年8月1日
事業内容:ベンチャーキャピタル事業
U R L :https://www.mucap.co.jp/

◆三菱UFJライフサイエンス4号投資事業有限責任組合について
投資対象:創薬、創薬基盤、再生医療、医療機器などを中心としたライフサイエンス分野
無限責任組合員:三菱UFJキャピタル株式会社
出資者:株式会社三菱UFJ銀行、三菱UFJキャピタル株式会社
設 立:2023年3月28日
ファンド総額:200億円